1 00:00:00,000 --> 00:00:03,000 ウバザメは素晴らしい生き物です ただただ素晴らしいです 2 00:00:03,000 --> 00:00:05,000 ウバザメは10メートルにも成長します 3 00:00:05,000 --> 00:00:07,000 もっと大きくなるという人もいます 4 00:00:07,000 --> 00:00:09,000 そして最大で2トンにまでなります 5 00:00:09,000 --> 00:00:11,000 5トンにまでなるという人もいますけどね 6 00:00:11,000 --> 00:00:13,000 世界で2番目に大きい魚です 7 00:00:13,000 --> 00:00:16,000 ウバザメはプランクトンを食べる害のない動物です 8 00:00:16,000 --> 00:00:18,000 そしてウバザメは毎時1キロ立方メートルの水を 9 00:00:18,000 --> 00:00:21,000 ろ過することができると考えられています 10 00:00:21,000 --> 00:00:24,000 一日30キロの動物プランクトンを食べます 11 00:00:24,000 --> 00:00:26,000 ウバザメは本当に素晴らしいのです 12 00:00:26,000 --> 00:00:29,000 アイルランドでは幸運なことに たくさんのウバザメが生息していて 13 00:00:29,000 --> 00:00:31,000 それらを研究する多くの機会があります 14 00:00:31,000 --> 00:00:33,000 また何百年も前から 沿岸地域の住民にとって 15 00:00:33,000 --> 00:00:35,000 重要な魚でした 16 00:00:35,000 --> 00:00:38,000 特にクラダ、ダフ、コンネマラの 沿岸では 17 00:00:38,000 --> 00:00:40,000 自給農民が 帆船や無甲版船で 18 00:00:40,000 --> 00:00:42,000 沖合や 時にはアキル島の30マイル西にある 19 00:00:42,000 --> 00:00:44,000 サンフィッシュバンクと呼ばれる場所まで 20 00:00:44,000 --> 00:00:46,000 ウバザメ漁に出かけており 21 00:00:46,000 --> 00:00:48,000 とても大切なものでした 22 00:00:48,000 --> 00:00:50,000 これは1700年代1800年代の古い木版画です 23 00:00:50,000 --> 00:00:53,000 ウバザメはとても大切でした 肝臓から油が取れたからです 24 00:00:53,000 --> 00:00:55,000 体の1/3は油がたっぷりつまった肝臓で 25 00:00:55,000 --> 00:00:57,000 肝臓から何ガロンもの油が得られます 26 00:00:57,000 --> 00:00:59,000 その油は主に照明のために使われましたが 27 00:00:59,000 --> 00:01:01,000 傷の手当やそのほかの目的にも使われました 28 00:01:01,000 --> 00:01:03,000 実際 1742年の 29 00:01:03,000 --> 00:01:05,000 ゴールウェイ、ダブリン、ウォーターフォードの街灯は 30 00:01:05,000 --> 00:01:07,000 サンフィッシュの油で灯されていました 31 00:01:07,000 --> 00:01:09,000 サンフィッシュというのはウバザメを示す単語の1つです 32 00:01:09,000 --> 00:01:11,000 つまりウバザメは本当に大切な動物だったのです 33 00:01:11,000 --> 00:01:14,000 ウバザメは長い間重宝されてきて 沿岸地域のコミュニティーには欠かせない存在でした 34 00:01:14,000 --> 00:01:17,000 おそらく世界中で最もよく記録されているウバザメ漁は 35 00:01:17,000 --> 00:01:19,000 アキル島のものでしょう 36 00:01:19,000 --> 00:01:21,000 これはアキル島にあるキーム湾です 37 00:01:21,000 --> 00:01:24,000 サメは以前この湾の中まで来ていました 38 00:01:24,000 --> 00:01:27,000 漁師は岬に網を張って 39 00:01:27,000 --> 00:01:29,000 他の網に沿うように引き伸ばしました 40 00:01:29,000 --> 00:01:32,000 サメは近くにやってくると網にぶつかり 網がサメの上にかぶさります 41 00:01:32,000 --> 00:01:34,000 するとサメは溺れるか窒息死します 42 00:01:34,000 --> 00:01:37,000 時に漁師は小さなカラックで漕ぎ出し 43 00:01:37,000 --> 00:01:39,000 ウバザメを首の後ろを槍でついて殺します 44 00:01:39,000 --> 00:01:42,000 そして網で引いてサメをパーティーン港まで持ち帰り 45 00:01:42,000 --> 00:01:44,000 煮出して油を使うのです 46 00:01:44,000 --> 00:01:47,000 ウバザメの身は 47 00:01:47,000 --> 00:01:51,000 飼料として使い ヒレも利用されました 48 00:01:51,000 --> 00:01:53,000 世界中のサメにとって最大の脅威は 49 00:01:53,000 --> 00:01:55,000 フカヒレにされることです 50 00:01:55,000 --> 00:01:57,000 私たちはしばしば「ジョーズ」の影響でサメを恐れます 51 00:01:57,000 --> 00:01:59,000 おそらく毎年5-6人が 52 00:01:59,000 --> 00:02:01,000 サメに殺されています 53 00:02:01,000 --> 00:02:04,000 最近も誰かが殺されましたよね ほんの数週間前のことです 54 00:02:04,000 --> 00:02:07,000 人間は年間1億頭ものサメを殺します 55 00:02:07,000 --> 00:02:09,000 ですから 私にはそのつり合いがわかりません 56 00:02:09,000 --> 00:02:12,000 人間がサメを恐れるよりも サメが人間を恐れていると思うのです 57 00:02:12,000 --> 00:02:14,000 その漁場の良い記録が残っています 58 00:02:14,000 --> 00:02:16,000 みなさんがご覧になっている通り 1950年代にピークを迎え 59 00:02:16,000 --> 00:02:18,000 年間1500頭のサメを漁獲していました 60 00:02:18,000 --> 00:02:21,000 その後急速に衰えました 典型的な乱獲で 61 00:02:21,000 --> 00:02:24,000 ストックを枯渇させたか 62 00:02:24,000 --> 00:02:26,000 繁殖のペースが低かったのでしょう 63 00:02:26,000 --> 00:02:28,000 漁師たちはこの期間に 64 00:02:28,000 --> 00:02:31,000 アキル島のキーム湾の突端部に 65 00:02:31,000 --> 00:02:33,000 麻のロープを張って 66 00:02:33,000 --> 00:02:35,000 12000頭のサメを漁獲したのです 67 00:02:35,000 --> 00:02:37,000 サメは1980年代の中ごろ 68 00:02:37,000 --> 00:02:40,000 特にウォーターフォード州の東ダンモアで獲れました 69 00:02:40,000 --> 00:02:43,000 そして2500から3000頭のサメが1985年までに 70 00:02:43,000 --> 00:02:45,000 多くはノルウェー船によって殺されました 71 00:02:45,000 --> 00:02:48,000 よく見えないですが ウバザメ漁のノルウェー船です 72 00:02:48,000 --> 00:02:50,000 見張り座にある黒いロープは 73 00:02:50,000 --> 00:02:52,000 この船がクジラ漁のためではなく 74 00:02:52,000 --> 00:02:54,000 サメ漁のためであることを示しています 75 00:02:54,000 --> 00:02:57,000 沿岸地域のコミュニティーにとってのウバザメの大切さは 76 00:02:57,000 --> 00:02:59,000 言語を通してもうかがえます 77 00:02:59,000 --> 00:03:01,000 私はアイルランド語をあまりよく話せません 78 00:03:01,000 --> 00:03:04,000 ケリー語でウバザメは”Ainmhide na seolta"" 79 00:03:04,000 --> 00:03:06,000 「羽の生えた怪物」として知られています 80 00:03:06,000 --> 00:03:09,000 また ""Liop an da lapa"" 81 00:03:09,000 --> 00:03:12,000 「2枚のヒレを持つ重く大きな動物」とも呼ばれます 82 00:03:12,000 --> 00:03:15,000 ""Liabhan mor""は「大きな動物」という意味です 83 00:03:15,000 --> 00:03:17,000 私の好きな ""Liabhan chor greine""は 84 00:03:17,000 --> 00:03:19,000 「偉大なる太陽の魚」を意味します 85 00:03:19,000 --> 00:03:21,000 素晴らしくて印象深い名前でしょう 86 00:03:21,000 --> 00:03:24,000 トーリー島はとても変わった場所で 「マルドゥーン」と呼びます 87 00:03:24,000 --> 00:03:26,000 誰もその理由は知りませんが 88 00:03:26,000 --> 00:03:28,000 この場にトーリー島出身の方がいないことを願います トーリー島は素晴らしいところです 89 00:03:28,000 --> 00:03:31,000 しかしそれ以上に島全体で 90 00:03:31,000 --> 00:03:33,000 「太陽魚」として知られています 91 00:03:33,000 --> 00:03:36,000 というのも 日が上ると日向ぼっこをするという習性によるものでしょう 92 00:03:36,000 --> 00:03:39,000 ウバザメが世界中で激減してしまったのではないかと 93 00:03:39,000 --> 00:03:41,000 心配されています 94 00:03:41,000 --> 00:03:43,000 ウバザメの数は減少していないと言う人もいます 95 00:03:43,000 --> 00:03:45,000 単にプランクトンの分布の変化なのかもしれません 96 00:03:45,000 --> 00:03:47,000 ウバザメは気候変動の 素晴らしい指標になるかもしれないと 97 00:03:47,000 --> 00:03:49,000 言われています 98 00:03:49,000 --> 00:03:51,000 なぜならウバザメは口を開けたまま泳ぎ回る 99 00:03:51,000 --> 00:03:53,000 継続的なプランクトン記録装置だからです 100 00:03:53,000 --> 00:03:56,000 現在ウバザメはIUCNで絶滅危惧種とされています 101 00:03:56,000 --> 00:03:59,000 ヨーロッパでは ウバザメの捕獲をやめようとする動きもあります 102 00:03:59,000 --> 00:04:02,000 ウバザメを捕獲することや 水揚げは禁止されており 103 00:04:02,000 --> 00:04:04,000 偶然捕まったウバザメでさえ水揚げできません 104 00:04:04,000 --> 00:04:06,000 アイルランドではウバザメは保護されていません 105 00:04:06,000 --> 00:04:08,000 実際アイルランドでは 大変重要な種で 106 00:04:08,000 --> 00:04:10,000 歴史的に見ても ウバザメとの関わりがあるのに 107 00:04:10,000 --> 00:04:13,000 法的規制が一切ありません 108 00:04:14,000 --> 00:04:16,000 私たちはウバザメについてほとんど知らないのです 109 00:04:16,000 --> 00:04:18,000 私たちが知っているのは 110 00:04:18,000 --> 00:04:20,000 ウバザメは水面に上がってくるということくらいのものです 111 00:04:20,000 --> 00:04:22,000 そして私たちはその水面に上がってくるという習性から 112 00:04:22,000 --> 00:04:24,000 ウバザメが何をしているのかを推測するのです 113 00:04:24,000 --> 00:04:27,000 マン島で開かれた会議で 昨年はじめて気付きました 114 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 ウバザメが定期的に頻繁にそして予想通りに 115 00:04:30,000 --> 00:04:33,000 水面へ日光浴をしに上がってくる地域に 暮らすことは 116 00:04:33,000 --> 00:04:35,000 いかに素晴らしいことでしょうか 117 00:04:35,000 --> 00:04:37,000 ウバザメを見て研究することができるというのが 118 00:04:37,000 --> 00:04:39,000 科学の分野で見ても素晴らしい機会であり 119 00:04:39,000 --> 00:04:41,000 ウバザメは驚くべき生物なのです 120 00:04:41,000 --> 00:04:44,000 ウバザメがいる環境は ウバザメを研究する素晴らしい機会を与えてくれます 121 00:04:44,000 --> 00:04:47,000 私たちがこの数年やっていて 昨年特に大きな変化があったのは 122 00:04:47,000 --> 00:04:50,000 サメにタグをつけて 123 00:04:50,000 --> 00:04:52,000 サメの視覚や動きなどについての情報を 124 00:04:52,000 --> 00:04:54,000 得たことでした 125 00:04:54,000 --> 00:04:56,000 私たちは 126 00:04:56,000 --> 00:04:58,000 私が主に活動していた 127 00:04:58,000 --> 00:05:01,000 北ドネガルと西ケリーの2つの地域に集中しました 128 00:05:01,000 --> 00:05:03,000 ハイテクなものは使わずに 129 00:05:03,000 --> 00:05:05,000 とてもシンプルに太くて長い棒でタグを付けました 130 00:05:05,000 --> 00:05:07,000 これは先端にタグが付いた 131 00:05:07,000 --> 00:05:09,000 釣竿のようなものです 132 00:05:09,000 --> 00:05:12,000 ボートの上からサメにタグをつけます 133 00:05:12,000 --> 00:05:14,000 これは大変に効果的でした 134 00:05:14,000 --> 00:05:16,000 私たちは去年の夏105頭のサメにタグをつけ 135 00:05:16,000 --> 00:05:18,000 イニショーエン半島の沖では 136 00:05:18,000 --> 00:05:20,000 3日間に50頭のサメをタグ付けしました 137 00:05:20,000 --> 00:05:23,000 問題は接近すること 正しい時と場所にいるということでした 138 00:05:23,000 --> 00:05:25,000 しかしこれはとても単純で簡単でした 139 00:05:25,000 --> 00:05:27,000 それがどんなものだったか皆さんにお見せしましょう 140 00:05:27,000 --> 00:05:29,000 実際にサメを録画するために 141 00:05:29,000 --> 00:05:31,000 棒に付けたカメラをボートの上から使いました 142 00:05:31,000 --> 00:05:33,000 1人がサメの性別を見極めました 143 00:05:33,000 --> 00:05:36,000 いくつかの ハイテクの人工衛星タグも使いました 144 00:05:36,000 --> 00:05:38,000 これがそのタグです 145 00:05:38,000 --> 00:05:40,000 タグからのデータを保存します 146 00:05:40,000 --> 00:05:42,000 人工衛星タグは雲や降水がなく 147 00:05:42,000 --> 00:05:44,000 シグナルが人工衛星に送れる時だけ機能します 148 00:05:44,000 --> 00:05:47,000 そしてもちろん サメ や魚はほとんどの時間水面下にいます 149 00:05:47,000 --> 00:05:50,000 つまりこのタグはサメのいる場所 150 00:05:50,000 --> 00:05:53,000 タイミングと太陽の位置 151 00:05:53,000 --> 00:05:55,000 さらに水温と水深も記録しました 152 00:05:55,000 --> 00:05:58,000 そこから経路を再構成すればよいのです 153 00:05:58,000 --> 00:06:01,000 何が起きるのかというと タグを一定の期間が経つとサメから外れるようにします 154 00:06:01,000 --> 00:06:03,000 その期間とは8か月でした 155 00:06:03,000 --> 00:06:07,000 タグが外れ漂着し人工衛星と通信し 156 00:06:07,000 --> 00:06:10,000 全てのデータではありませんが 私たちにとって十分なデータを送ります 157 00:06:10,000 --> 00:06:12,000 ウバザメが水面下にいるときの行動と生態を知るための 158 00:06:12,000 --> 00:06:15,000 唯一の方法でした 159 00:06:15,000 --> 00:06:18,000 ここに私たちが行ったいくつかの地図があります 160 00:06:18,000 --> 00:06:21,000 この地図で私たちがケリー沖でタグ付けをしたことが お分かりいただけます 161 00:06:21,000 --> 00:06:24,000 8か月間アイルランドの海で過ごしていました 162 00:06:24,000 --> 00:06:26,000 クリスマスの日には大陸棚の外側でした 163 00:06:26,000 --> 00:06:28,000 こちらはまだ私たちが海水面の温度と水深とをあわせた 164 00:06:28,000 --> 00:06:30,000 現地調査を行っていないものです 165 00:06:30,000 --> 00:06:32,000 もう一頭のサメもほとんどの時間を 166 00:06:32,000 --> 00:06:34,000 アイルランドの海の中あるいはその周辺で過ごしました 167 00:06:34,000 --> 00:06:36,000 去年マン島にいる同僚が 168 00:06:36,000 --> 00:06:38,000 タグ付けしたサメは マン島からノバスコシアまで 169 00:06:38,000 --> 00:06:41,000 約90日かけて移動しました 170 00:06:41,000 --> 00:06:44,000 9500キロメートルあります そんなことが起きるなんて思ってもいませんでした 171 00:06:44,000 --> 00:06:46,000 アメリカにいる別の同僚は 172 00:06:46,000 --> 00:06:49,000 マサチューセッツ沖で20頭にタグをつけましたが 動作しませんでした 173 00:06:49,000 --> 00:06:51,000 彼はタグを付けた場所だけを知っています 174 00:06:51,000 --> 00:06:53,000 またにタグが漂着した場所だけがわかりました 175 00:06:53,000 --> 00:06:55,000 彼のタグはカリブ海や 176 00:06:55,000 --> 00:06:57,000 ブラジルであがりました 177 00:06:57,000 --> 00:06:59,000 私たちはウバザメは温暖な気候に住む動物で 178 00:06:59,000 --> 00:07:01,000 アイルランドの緯度にしか住んでいないと思っていました 179 00:07:01,000 --> 00:07:04,000 しかし実際は赤道も横切っています 180 00:07:04,000 --> 00:07:06,000 私たちがウバザメについて知ろうとしているのは 181 00:07:06,000 --> 00:07:08,000 このようにとても単純なことです 182 00:07:08,000 --> 00:07:11,000 驚くべきそして不思議なことの1つに 183 00:07:11,000 --> 00:07:13,000 サメの遺伝子にあまり多様性がないということが 184 00:07:13,000 --> 00:07:16,000 あげられると思います 185 00:07:16,000 --> 00:07:19,000 私は遺伝学者ではないので 遺伝子について理解していると言うつもりはありません 186 00:07:19,000 --> 00:07:22,000 共同研究するメリットはまさにこれです 187 00:07:22,000 --> 00:07:24,000 私はフィールドワークの人間なので 188 00:07:24,000 --> 00:07:26,000 もし私が長時間白衣をきて 研究室にこもらなければならないとしたら 189 00:07:26,000 --> 00:07:29,000 私にはとても耐えられません 190 00:07:29,000 --> 00:07:32,000 ですから私たちは遺伝子について知っている 遺伝学者と一緒に研究をするのです 191 00:07:32,000 --> 00:07:34,000 彼らがウバザメの遺伝子を見て 192 00:07:34,000 --> 00:07:37,000 ウバザメの遺伝子の多様性は 非常に低いということを見つけました 193 00:07:37,000 --> 00:07:39,000 遺伝子の一番最初の1列を見れば 194 00:07:39,000 --> 00:07:42,000 異なる種類のサメがとても似ているということがわかります 195 00:07:42,000 --> 00:07:44,000 私が思うにこれは 196 00:07:44,000 --> 00:07:46,000 それらはどれもサメで共通の祖先から 派生しているのではないでしょうか 197 00:07:46,000 --> 00:07:49,000 両親から伝えられる遺伝子の 198 00:07:49,000 --> 00:07:52,000 ヌクレオチドの多様性を見れば 199 00:07:52,000 --> 00:07:55,000 ウバザメは 200 00:07:55,000 --> 00:07:57,000 他の種類のサメと比べて 201 00:07:57,000 --> 00:07:59,000 多様性が一ケタ低いということがわかります 202 00:07:59,000 --> 00:08:01,000 この研究は2006年に行われました 203 00:08:01,000 --> 00:08:04,000 2006年以前は ウバザメ遺伝子の多様性について 何も知られていませんでした 204 00:08:04,000 --> 00:08:07,000 私たちは知らなかったのです ウバザメはいくつもの異なる集団に分類されるのか? 205 00:08:07,000 --> 00:08:09,000 分集団はあるのか? 206 00:08:09,000 --> 00:08:11,000 生息数と状況について知る上では 207 00:08:11,000 --> 00:08:13,000 とても重要でした 208 00:08:14,000 --> 00:08:16,000 ですからアバディーンのレス・ノーブルは 209 00:08:16,000 --> 00:08:18,000 この情報は少し信じ難いと考えました 210 00:08:18,000 --> 00:08:21,000 そこで彼はマイクロサテライトを使った 211 00:08:21,000 --> 00:08:24,000 別の研究を行いました 212 00:08:24,000 --> 00:08:27,000 これはもっとお金も時間もかかるものでした 213 00:08:27,000 --> 00:08:30,000 そして驚くべきことにほとんど同じ結果が得られたのです 214 00:08:30,000 --> 00:08:32,000 ウバザメはなぜか 215 00:08:32,000 --> 00:08:35,000 とても低い多様性しか持っていない ということがわかったのです 216 00:08:35,000 --> 00:08:37,000 12000年前に起きた 遺伝子のせばまり 217 00:08:37,000 --> 00:08:39,000 によるものと考えられています 218 00:08:39,000 --> 00:08:42,000 そしてこれがとても低い多様性の原因となっているのです 219 00:08:42,000 --> 00:08:44,000 同じようにプランクトンを食べる大きなサメである 220 00:08:44,000 --> 00:08:47,000 ジンベイザメは 221 00:08:47,000 --> 00:08:49,000 より多様性を持っています 222 00:08:49,000 --> 00:08:51,000 つまりこれは理屈に合わないということになります 223 00:08:51,000 --> 00:08:53,000 世界中のどの海のウバザメにも 224 00:08:53,000 --> 00:08:56,000 遺伝子の分化がないということを見つけ出しました 225 00:08:56,000 --> 00:08:58,000 つまり世界中で見つかるウバザメの間に 226 00:08:58,000 --> 00:09:00,000 太平洋、大西洋、ニュージーランド、アイルランド あるいは南アフリカでも 227 00:09:00,000 --> 00:09:03,000 遺伝的な相違が見つからないのです 228 00:09:03,000 --> 00:09:05,000 基本的に同じようにみえます 229 00:09:05,000 --> 00:09:08,000 しかしこれは驚くべきことでしょう 予想もしなかったことなのではないでしょうか 230 00:09:08,000 --> 00:09:10,000 私には理解できません 理解できる振りもしません 231 00:09:10,000 --> 00:09:12,000 遺伝学者にも理解できないかもしれませんが 232 00:09:12,000 --> 00:09:14,000 数字が出てきます 233 00:09:14,000 --> 00:09:16,000 遺伝子の多様性から 234 00:09:16,000 --> 00:09:18,000 生息数を推定することができるのです 235 00:09:18,000 --> 00:09:21,000 ルス・ホーゼルは実質的な生息数を計算しました 236 00:09:21,000 --> 00:09:23,000 8200頭です 237 00:09:23,000 --> 00:09:25,000 たったこれだけです 238 00:09:25,000 --> 00:09:27,000 世界中に8000頭です 239 00:09:27,000 --> 00:09:29,000 「そんなばかな ありえない」 こう考えているのではないでしょうか 240 00:09:29,000 --> 00:09:31,000 レスのほうが詳細な研究をし 241 00:09:31,000 --> 00:09:33,000 9000頭と導きだしました 242 00:09:33,000 --> 00:09:36,000 異なるミクロサテライトを使うと異なる結果が得られます 243 00:09:36,000 --> 00:09:39,000 しかしこれらのありとあらゆる研究の平均は 244 00:09:39,000 --> 00:09:41,000 約5000頭だということになりました 245 00:09:41,000 --> 00:09:43,000 私はこの数字を個人的には信じませんが 246 00:09:43,000 --> 00:09:45,000 私は懐疑的ですからね 247 00:09:45,000 --> 00:09:47,000 しかし数字をどんなに操作しても 248 00:09:47,000 --> 00:09:50,000 せいぜい20000頭という数字です 249 00:09:50,000 --> 00:09:52,000 1970年代と1950年代に 250 00:09:52,000 --> 00:09:55,000 アキル島沖で何頭のサメが殺されたか覚えていますか 251 00:09:55,000 --> 00:09:57,000 その数字が私たちに伝えていることは 252 00:09:57,000 --> 00:10:00,000 個体数が非常に少ないので 253 00:10:00,000 --> 00:10:02,000 この種が絶滅してしまう危機があるということです 254 00:10:02,000 --> 00:10:05,000 20000頭のうち8000頭はメスだと考えられています 255 00:10:05,000 --> 00:10:08,000 世界中にたった8000頭しか メスのウバザメがいないのでしょうか 256 00:10:08,000 --> 00:10:10,000 私にはわかりません それを信じることはできません 257 00:10:10,000 --> 00:10:12,000 いったい何が問題かと言えば 258 00:10:12,000 --> 00:10:14,000 サンプルに制約があるということです 259 00:10:14,000 --> 00:10:16,000 十分に詳細な 260 00:10:16,000 --> 00:10:18,000 遺伝子を調べるために必要な 261 00:10:18,000 --> 00:10:20,000 十分なサンプルを得ていないのです 262 00:10:20,000 --> 00:10:23,000 ではいったい遺伝子分析のためのサンプルは 263 00:10:23,000 --> 00:10:25,000 いったいどこからきているのでしょうか 264 00:10:25,000 --> 00:10:27,000 明確な情報源の1つに死んだサメがあります 265 00:10:27,000 --> 00:10:29,000 死んだサメは浜に打ち上げられます 266 00:10:29,000 --> 00:10:32,000 運が良ければアイルランドの浜に打ち上げられた 267 00:10:32,000 --> 00:10:34,000 死んだサメを年間2-3頭得ることができます 268 00:10:34,000 --> 00:10:36,000 また別の情報源としては混獲があります 269 00:10:36,000 --> 00:10:39,000 私たちは流し網でかなり捕獲しましたが 270 00:10:39,000 --> 00:10:42,000 これは現在では禁止されていて サメにとってはいいニュースです 271 00:10:42,000 --> 00:10:44,000 底引き網で捕まるサメもいました 272 00:10:44,000 --> 00:10:47,000 これはクリスマスの前に ホースに水揚げされたサメです 273 00:10:47,000 --> 00:10:50,000 EUの法律では水揚げは禁止されているので 違法です 274 00:10:50,000 --> 00:10:53,000 1キロ当たり8ユーロでサメのステーキとして売られました 275 00:10:53,000 --> 00:10:56,000 それが違法だといわれるまで レシピを壁に張り出しさえしていました 276 00:10:56,000 --> 00:10:59,000 彼らはそれに対して罰金を払いました 277 00:10:59,000 --> 00:11:01,000 私が皆さんにお見せしたこれらの研究を見ると 278 00:11:01,000 --> 00:11:04,000 世界中のサンプル数の合計は 279 00:11:04,000 --> 00:11:06,000 現在86頭です 280 00:11:06,000 --> 00:11:08,000 それはとても重要な研究で 281 00:11:08,000 --> 00:11:10,000 とても鋭い疑問を投げかけ 282 00:11:10,000 --> 00:11:12,000 集団の大きさ 分集団 構成について 283 00:11:12,000 --> 00:11:15,000 知ることができますが 284 00:11:15,000 --> 00:11:18,000 サンプル不足によって解釈が制約されています 285 00:11:18,000 --> 00:11:20,000 サメにタグをつけるとき 286 00:11:20,000 --> 00:11:23,000 肋骨の正面にタグをこのようにつけ 287 00:11:23,000 --> 00:11:25,000 時々サメは反応します 288 00:11:25,000 --> 00:11:28,000 私たちがドネガルのマリンヘッドにいたとき 289 00:11:28,000 --> 00:11:31,000 1頭のサメがボートの横を尻尾でたたいてきました 290 00:11:31,000 --> 00:11:34,000 どうやら タグを付けられたことよりも 291 00:11:34,000 --> 00:11:36,000 ボートが近づいたことに驚いたようだったのです 292 00:11:36,000 --> 00:11:39,000 問題はありませんでした ただ私たちが濡れたというだけです 293 00:11:39,000 --> 00:11:41,000 それから私とエメットが 294 00:11:41,000 --> 00:11:43,000 マリンヘッドの桟橋に戻ると 295 00:11:43,000 --> 00:11:46,000 私は黒い粘液が船の前側についていることに 気が付きました 296 00:11:46,000 --> 00:11:48,000 私は以前 長い間商業用の漁船に乗り組んでいたのですが 297 00:11:48,000 --> 00:11:50,000 漁師たちが 298 00:11:50,000 --> 00:11:52,000 ウバザメが網にかかったときは黒い粘液を残していくから 299 00:11:52,000 --> 00:11:54,000 必ずわかると言っていたことを思い出しました 300 00:11:54,000 --> 00:11:56,000 これは サメのものに違いないと考えたのです 301 00:11:56,000 --> 00:11:58,000 私たちは遺伝学研究の為に 302 00:11:58,000 --> 00:12:00,000 組織のサンプルを手に入れたいと思っていました 303 00:12:00,000 --> 00:12:02,000 とても価値があることを 知っていたからです 304 00:12:02,000 --> 00:12:04,000 私たちは伝統的な方法も試したのでした 305 00:12:04,000 --> 00:12:06,000 ボウガンです 写真のようにボウガンを持っています 306 00:12:06,000 --> 00:12:09,000 クジラやイルカから遺伝子研究のサンプルを 採取するときにも使います 307 00:12:09,000 --> 00:12:11,000 いろいろ試した中でこれも試しましたが 308 00:12:11,000 --> 00:12:13,000 サメの肌は非常に強かったので 309 00:12:13,000 --> 00:12:15,000 私の矢が折れただけでした 310 00:12:15,000 --> 00:12:17,000 こうやってサメのサンプルを得ることは不可能で 311 00:12:17,000 --> 00:12:20,000 うまくいかなかったのです 312 00:12:20,000 --> 00:12:23,000 だからボートのふちについた黒い粘液を見たとき 313 00:12:23,000 --> 00:12:26,000 私は「この世で与えられたものを使えれば...」と思いました 314 00:12:26,000 --> 00:12:28,000 そして私はその粘液をこすり落としました 315 00:12:28,000 --> 00:12:31,000 遺伝学者に送るための アルコールの入った小さな試験管を持っていました 316 00:12:31,000 --> 00:12:33,000 粘液をこすり落としそれをアバディーンに送りました 317 00:12:33,000 --> 00:12:35,000 そして私は「試してみてください」と言いました 318 00:12:35,000 --> 00:12:37,000 それは数か月間放っておかれました 319 00:12:37,000 --> 00:12:39,000 マン島で会議があったからという理由だけでです 320 00:12:39,000 --> 00:12:41,000 しかし私はメールを送り続けました 321 00:12:41,000 --> 00:12:43,000 「私が送った粘液はもう調査していただけましたか」 322 00:12:43,000 --> 00:12:45,000 すると彼は「うん うん 後でやりますよ」 323 00:12:45,000 --> 00:12:47,000 彼はそれをやったほうがいいとは思ったようです 324 00:12:47,000 --> 00:12:49,000 私はそれまでに彼に会ったことはなく 325 00:12:49,000 --> 00:12:51,000 分析しなかったら 面目を失いそうだったからです 326 00:12:51,000 --> 00:12:54,000 彼は粘液から実際にDNAを採取できたことに びっくりしたようです 327 00:12:54,000 --> 00:12:56,000 彼らはそれを分析し 328 00:12:56,000 --> 00:12:58,000 ウバザメのDNAであると 329 00:12:58,000 --> 00:13:01,000 確認しました 330 00:13:01,000 --> 00:13:03,000 彼はとても興奮したようです 331 00:13:03,000 --> 00:13:06,000 それは「サイモンのサメの粘液」として 知られるようになりました 332 00:13:06,000 --> 00:13:09,000 「これを使ってもっと研究ができる」と私は思いました 333 00:13:09,000 --> 00:13:11,000 そして私たちは 334 00:13:11,000 --> 00:13:13,000 もう少し粘液を採取しよう と考えました 335 00:13:13,000 --> 00:13:17,000 衛星タグには3500ユーロ出しましたが 336 00:13:19,000 --> 00:13:22,000 キルラッシュの地元の雑貨屋で 337 00:13:22,000 --> 00:13:25,000 7.95ユーロをモップの柄と 338 00:13:25,000 --> 00:13:27,000 さらに安いオーブンクリーナーに 339 00:13:27,000 --> 00:13:30,000 投資しようと思いました 340 00:13:30,000 --> 00:13:33,000 オーブンクリーナーをモップの柄の先端に巻き付け 341 00:13:33,000 --> 00:13:35,000 今か今かと 342 00:13:35,000 --> 00:13:38,000 サメと遭遇する機会を 343 00:13:38,000 --> 00:13:40,000 待ちました 344 00:13:40,000 --> 00:13:42,000 これは8月に差し掛かったころのことです 345 00:13:42,000 --> 00:13:44,000 通常サメのピークは6月7月なので 346 00:13:44,000 --> 00:13:46,000 8月にはほとんどサメは見られません 347 00:13:46,000 --> 00:13:49,000 8月中にサメを見つけるためには 偶然の現場にいなければなりません 348 00:13:49,000 --> 00:13:51,000 私たちは必死でした 349 00:13:51,000 --> 00:13:54,000 私たちはブラスケットにサメがいると聞いてすぐに 駆けつけ 350 00:13:54,000 --> 00:13:56,000 なんとか数頭のサメを見つけました 351 00:13:56,000 --> 00:13:58,000 ボートの下を泳いでいるサメを 352 00:13:58,000 --> 00:14:00,000 モップの柄でこすりました 353 00:14:00,000 --> 00:14:02,000 ボートの下にサメが泳いでいるのがわかりますね 354 00:14:02,000 --> 00:14:04,000 私たちは粘液を採集することができたのです 355 00:14:04,000 --> 00:14:06,000 そしてこれです 356 00:14:06,000 --> 00:14:09,000 この素敵な黒いサメの粘液を見てください 357 00:14:09,000 --> 00:14:12,000 約30分後 358 00:14:12,000 --> 00:14:15,000 私たちは5頭のサメから5つのサンプルが 359 00:14:15,000 --> 00:14:18,000 「サイモンのサメの粘液」のサンプリング法で得られました 360 00:14:18,000 --> 00:14:20,000 (笑) 361 00:14:20,000 --> 00:14:25,000 (拍手) 362 00:14:25,000 --> 00:14:28,000 私はアイルランドで20年間 クジラとイルカの研究をしてきました 363 00:14:28,000 --> 00:14:30,000 クジラとイルカはもう少し動的なものでした 364 00:14:30,000 --> 00:14:32,000 おそらくザトウクジラの映像を見たことがあると思います 365 00:14:32,000 --> 00:14:34,000 1-2か月前 私たちはウェックスフォード沖に出かけました 366 00:14:34,000 --> 00:14:37,000 皆さんは時に自分にはこの世の中に残す遺産があると 思うことがあるかもしれません 367 00:14:37,000 --> 00:14:39,000 私はザトウクジラが水面に顔を出したところや 368 00:14:39,000 --> 00:14:41,000 イルカのことを考えていました 369 00:14:41,000 --> 00:14:43,000 しかし 何かが目の前に差しだされた時 370 00:14:43,000 --> 00:14:45,000 それをただ受け取らなければなりません 371 00:14:45,000 --> 00:14:47,000 「サイモンのサメの液」が 歴史に引き継がれる 372 00:14:47,000 --> 00:14:49,000 私からの遺産かもしれません 373 00:14:49,000 --> 00:14:51,000 今年は 私たちはより多くのサンプル採集を続ける 374 00:14:51,000 --> 00:14:54,000 予算を獲得しました 375 00:14:54,000 --> 00:14:56,000 とても便利なことに 376 00:14:56,000 --> 00:14:59,000 私たちは棒の先に付けるカメラを使います 同僚のジョアンは 377 00:14:59,000 --> 00:15:01,000 棒につけたカメラでサメの下側を見られます 378 00:15:01,000 --> 00:15:04,000 皆さんが今ご覧になっているのは サメの背中にだらりと垂れている 379 00:15:04,000 --> 00:15:07,000 鰭脚を持つオスです 380 00:15:07,000 --> 00:15:09,000 だから サメの性別を簡単に見分けられます 381 00:15:09,000 --> 00:15:11,000 もし私たちがサメの性別を 382 00:15:11,000 --> 00:15:13,000 サンプリングする前にわかるとすると 383 00:15:13,000 --> 00:15:16,000 遺伝学者にそのサンプルは オスのものかメスのものか伝えられます 384 00:15:16,000 --> 00:15:18,000 その当時 遺伝子的にオスとメスの差を知る方法は 385 00:15:18,000 --> 00:15:20,000 何もなかったからです 386 00:15:20,000 --> 00:15:22,000 驚くべきことでした 387 00:15:22,000 --> 00:15:25,000 どのDNA配列を調べればよいか知られていなかったのです 388 00:15:25,000 --> 00:15:27,000 社会における 389 00:15:27,000 --> 00:15:29,000 ウバザメとその他の種の取引を 390 00:15:29,000 --> 00:15:32,000 取り締まるうえで 391 00:15:32,000 --> 00:15:36,000 サメの性別を見分けることはとても大切です 392 00:15:36,000 --> 00:15:38,000 いかなるサメも取引が禁止されているにもかかわらず 393 00:15:38,000 --> 00:15:40,000 捕獲され市場に出回っています 394 00:15:40,000 --> 00:15:42,000 フィールド生物学者として 395 00:15:42,000 --> 00:15:44,000 このような動物たちに出会ってみたいだけなのです 396 00:15:44,000 --> 00:15:46,000 できるだけ多くを学びたいのです 397 00:15:46,000 --> 00:15:49,000 期間の短いこともあります 季節的な制約もあります 398 00:15:49,000 --> 00:15:52,000 できるだけ多くをできるだけ短時間に学びたいだけなのです 399 00:15:52,000 --> 00:15:54,000 しかし遺伝学者などの 400 00:15:54,000 --> 00:15:57,000 たくさんの情報を読み取れる専門家に 401 00:15:57,000 --> 00:16:00,000 これらのサンプルと機会を与えられるというのは 402 00:16:00,000 --> 00:16:03,000 素敵なことではないでしょうか 403 00:16:03,000 --> 00:16:05,000 先にも言った通り 404 00:16:05,000 --> 00:16:08,000 奇妙な方法で届けられる何かを 掴み取ってください 405 00:16:08,000 --> 00:16:10,000 そうすることは私への科学の贈り物と思います 406 00:16:10,000 --> 00:16:13,000 死ぬまでにもっと劇的でロマンティックな 何かを得たいものですが 407 00:16:13,000 --> 00:16:16,000 今は 現状に感謝しています 408 00:16:16,000 --> 00:16:18,000 サメを見守っていてください 409 00:16:18,000 --> 00:16:21,000 もし興味があれば ウバザメに関するウェブサイトがあるのでご覧ください 410 00:16:21,000 --> 00:16:24,000 ご清聴ありがとうございました 411 00:16:24,000 --> 00:16:26,000 (拍手)