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Format: Layer, Start, End, Style, Name, MarginL, MarginR, MarginV, Effect, Text
Dialogue: 0,0:00:00.00,0:00:04.00,Default,,0000,0000,0000,,今SLAC国立加速器研究所にいます
Dialogue: 0,0:00:04.00,0:00:07.00,Default,,0000,0000,0000,,宇宙の謎を解明するためにコンピューティングが\Nどのように活用されているか見ていきます
Dialogue: 0,0:00:07.00,0:00:12.00,Default,,0000,0000,0000,,クライストロンギャラリーにいます\Nここは以前世界で一番長いビルでした
Dialogue: 0,0:00:15.00,0:00:18.00,Default,,0000,0000,0000,,あなたは今SLAC国立加速器研究所にいます
Dialogue: 0,0:00:18.00,0:00:26.00,Default,,0000,0000,0000,,築50年の研究所です　研究所の周りの街灯柱に\Nそれを示す旗がつけられています
Dialogue: 0,0:00:26.00,0:00:31.00,Default,,0000,0000,0000,,ここは約3．2キロメートルの直線加速装置を\N開発するために設立されました
Dialogue: 0,0:00:31.00,0:00:34.00,Default,,0000,0000,0000,,SLACはまだ加速器の研究所です
Dialogue: 0,0:00:34.00,0:00:41.00,Default,,0000,0000,0000,,主なサイエンスは加速粒子、新しい物質の状態の生成
Dialogue: 0,0:00:41.00,0:00:46.00,Default,,0000,0000,0000,,または加速粒子を使った物質の性質を\N調査することに基づいています
Dialogue: 0,0:00:46.00,0:00:51.00,Default,,0000,0000,0000,,ここからたくさんのデータや\Nたくさんの情報が必ず生まれてきました
Dialogue: 0,0:00:51.00,0:00:55.00,Default,,0000,0000,0000,,これはデータ集約型実験サイエンスです
Dialogue: 0,0:00:55.00,0:01:00.00,Default,,0000,0000,0000,,初期のSLACのコンピューティングから
Dialogue: 0,0:01:00.00,0:01:05.00,Default,,0000,0000,0000,,データの分析までがここの主要業務になっています
Dialogue: 0,0:01:05.00,0:01:11.00,Default,,0000,0000,0000,,宇宙について研究するには\Nコンピュータが不可欠です
Dialogue: 0,0:01:11.00,0:01:17.00,Default,,0000,0000,0000,,調べる機会を得てもそれがどのように進化して\N現在の状態になったか理解するために
Dialogue: 0,0:01:17.00,0:01:19.00,Default,,0000,0000,0000,,すべての作業をコンピュータで行わなければなりません
Dialogue: 0,0:01:19.00,0:01:22.00,Default,,0000,0000,0000,,そのシミュレーションを行うために\N大量のコンピューティングを行います
Dialogue: 0,0:01:22.00,0:01:26.00,Default,,0000,0000,0000,,触媒作用や物質科学に関する大量のコンピューティング
Dialogue: 0,0:01:26.00,0:01:29.00,Default,,0000,0000,0000,,そして膨大な量のデータ分析も行われます
Dialogue: 0,0:01:29.00,0:01:32.00,Default,,0000,0000,0000,,現在私が携わっている粒子物理学実験は
Dialogue: 0,0:01:32.00,0:01:40.00,Default,,0000,0000,0000,,約300ぺタバイトのディスク領域があります
Dialogue: 0,0:01:40.00,0:01:47.00,Default,,0000,0000,0000,,この分析を行うために\N世界には約30万テラバイトや約3億ギガバイトの
Dialogue: 0,0:01:47.00,0:01:50.00,Default,,0000,0000,0000,,ディスク領域があります
Dialogue: 0,0:01:50.00,0:01:54.00,Default,,0000,0000,0000,,もちろん宇宙について\Nすべてを把握するにはまだ程遠いですが
Dialogue: 0,0:01:54.00,0:02:00.00,Default,,0000,0000,0000,,おそらくこれが今日の科学において\N最も一般的なデータ集約型作業になります
Dialogue: 0,0:02:00.00,0:02:07.00,Default,,0000,0000,0000,,私が携わっている\NATLAS検出器から出される生データ率は
Dialogue: 0,0:02:07.00,0:02:10.00,Default,,0000,0000,0000,,1秒当たり約1ぺタバイトです
Dialogue: 0,0:02:10.00,0:02:16.00,Default,,0000,0000,0000,,これは1秒当たり100万ギガバイトに相当します
Dialogue: 0,0:02:16.00,0:02:19.00,Default,,0000,0000,0000,,世の中に知られている\N一般的な保存量ではそれを保存できません
Dialogue: 0,0:02:19.00,0:02:27.00,Default,,0000,0000,0000,,そのため生データの大部分は急いで調査され\N十分な量が保存可能なデータ量に縮減されます
Dialogue: 0,0:02:27.00,0:02:32.00,Default,,0000,0000,0000,,ヒッグス粒子はニュースで知っていると思いますが\N現在ヒッグス粒子の信号を探すために
Dialogue: 0,0:02:32.00,0:02:37.00,Default,,0000,0000,0000,,非常に多くのぺタバイトのデータを\Nふるいにかけています
Dialogue: 0,0:02:37.00,0:02:43.00,Default,,0000,0000,0000,,すぐに結果が出るとは思っていませんが\N期待が持てそうな兆しも出てきています
Dialogue: 0,0:02:43.00,0:02:45.00,Default,,0000,0000,0000,,今のところこれが私たちが行っているやり方です
Dialogue: 0,0:02:45.00,0:02:48.00,Default,,0000,0000,0000,,物理学に革命を及ぼすようなものを選択するためには
Dialogue: 0,0:02:48.00,0:02:55.00,Default,,0000,0000,0000,,このように膨大な量のデータを持つ必要があります
Dialogue: 0,0:02:55.00,0:02:59.00,Default,,0000,0000,0000,,そしてデータをすべて詳細に把握する必要があります
Dialogue: 0,0:02:59.00,0:03:02.00,Default,,0000,0000,0000,,なぜなら探しているものが他のすべてのものと比較して\N少しだけ珍しいものだからです
Dialogue: 0,0:03:02.00,0:03:07.00,Default,,0000,0000,0000,,すべてのものを完璧に理解できなければ\N何も分かったことになりません
Dialogue: 0,0:03:07.00,0:03:13.00,Default,,0000,0000,0000,,SLACのATLAS選別システムが組み込まれている\Nラックの1つを見ています
Dialogue: 0,0:03:13.00,0:03:16.00,Default,,0000,0000,0000,,ATLASはスイスジュネーブにある\N大型ハドロン衝突型加速器（LHC）です
Dialogue: 0,0:03:16.00,0:03:22.00,Default,,0000,0000,0000,,これは室温で持っているエネルギーの何兆倍で
Dialogue: 0,0:03:22.00,0:03:27.00,Default,,0000,0000,0000,,とても光速に近い速さで移動させることで
Dialogue: 0,0:03:27.00,0:03:30.00,Default,,0000,0000,0000,,自然の基本的な構成要素である陽子を衝突させます
Dialogue: 0,0:03:30.00,0:03:33.00,Default,,0000,0000,0000,,一度に非常に多くの衝突が起こせます
Dialogue: 0,0:03:33.00,0:03:39.00,Default,,0000,0000,0000,,そして数兆ものデータチャネルを読み出す\N巨大な機械です
Dialogue: 0,0:03:39.00,0:03:42.00,Default,,0000,0000,0000,,最終的にはこの膨大な量のデータ\Nつまりぺタバイトのデータを持つことになります
Dialogue: 0,0:03:42.00,0:03:48.00,Default,,0000,0000,0000,,その内部にある特定のレアなサインを探す\N分析をしなければなりません
Dialogue: 0,0:03:48.00,0:03:53.00,Default,,0000,0000,0000,,多くのエネルギーを持ち\Nたくさんの珍しい粒子を同時に有する何かである
Dialogue: 0,0:03:53.00,0:03:56.00,Default,,0000,0000,0000,,レアなサインを探したい場合
Dialogue: 0,0:03:56.00,0:04:00.00,Default,,0000,0000,0000,,この機械に保存するものは何兆にもなります
Dialogue: 0,0:04:00.00,0:04:06.00,Default,,0000,0000,0000,,十分な時間の中でそれを見つけ出すためには\N同時にたくさんの調査をしなければいけません
Dialogue: 0,0:04:06.00,0:04:10.00,Default,,0000,0000,0000,,コンピュータ上のすべてのコアを\N使用する必要があります
Dialogue: 0,0:04:10.00,0:04:14.00,Default,,0000,0000,0000,,十分な時間で行えるように機械の何百ものコアが
Dialogue: 0,0:04:14.00,0:04:18.00,Default,,0000,0000,0000,,同時にフルスピードですべてを実行します
Dialogue: 0,0:04:18.00,0:04:22.00,Default,,0000,0000,0000,,これは現在検索エンジンが行っていることとは\N少し違います
Dialogue: 0,0:04:22.00,0:04:28.00,Default,,0000,0000,0000,,検索エンジンはテキスト文字列を探し\Nこのように何らかの方法で見つけた
Dialogue: 0,0:04:28.00,0:04:31.00,Default,,0000,0000,0000,,あらゆるテキスト文字列をインデックス化しています
Dialogue: 0,0:04:31.00,0:04:34.00,Default,,0000,0000,0000,,これは実に構造的です
Dialogue: 0,0:04:34.00,0:04:36.00,Default,,0000,0000,0000,,これらのデータの構造が分かります
Dialogue: 0,0:04:36.00,0:04:41.00,Default,,0000,0000,0000,,このようなデータに取り入れたいと思うものは\N何でも入手できる方法が分かっています
Dialogue: 0,0:04:41.00,0:04:46.00,Default,,0000,0000,0000,,なぜならすべてが一緒にリンクされていて\Nとても分かりやすいからです
Dialogue: 0,0:04:46.00,0:04:48.00,Default,,0000,0000,0000,,物事は常に間違った方向に向かいます
Dialogue: 0,0:04:48.00,0:04:51.00,Default,,0000,0000,0000,,ディスクからデータが失われないとは仮定できません
Dialogue: 0,0:04:51.00,0:04:55.00,Default,,0000,0000,0000,,1つのコンピュータセンターから別のところへ\Nネットワークを通じてデータを送ります
Dialogue: 0,0:04:55.00,0:04:57.00,Default,,0000,0000,0000,,ダメージなく送られるとは仮定できませんし
Dialogue: 0,0:04:57.00,0:05:01.00,Default,,0000,0000,0000,,計算中にコンピュータが壊れないとも仮定できません
Dialogue: 0,0:05:01.00,0:05:07.00,Default,,0000,0000,0000,,すべてのことが悪い方向へ進む可能性があり\NLHCのために行うコンピューティングでは
Dialogue: 0,0:05:07.00,0:05:11.00,Default,,0000,0000,0000,,エラー修正や再試行がよく起きます
Dialogue: 0,0:05:11.00,0:05:14.00,Default,,0000,0000,0000,,基本的な不具合率はとても高いものがあります
Dialogue: 0,0:05:14.00,0:05:18.00,Default,,0000,0000,0000,,しかしすべてが自動的に再試行され\Nエラーが修正されている時には
Dialogue: 0,0:05:18.00,0:05:23.00,Default,,0000,0000,0000,,高い処理能力と高い成功率が得られています