WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:05.000
ミューテーションが現在のオブジェクトを
変更するものだと解説してきました

00:00:05.000 --> 00:00:10.000
しかし文字列を使って行ったものとの違いを
確かめることはできません

00:00:10.000 --> 00:00:14.000
新たな変数を挿入することで
違いを確認することができます

00:00:14.000 --> 00:00:17.000
前の例に戻りましょう

00:00:17.000 --> 00:00:23.000
代入文を追加して新しい変数を挿入します

00:00:23.000 --> 00:00:25.000
変数qを挿入すると仮定しましょう

00:00:25.000 --> 00:00:31.000
そしてpをqに代入します
つまりこのリストのオブジェクトであるpの値が

00:00:31.000 --> 00:00:34.000
qが参照するものになるということです

00:00:34.000 --> 00:00:40.000
ここで重要なのは代入後に
pとqが同じリストを参照しているということです

00:00:40.000 --> 00:00:46.820
qの要素の値を1つ変更する代入文を
行ったと仮定します

00:00:50.000 --> 00:00:53.000
これでqの要素4が変更されます

00:00:53.000 --> 00:00:55.000
これがqの要素4です

00:00:55.000 --> 00:01:01.000
その値を新たな感嘆符に変更します

00:01:01.000 --> 00:01:03.000
pの値も変更されます

00:01:03.000 --> 00:01:07.000
代入文にはpが含まれていませんが

00:01:07.000 --> 00:01:13.000
pとqは同じオブジェクトを参照しているので
pの変数も変更されることになります

00:01:13.000 --> 00:01:17.000
文字列を使用した場合は異なることを確認するために
文字列でこれを試してみましょう

00:01:17.000 --> 00:01:20.000
文字列で最初の文字を置き換えるために
代入を使用した場合

00:01:20.000 --> 00:01:23.000
何が起きるか予想してみてください

00:01:23.000 --> 00:01:25.000
実行してみましょう

00:01:25.000 --> 00:01:27.000
エラーが出ました

00:01:27.000 --> 00:01:30.000
文字列が変更できないものだったからです

00:01:30.000 --> 00:01:32.000
文字列の値を変更する方法はありません

00:01:32.000 --> 00:01:36.000
文字列に代入する方法はありませんという
エラーが表示されます

00:01:36.000 --> 00:01:41.000
これは不変的なオブジェクトなので
代入に対応していません

00:01:41.000 --> 00:01:44.000
変更できるオブジェクトと
できないオブジェクトの重要な違いは

00:01:44.000 --> 00:01:47.000
オブジェクトが変更できる場合は

00:01:47.000 --> 00:01:51.000
同じオブジェクトを参照しているかもしれない
他の変数に注意しなければならないことです

00:01:51.000 --> 00:01:53.000
そのオブジェクトの値を変えます

00:01:53.000 --> 00:01:57.000
変更したと思われる変数だけでなく

00:01:57.000 --> 00:02:00.000
他の変数の値にも同じように作用します

00:02:00.000 --> 00:02:02.000
この例を確かめてみましょう

00:02:02.000 --> 00:02:07.000
pを文字列Helloを含むリストに設定します

00:02:07.000 --> 00:02:13.000
新しい変数qを挿入しその変数にpを代入します

00:02:13.000 --> 00:02:15.000
pとqの値を出します

00:02:15.000 --> 00:02:19.000
pとq両方が文字列Helloを含んでいると
確認できますね

00:02:19.000 --> 00:02:23.000
しかしここでゼロの位置にある値を
変更してみましょう

00:02:23.000 --> 00:02:30.000
pのゼロの位置にある値に
文字Yを保持する代入を行います

00:02:30.000 --> 00:02:35.000
これによってpの値が変更されます

00:02:35.000 --> 00:02:39.740
驚くことにqの値も変更されます

00:02:43.000 --> 00:02:49.000
代入でqを使用していないにもかかわらず
qの値が変更されました

00:02:49.080 --> 00:02:51.360
qがpと同じオブジェクトを参照しているからです