WEBVTT 00:00:00.764 --> 00:00:05.293 8年前 私は悪霊に取り憑かれました NOTE Paragraph 00:00:08.286 --> 00:00:10.486 私は当時25歳で 00:00:10.510 --> 00:00:14.948 他の家の裏にある 小さな家に住んでいました 00:00:14.972 --> 00:00:16.267 ロサンゼルスでした 00:00:16.291 --> 00:00:19.943 ゲストハウスでしたが 少し荒廃していて 00:00:19.967 --> 00:00:22.646 長いこと手入れが されていませんでした 00:00:22.670 --> 00:00:26.121 ある晩 私が腰掛けていると 00:00:26.145 --> 00:00:30.647 とても気味の悪い感情に 襲われました 00:00:30.671 --> 00:00:33.689 誰かに見られているような感じです 00:00:33.713 --> 00:00:36.732 でも2匹の犬以外には 誰もいませんし 00:00:36.756 --> 00:00:38.634 犬は自分の脚を 噛んでいるだけでした 00:00:39.308 --> 00:00:43.141 辺りを見回しても 誰もいません 00:00:43.165 --> 00:00:47.386 私の想像に過ぎないわ と思いました 00:00:47.410 --> 00:00:50.021 でも その感覚は どんどんひどくなり 00:00:50.045 --> 00:00:55.337 胸のあたりに圧迫感をおぼえました 00:00:55.361 --> 00:00:58.453 悪い知らせを 聞いたときのような感覚が 00:00:58.477 --> 00:01:01.788 どんどん体の奥へと 沈み込んでいき 00:01:01.812 --> 00:01:03.205 痛みすら感じました NOTE Paragraph 00:01:04.050 --> 00:01:07.784 この感覚は日々悪化して 00:01:07.808 --> 00:01:13.304 この小さなゲストハウスには 何かがいる― 00:01:13.328 --> 00:01:16.492 何かに取り憑かれていると 確信し始めました NOTE Paragraph 00:01:18.023 --> 00:01:21.138 それから 音も聞こえ始めました 00:01:21.162 --> 00:01:27.100 「ヒューッ」とささやくような 何かが過ぎ去る音です 00:01:28.485 --> 00:01:32.761 親友のクレアに電話をして こう言いました 00:01:33.578 --> 00:01:36.737 「おかしくなったと 思われるかもしれないけど 00:01:36.761 --> 00:01:38.825 でも 実は... 00:01:38.849 --> 00:01:43.828 家に幽霊がいて 除霊したいんだけど」 00:01:43.852 --> 00:01:48.200 そしてとても開かれた考えの持ち主の 彼女はこう答えました 00:01:48.224 --> 00:01:49.729 「おかしくなんかない 00:01:49.753 --> 00:01:53.627 お清めの儀式を すればいいんじゃない?」 NOTE Paragraph 00:01:53.651 --> 00:01:55.432 (笑) NOTE Paragraph 00:01:55.456 --> 00:02:00.881 「セージの葉を燃やして 00:02:00.905 --> 00:02:03.403 出て行けと言えばいいの」 NOTE Paragraph 00:02:03.427 --> 00:02:07.089 「そうね!」と 私はセージを買いに行きました 00:02:07.113 --> 00:02:11.174 初めてのことだったので セージの葉に火をつけて 00:02:11.198 --> 00:02:17.898 ひらひら揺らして言いました 「出て行って! ここは私の家なの 00:02:17.922 --> 00:02:19.556 あなたの居場所じゃない!」 00:02:20.593 --> 00:02:23.874 でも感覚は消えず 何も変わりませんでした 00:02:23.898 --> 00:02:26.094 そこで こう考え始めました 00:02:26.118 --> 00:02:28.890 この幽霊はきっと 私のことを笑っているはずだ 00:02:28.914 --> 00:02:31.342 だって出て行かなかったんだから 00:02:31.366 --> 00:02:34.591 私のことを無力でなすすべもなく 00:02:34.615 --> 00:02:36.850 追い出せもしない奴だと 思ってるんだろうと NOTE Paragraph 00:02:36.874 --> 00:02:40.799 毎日 家に帰ると 00:02:40.823 --> 00:02:46.339 この感覚があまりにつらく― 今でこそ笑っていますが 00:02:46.363 --> 00:02:50.440 毎晩ベッドに座って 泣いていました 00:02:51.040 --> 00:02:56.339 胸のあたりのつらさは どんどん悪化しました 00:02:56.363 --> 00:02:59.355 実際に痛みさえ感じました 00:02:59.379 --> 00:03:02.801 精神科医の元も訪ねました 00:03:02.825 --> 00:03:06.253 何か薬を処方してもらおうと しましたが 00:03:06.277 --> 00:03:10.379 でも薬はくれませんでした 統合失調症ではないんですって NOTE Paragraph 00:03:10.403 --> 00:03:12.180 (笑) 00:03:13.937 --> 00:03:20.737 最終的に私はネットで 「取り憑かれた」と検索しました 00:03:20.761 --> 00:03:23.847 すると除霊師のフォーラムに 行き当たりました 00:03:23.871 --> 00:03:26.203 この除霊師たちは 一風変わっていて 00:03:26.227 --> 00:03:27.771 懐疑論者でした 00:03:27.795 --> 00:03:33.365 彼らによると 調査した 幽霊の事例の全ては 00:03:33.389 --> 00:03:35.564 科学によって説明がついたというのです 00:03:35.588 --> 00:03:39.532 そこで私は「なるほど 私はこういう経験をしたんだけど 00:03:39.556 --> 00:03:43.631 説明できるなら 是非伺いたいわ」と言いました NOTE Paragraph 00:03:43.655 --> 00:03:46.865 1人が こう答えました 「いいでしょう 00:03:46.889 --> 00:03:50.975 一酸化炭素中毒は 聞いたことがありますか?」 NOTE Paragraph 00:03:52.877 --> 00:03:57.339 私は答えました 「ええ まあ 00:03:57.363 --> 00:04:00.710 ガス中毒みたいなやつでしょ?」 NOTE Paragraph 00:04:00.734 --> 00:04:03.713 一酸化炭素中毒は 家の中でガス漏れがあると 00:04:03.737 --> 00:04:05.180 起きるものです 00:04:05.204 --> 00:04:11.032 調べてみると 一酸化炭素中毒の症状には 00:04:11.056 --> 00:04:14.186 胸のあたりの圧迫感や 00:04:14.210 --> 00:04:18.608 「ヒューッ」という幻聴や 00:04:18.632 --> 00:04:22.410 説明のつかない恐怖などが 含まれていました 00:04:23.831 --> 00:04:26.233 その晩 ガス会社に電話をして 00:04:26.257 --> 00:04:30.062 「緊急事態です 誰かよこしてください 00:04:30.086 --> 00:04:33.356 詳しくは言いたくないけど とにかく来てください」 NOTE Paragraph 00:04:33.380 --> 00:04:34.573 (笑) NOTE Paragraph 00:04:34.597 --> 00:04:37.384 来てくれた人に言いました 「ガス漏れじゃないかと思って」と 00:04:37.408 --> 00:04:39.924 一酸化炭素検知器を取り出して 00:04:39.948 --> 00:04:41.990 男性がこう言いました 00:04:42.014 --> 00:04:45.477 「今晩 ご連絡をくださって良かった 00:04:45.501 --> 00:04:47.914 もう少しで 死に至るところでしたよ」と NOTE Paragraph 00:04:49.667 --> 00:04:55.034 アメリカ人の37%が 幽霊の出る家を信じています 00:04:55.058 --> 00:04:59.648 そのうちの何人が 実際に幽霊の出る家に住んでいて 00:04:59.672 --> 00:05:02.664 何人が実は危険に さらされていたのでしょう NOTE Paragraph 00:05:04.783 --> 00:05:09.516 この幽霊話のおかげで この仕事に導かれました 00:05:09.540 --> 00:05:12.438 私は2つの意味で 捜査を仕事にしています 00:05:12.462 --> 00:05:14.030 私は捜査ジャーナリストであり 00:05:14.054 --> 00:05:17.240 超自然だとかスピリチュアルだと される現象に対して 00:05:17.264 --> 00:05:19.260 捜査を行っています 00:05:19.284 --> 00:05:20.792 つまりはこういうことです 00:05:20.816 --> 00:05:24.767 悪魔払いが必要だという ふりをすることもあります 00:05:24.791 --> 00:05:29.356 そうすることで― その通り 悪魔払い師のところへ行き 00:05:29.380 --> 00:05:32.986 からくりや心理的な仕掛けを使って 00:05:33.010 --> 00:05:35.898 悪霊に取り憑かれていると 信じ込ませていないか調べます 00:05:35.922 --> 00:05:39.244 スパイとして 非主流派科学グループに潜り込み 00:05:39.268 --> 00:05:42.641 司会を務めるポッドキャストで レポートすることもあります 00:05:42.665 --> 00:05:47.699 一緒に司会を務めるロスと 70以上もの捜査を行ってきました 00:05:47.723 --> 00:05:52.719 是非お伝えしたいことは 10件中9件で科学が勝利し 00:05:52.743 --> 00:05:55.239 すべて説明がついて 解決するということです 00:05:55.263 --> 00:05:56.432 というのは 嘘です 00:05:56.456 --> 00:06:02.672 本当は 10件中10件で 科学が勝利し 解決しています NOTE Paragraph 00:06:02.696 --> 00:06:06.464 (拍手) NOTE Paragraph 00:06:15.027 --> 00:06:17.708 不可思議なことが ないわけではありません 00:06:17.732 --> 00:06:21.658 不可思議なことはありますが 謎は謎に過ぎません 00:06:21.682 --> 00:06:23.371 幽霊ではないのです NOTE Paragraph 00:06:24.466 --> 00:06:28.087 世の中には2種類の真実があります 00:06:28.111 --> 00:06:32.462 この結論に至るまで 時間がかかりましたが 正しいと思うので 00:06:32.486 --> 00:06:33.750 是非聞いてください 00:06:33.774 --> 00:06:36.929 世の中には客観的な真実と 主観的な真実があります 00:06:36.953 --> 00:06:40.168 あなたが私に こう言ったとしましょう 00:06:40.192 --> 00:06:42.865 「かつてイエスという名の人間が 存在した」 00:06:42.889 --> 00:06:44.586 これは客観的な真実です 00:06:44.610 --> 00:06:46.960 歴史的記録を 調べることもできますし 00:06:46.984 --> 00:06:49.395 それが真実かどうか 決定することができます 00:06:49.419 --> 00:06:51.958 確かに真実であるらしいと 言うことができます 00:06:51.982 --> 00:06:57.653 「イエスは死から復活した」 というのは ちょっと難しいですね NOTE Paragraph 00:06:57.677 --> 00:06:59.904 (笑) NOTE Paragraph 00:07:00.441 --> 00:07:07.380 これは客観的な真実としての主張です 00:07:07.404 --> 00:07:09.442 実際に復活したかもしれないし しなかったかもしれません 00:07:09.466 --> 00:07:12.192 復活したかどうかは置いておいて 00:07:12.216 --> 00:07:14.294 客観的な真実としての主張ですね 00:07:14.318 --> 00:07:16.012 事実か否かが問われます 00:07:16.036 --> 00:07:19.738 でもあなたが 「復活したかどうかなんてどうでもいい 00:07:19.762 --> 00:07:22.106 象徴として 私にとって大切なことで 00:07:22.130 --> 00:07:25.624 この比喩に大きな意味と 目的を感じている 00:07:25.648 --> 00:07:27.951 人にも信じさせようとは思わない」 と言うなら 00:07:27.975 --> 00:07:30.530 客観的な真実から 主観的な真実に― 00:07:30.554 --> 00:07:32.076 科学から芸術へと移行します 00:07:32.100 --> 00:07:35.264 私たちはこのことを 明確にしないきらいがあります 00:07:35.288 --> 00:07:38.700 主観的な真実から 客観的な真実に切り替えなかったり 00:07:38.724 --> 00:07:41.627 お互いに公平であろうとはせずに 00:07:41.651 --> 00:07:44.015 人が主観的な真実を 話しているのに 00:07:44.039 --> 00:07:47.650 客観的な真実の基準で 正しさを立証させようとします NOTE Paragraph 00:07:47.674 --> 00:07:51.190 ここで私が話しているのは 客観的な真実です 00:07:51.214 --> 00:07:56.900 私の取り憑かれた家にも 客観的な現実があったわけです 00:07:56.924 --> 00:07:58.973 すでにガス漏れがあったと お話ししましたから 00:07:58.997 --> 00:08:01.017 こう考えている人は もういないでしょう 00:08:01.041 --> 00:08:03.015 「いや 幽霊もいたと思う」なんてね NOTE Paragraph 00:08:03.039 --> 00:08:04.079 (笑) NOTE Paragraph 00:08:04.103 --> 00:08:06.850 なぜなら科学的に 説明がついた時点で 00:08:06.874 --> 00:08:08.536 幽霊の話はおしまいになるからです 00:08:08.560 --> 00:08:12.570 こうした話は説明のつかないことへの その場しのぎに使うものです 00:08:12.594 --> 00:08:14.595 証拠があるから信じるのではなく 00:08:14.619 --> 00:08:17.381 証拠がないからこそ 信じるのです NOTE Paragraph 00:08:18.382 --> 00:08:20.746 さて ロサンゼルスに 00:08:20.770 --> 00:08:24.478 独立捜査班 (IIG) という グループがあります 00:08:24.502 --> 00:08:26.482 素晴らしい仕事をしています 00:08:26.506 --> 00:08:29.209 彼らは賞金1万ドルを 00:08:29.233 --> 00:08:33.760 科学的条件下で 超能力を証明できる人に 00:08:33.784 --> 00:08:36.139 与えています 00:08:36.163 --> 00:08:37.869 誰も成功していません 00:08:37.893 --> 00:08:42.951 透聴力があると主張した人が 数人名乗り出たことはあります 00:08:42.975 --> 00:08:47.031 つまり ずっと離れた場所の 声が聞こえたり 00:08:47.055 --> 00:08:48.953 人の考えを読めるというのです 00:08:48.977 --> 00:08:51.737 ある人は とても誠実な人なのですが 00:08:51.761 --> 00:08:54.652 自分には人の考えが読める と信じていました 00:08:54.745 --> 00:09:00.732 そこで実験が行われました それは次のように実施されます 00:09:00.756 --> 00:09:03.002 グループはこう告げます 「実験計画はこちらです 00:09:03.026 --> 00:09:05.041 科学的に実験する方法があります 00:09:05.065 --> 00:09:06.218 同意されますか?」 00:09:06.242 --> 00:09:08.138 相手が同意すれば 実験が行われます 00:09:08.162 --> 00:09:10.167 双方の合意があることは とても重要です 00:09:10.191 --> 00:09:12.606 合意が取れて 実験がされました 00:09:12.630 --> 00:09:15.184 グループはこう告げました 「そうですね 残念ですが 00:09:15.208 --> 00:09:19.050 あなたはリサの考えを 読むことができませんでした 00:09:19.074 --> 00:09:21.103 偶然の確率と そう変わらない結果でした 00:09:21.127 --> 00:09:22.969 その力をお持ちではないようです」 NOTE Paragraph 00:09:22.993 --> 00:09:24.843 こう告げることで 00:09:24.867 --> 00:09:30.136 思いやりを持って 厄介な話し合いをする機会が生まれます 00:09:30.160 --> 00:09:32.129 かいつまんで お話しすると 00:09:32.153 --> 00:09:36.716 「あなたは誠実な方です 00:09:36.740 --> 00:09:39.019 実際に頭の中で 声が聞こえるんですね」 NOTE Paragraph 00:09:39.097 --> 00:09:43.705 その人は とても受け入れがたい決断を することになります 00:09:43.763 --> 00:09:49.841 専門家に診てもらうかどうかの 人生を変える決断です 00:09:49.908 --> 00:09:54.951 私たちはこうしたつながりを 見いだすお手伝いをしています 00:09:54.975 --> 00:10:00.285 かつてはこの世のものでない 説明しかつかなかったものを 00:10:00.309 --> 00:10:05.369 現実世界に引き戻して 人生をよりよいものにするお手伝いです NOTE Paragraph 00:10:06.473 --> 00:10:12.265 さて その一方で実際に 本当だという場合があるかもしれません 00:10:12.888 --> 00:10:14.911 幽霊がいるかもしれないし 00:10:14.935 --> 00:10:17.108 そしたら すごいと思いませんか! 00:10:17.132 --> 00:10:19.856 こうした捜査を行う度に 00:10:19.880 --> 00:10:21.686 私は興奮してしまいます 00:10:21.710 --> 00:10:23.773 75もの捜査をしてきましたが 00:10:23.797 --> 00:10:27.874 76件目でも「これこそ本物かも!」と 飛び上がるかも NOTE Paragraph 00:10:27.898 --> 00:10:29.103 (笑) NOTE Paragraph 00:10:29.127 --> 00:10:33.983 私が非常に楽観的なだけにせよ 望みを捨てたくありません 00:10:34.007 --> 00:10:37.782 人に客観的な真実だと 考えている事柄を共有されたら 00:10:37.806 --> 00:10:40.249 皆さんにも同じ姿勢を 取ってほしいのです 00:10:40.273 --> 00:10:42.740 疑わしい主張について 話すときには 00:10:42.764 --> 00:10:46.443 敬意を持って いい質問をしてください 00:10:46.467 --> 00:10:49.329 一緒に実証できないか 考えてみるのです 00:10:49.353 --> 00:10:53.522 ある主張を尊重しつつ 反論することはできないという考えは 00:10:53.546 --> 00:10:56.096 本当ではないのです 00:10:56.120 --> 00:10:58.867 私たちが調べたり 主張を検証したりするときは 00:10:58.891 --> 00:11:02.863 「あなたを尊重します 話をよく聞かせてください 00:11:02.887 --> 00:11:04.879 一緒に検証しましょう」と言います 00:11:04.903 --> 00:11:08.258 誰かに話をしているときに こんな経験をしたことがあるはずです 00:11:08.282 --> 00:11:11.013 「ああ すっごく興味深いね」 00:11:11.037 --> 00:11:13.160 聞き流されていると 感じるはずです 00:11:13.184 --> 00:11:16.474 でも相手が「本当に? へえ 00:11:17.593 --> 00:11:19.983 ちょっと微妙だけど 話を聞くよ」と言えば 00:11:20.007 --> 00:11:22.664 少なくとも 聞いてくれて 尊重されていると感じるはずです 00:11:22.688 --> 00:11:25.804 こうした主張には このような姿勢こそ必要なのです 00:11:25.828 --> 00:11:28.535 相手の言うことを重要だと 感じているという姿勢です 00:11:28.559 --> 00:11:31.495 それこそが敬意でしょう NOTE Paragraph 00:11:34.210 --> 00:11:38.909 確かにこうした探求の多くは 無為に終わりますが 00:11:38.933 --> 00:11:40.766 科学とはそういうものです 00:11:41.163 --> 00:11:45.264 がんを完治させるための研究は いまだ成功していませんが 00:11:45.288 --> 00:11:47.620 研究をやめることはしません 00:11:47.644 --> 00:11:49.174 それには2つの理由があります 00:11:49.198 --> 00:11:51.676 まず第1に 答えが 重要なものだからです 00:11:51.700 --> 00:11:55.722 求めているものが 死後の世界や 超自然現象や がんの完治であろうと 00:11:55.746 --> 00:11:58.079 すべて同じ問いに帰するのです 00:11:58.103 --> 00:12:00.782 私たちはいつまで ここにいられるのか? NOTE Paragraph 00:12:01.965 --> 00:12:05.749 第2に 真実を探し求めることは 00:12:05.773 --> 00:12:07.082 開かれた考えを持ち 00:12:07.106 --> 00:12:11.475 間違いや世界観を変えられることを 恐れないことであり 00:12:11.499 --> 00:12:13.547 それは畏敬の念を 起こさせるものだからです NOTE Paragraph 00:12:14.318 --> 00:12:18.131 私は毎回幽霊話に わくわくさせられます 00:12:18.155 --> 00:12:21.239 グループに潜入する度に 彼らが正しいのかもと思います 00:12:21.263 --> 00:12:23.260 この望みは失いたくありません 00:12:23.284 --> 00:12:25.088 望みを失わないようにしましょう 00:12:25.112 --> 00:12:27.967 なぜなら 世界に存在する何かを 探し求めることは 00:12:27.991 --> 00:12:29.905 自分の中に何があるかを 見つめることになるからです 00:12:30.637 --> 00:12:37.098 それから 一酸化炭素検知器を ご自宅に設置するのをお忘れなく NOTE Paragraph 00:12:38.162 --> 00:12:39.441 ありがとうございました NOTE Paragraph 00:12:39.465 --> 00:12:44.429 (拍手)