データと医学 ソフトウェアの まほうの時代です コンピュータで、色々なものを シミュレートします 人は、30おく文字の DNA配列を持っています 人の手で研究するには長すぎるので コンピュータ プログラミングを使って どのDNAと どの病気が、かんけいするか、調べます わたしは、生物学と コンピュータ サイエンスを研究しています 生物のデータベースがあります ヒト、サル、マウス、ウイルス、細菌(さいきん) (カリフォルニア大学 神経学者) 医者は、年れい、しょうじょう、 耳、心ぞう、脳(のう)などをしらべ- どのようなタイプの感染(かんせん)か 当たりをつけて それぞれの病気におうじて テストをします ノドの問題ならば そのテストをします ふつう、ひとつのテストでは、 ひとつの病気を見つけることしかできません たくさんのテストが ひつようです ひとりの子どもが ふしぎな病気で、命をおとすところでした 医学のナゾをかいけつする、 新しいDNAけんさがあると言います 春でした、他の子どもと、おなじように ジョシュア・オズボーンは外にでかけます 去年の夏は 病院で、ねむりつづけていました きょねん4月に、 発ねつと頭つうがおき、悪化しました 「入院することになりました」 ジョシュが、ねむりつづけるあいだ 父親は、テストを見ていました すべてのテストをしました ウイルスと細菌(さいきん)をけんさし、脳(のう)のスキャンもしました たくさんのチューブをつないで、 その週まつを、おぼえています 死んでしまうと思いました 医者から、ジョシュの サンプルを受け取りしました 医者は、あきらめていました 何百万ドルもかけて、何百ものテストをしました せいふのセンターや、研究所からも 答えは、ありませんでした さいごに、 わたしたちの所に来ました 遺伝子(いでんし)シーケンサーです わたしたちは、少しの脳せきずい液を、けんさしました 強力なコンピュータ アルゴリズムで データから、ヒト配列を取りのぞき 生物の遺伝子(いでんし)の おおきなデータベースから、さがします すぐにわれわれは 生物の配列を見つけました ジョシュが、9ヶ月前にプエルトリコで そうぐうしたのです 幸いにも、それは 「細菌(さいきん)」でした 「ペニシリン」で かんたんに、なおります 医者がクスリをあたえると 24時間後に、なおりました 生きていて本当によかった ぼくにはユメがあり、それはこれからです データ分せきは、医学をかえます 病気のしんだんを、かえるだけではなく― データは、病気の、ちりょうを、かえています それだけでなく、クスリのとどけかたも、かわります たとえば、アフリカでは、 ワクチンをくばり、ポリオとたたかっています すべての子どもに、 ワクチンを3回打てばよいのです えい星で写真をとり、 画ぞう分せきで、人口を、かぞえます (ビル・ゲイツ) 「本当にすべての子どもにワクチンが、とどいているのか」を、 かくにんします こっきょうでは、あるグループが、 他のグループの世話をしています GPSつきの電話によって 一日の終わりにデータを集め、 かれらがどこを、いどうしたのか わかります 大きなセイカが出ています 80%から90%の子どもをカバーするようになりました これが成功(せいこう)か 失敗(しっぱい)かを分けます そして文字どおり ソフトウェアによって チームを動かし、えい星地図を見て、すべての、トウケイをまとめ わたしたちは、この病気を 根ぜつするでしょう ソフトウェアの、まほうが 中心にあります