WEBVTT

00:00:01.358 --> 00:00:03.587
皆さんは 孤独だと
感じたことがありますか？

00:00:04.842 --> 00:00:07.557
誰かとつながりたいという
衝動に駆られても

00:00:07.581 --> 00:00:10.662
本当に連絡を取りたい相手が
誰もいないように思えたことは？

00:00:11.877 --> 00:00:14.689
金曜の晩に
誰かと一緒にいたいのに

00:00:14.713 --> 00:00:20.266
外出する元気は全くなくて
家で一晩じゅう

00:00:20.290 --> 00:00:21.796
Netflixを観て

00:00:21.820 --> 00:00:24.977
ますます独りぼっちだと
感じたことは？

00:00:25.001 --> 00:00:26.624
自分がまるでモンスターになって

00:00:26.648 --> 00:00:29.145
ちゃんとした人間たちの
狭間にいるみたいに感じます

00:00:30.193 --> 00:00:34.252
これが私にとっての
孤独です

NOTE Paragraph

00:00:35.856 --> 00:00:37.241
私はアーティストなので

00:00:37.265 --> 00:00:41.843
アートを通じて感情を分かち合うことで
自分の感情を整理します

00:00:42.846 --> 00:00:45.776
感情を誰かと分かち合って

00:00:45.800 --> 00:00:49.355
相手がそれを理解し
向こうの感情も分かち合ってくれたら

00:00:49.379 --> 00:00:52.866
感情に根差した深いつながりが
築けるのです

00:00:53.456 --> 00:00:57.687
だからこそ
何百という人に囲まれて

00:00:57.711 --> 00:01:00.567
相手を次々に変えたって

00:01:00.591 --> 00:01:02.895
やっぱり孤独だと
感じることがあるんです

00:01:02.919 --> 00:01:07.507
さっき言ったような より深いつながりが
できていないからです

NOTE Paragraph

00:01:09.258 --> 00:01:12.070
私はいつでも幸せそうな子どもでした

00:01:12.094 --> 00:01:14.751
たぶん ほとんどの写真で

00:01:14.775 --> 00:01:17.752
にっこり笑っているか
周りを笑わせています

00:01:17.776 --> 00:01:20.246
でもそれも…

00:01:20.270 --> 00:01:22.193
まあ 今もそうといえばそうですが

00:01:22.217 --> 00:01:26.477
私がたくさんの友達の輪に
入っていたのは

00:01:26.501 --> 00:01:30.102
10代後半頃に
別の街に引っ越すまでのことでした

00:01:30.126 --> 00:01:32.947
初めて働くことになったんです
漫画家として

00:01:33.857 --> 00:01:38.670
世界中にわんさかいる
伸び盛りの若者たちと同じように

00:01:38.694 --> 00:01:42.698
私は全エネルギーを
仕事に注ぎ込んでいました

00:01:43.816 --> 00:01:49.486
でも もし１日あたりの
自分のキャパシティのうち90%を

00:01:49.510 --> 00:01:51.608
仕事で成功するために費やしたら

00:01:51.632 --> 00:01:53.228
もちろん すっからかんになって

00:01:53.252 --> 00:01:56.189
人生の 他の重要な側面を
何も気にかけたりできません

00:01:56.213 --> 00:01:58.228
人間関係なんかです

00:01:59.665 --> 00:02:04.353
大人になってから
豊かな友達関係を築くのは ひと仕事です

00:02:05.520 --> 00:02:09.071
常に関係を保とうとしなければなりません

00:02:09.095 --> 00:02:11.668
オープンで 正直でいないといけません

00:02:11.692 --> 00:02:13.811
私はそういうのが
とても苦しかったんです

00:02:13.835 --> 00:02:16.848
私は自分の本当の気持ちを
カモフラージュしがちだからです

00:02:16.872 --> 00:02:19.096
常に幸せそうに見せたり

00:02:19.120 --> 00:02:21.488
他のみんなも幸せな気分に
してあげたくて

00:02:21.512 --> 00:02:23.803
みんなの抱えている問題を
解決してあげようとしたり

00:02:24.843 --> 00:02:28.207
私たちの多くはこういうことに
罪悪感をもっていますよね

00:02:28.231 --> 00:02:32.082
これは自分自身の問題を
考えないようにする楽なやり方だからです

00:02:32.106 --> 00:02:33.384
でしょ？

00:02:33.408 --> 00:02:34.888
ね？ ね？ ね？

NOTE Paragraph

00:02:34.912 --> 00:02:37.174
（笑）

NOTE Paragraph

00:02:37.198 --> 00:02:38.348
ということで

NOTE Paragraph

00:02:39.428 --> 00:02:42.213
ターニングポイントとなったのは

00:02:42.237 --> 00:02:47.343
私の心を虐待的に痛めつけてくる相手と
付き合っていた時でした

00:02:47.367 --> 00:02:48.891
ほんの数年前のことです

00:02:49.492 --> 00:02:51.713
彼は私を孤立させ

00:02:51.737 --> 00:02:55.370
私はますます独りだと
感じさせられました

00:02:56.565 --> 00:02:58.347
人生で最悪の時でしたが

00:02:58.371 --> 00:03:01.451
私の目を覚まさせてもくれました

00:03:01.475 --> 00:03:03.463
それは初めて

00:03:03.487 --> 00:03:06.552
私が心の底から
孤独を感じた時だったからです

NOTE Paragraph

00:03:08.354 --> 00:03:11.136
多くの人たちは自分の感情を
アートに込めています

00:03:11.747 --> 00:03:16.246
とめどなく生み出される本
映画に絵画 音楽

00:03:16.270 --> 00:03:19.130
全てアーティストの
本当の感情で満たされています

00:03:19.154 --> 00:03:21.966
私もアーティストとして
同じことをしました

00:03:21.990 --> 00:03:24.228
私の感情を分かち合ったんです

00:03:25.199 --> 00:03:29.606
みんなが孤独に対処するのを
助けたいと思いました

00:03:29.630 --> 00:03:32.253
そう 私のアートを通して

00:03:32.277 --> 00:03:36.241
孤独を理解し 真に体験できるように
してあげたかったんです

00:03:36.265 --> 00:03:39.758
それも双方向的な物語
つまり

00:03:39.782 --> 00:03:41.111
ビデオゲームの形でです

NOTE Paragraph

00:03:42.825 --> 00:03:45.062
それで私たちのゲーム ―

00:03:45.086 --> 00:03:48.431
『Sea of Solitude（孤独の海）』では

00:03:48.455 --> 00:03:50.956
あなたはケイというキャラクターです

00:03:50.980 --> 00:03:54.358
あまりにも強い孤独感に苦しんで

00:03:54.382 --> 00:03:56.696
彼女の心の中の感情
つまり

00:03:56.720 --> 00:03:57.958
怒りや

00:03:57.982 --> 00:04:01.771
希望のなさ それから無価値感が

00:04:01.795 --> 00:04:03.774
外側に現れ出て

00:04:03.798 --> 00:04:05.334
彼女はモンスターになってしまいます

00:04:05.869 --> 00:04:08.086
このゲーム というかケイは

00:04:08.110 --> 00:04:11.093
実際のところ 私の姿で

00:04:11.117 --> 00:04:15.222
これは苦しい闘いを克服した
私の道のりなんです

00:04:16.309 --> 00:04:18.421
このゲームの舞台は 
実は ケイの心の中です

00:04:18.445 --> 00:04:23.268
彼女の涙で洪水の起きた世界を
歩いていきます

00:04:23.291 --> 00:04:29.461
天気は 彼女の気分によって
気分の変化に沿って変わります

00:04:30.301 --> 00:04:35.620
そして ケイが唯一 身につけているもの

00:04:35.644 --> 00:04:37.497
唯一の持ち物は

00:04:37.521 --> 00:04:39.130
バックパックです

00:04:40.272 --> 00:04:44.973
これは私たちが皆 生涯で背負う
荷物を表しています

00:04:44.997 --> 00:04:48.252
そしてケイは 自分の感情に
きちんと対処する方法を知らないので

00:04:48.276 --> 00:04:51.024
バックパックはどんどん大きくなり

00:04:51.048 --> 00:04:52.492
ついには破裂してしまいます

00:04:52.516 --> 00:04:56.794
そして最終的に彼女は
自分の苦闘を克服することを迫られます

NOTE Paragraph

00:04:58.135 --> 00:05:03.221
私たちの物語では
様々な孤独の在り方を示しています

00:05:04.443 --> 00:05:08.428
社会から排除されるという孤独は
本当によくあります

00:05:09.041 --> 00:05:12.983
ゲームの中で ケイのきょうだいは
学校でいじめられ

00:05:13.007 --> 00:05:15.655
とにかく隠れて逃げ出したいと
思っています

00:05:15.679 --> 00:05:19.923
そこで彼を濃い霧に包まれた
巨大な鳥のモンスターで表現しました

00:05:21.317 --> 00:05:23.816
プレイヤーは実際に
彼の学校の中を歩いて追体験し

00:05:23.840 --> 00:05:27.592
本当にひどい傷つきを
感じることになります

00:05:27.616 --> 00:05:29.437
それを彼は感じてきていたんです

00:05:30.488 --> 00:05:33.442
長い間 彼にしっかりと
耳を傾ける者がいなかったからです

00:05:34.081 --> 00:05:39.513
でも友達や家族が
話を聴こうとし始めた その瞬間

00:05:39.537 --> 00:05:44.350
このような孤独を克服する
最初のステップが作られます

NOTE Paragraph

00:05:44.374 --> 00:05:48.343
人間関係の中にだって孤独があることも
このゲームでは表現しています

00:05:48.367 --> 00:05:53.139
両親が子どものためだけに
共に暮らしていて

00:05:53.163 --> 00:05:56.022
結局 家族みんなを傷つけたりする
そんな孤独です

00:05:57.182 --> 00:06:03.279
私たちはプレイヤーを文字通り
争っている両親の間に立たせて

00:06:03.303 --> 00:06:05.154
その間にいるあなたは
負傷します

00:06:05.545 --> 00:06:10.146
両親は娘のケイがそこにいることに
彼女が倒れるまで

00:06:10.170 --> 00:06:11.891
気づきもしないのです

NOTE Paragraph

00:06:13.016 --> 00:06:18.047
メンタルヘルスの問題を通して
孤独を表してもいます

00:06:18.071 --> 00:06:22.150
ケイのボーイフレンドは
うつを患っています

00:06:22.174 --> 00:06:24.692
時と場合によっては

00:06:24.716 --> 00:06:29.926
自分自身の健康にまず目をやることが
何よりも大事だということを表しています

00:06:31.770 --> 00:06:35.233
このボーイフレンドは
自分の感情をカモフラージュする傾向もあって

00:06:35.257 --> 00:06:39.352
孤高で 輝くように白い狼のように
一見すると見えますが

00:06:39.376 --> 00:06:43.828
ガールフレンドであるケイと
関わるようになった瞬間

00:06:43.852 --> 00:06:45.439
彼のその仮面は剥がれ落ち

00:06:45.463 --> 00:06:48.829
その下からは黒い犬が現れます

00:06:48.853 --> 00:06:50.152
うつです

NOTE Paragraph

00:06:51.355 --> 00:06:54.623
時折 私たちは
顔に笑みを貼りつけて

00:06:54.647 --> 00:06:58.304
すぐそばで起きている問題に
向き合わずにいます

00:06:58.328 --> 00:07:01.006
それでは結局
事態が悪くなりかねません

00:07:01.030 --> 00:07:03.138
周りの人たちにも影響するし

00:07:03.162 --> 00:07:05.220
関係にもダメージが及びます

NOTE Paragraph

00:07:07.561 --> 00:07:08.827
そしてケイ自身のことは

00:07:08.851 --> 00:07:13.281
いくつかの基本的な感情へと
引き裂かれた存在として描きました

00:07:14.457 --> 00:07:15.732
助けてくれる感情もあれば

00:07:15.756 --> 00:07:17.880
足止めしようとする感情もあります

00:07:18.994 --> 00:07:22.165
「自己懐疑」という巨大生物は

00:07:22.189 --> 00:07:25.408
ケイにいつも
いかに彼女が無価値かを言い聞かせ

00:07:25.432 --> 00:07:27.690
降参すべきだと 言い続けます

00:07:28.167 --> 00:07:29.646
現実生活と同じように

00:07:30.531 --> 00:07:32.869
「自己懐疑」は行く手を阻んでおり

00:07:32.893 --> 00:07:35.128
それを乗り越えるなんて
不可能に思えます

00:07:36.271 --> 00:07:40.705
のさばる「自己懐疑」をやっつけるのは
時間のかかるプロセスです

00:07:40.729 --> 00:07:44.501
でもゲームの中では
ゆっくりと小さくしていくことができ

00:07:44.525 --> 00:07:46.981
それにより自己懐疑を

00:07:47.005 --> 00:07:48.791
健康な疑いに転換させ
ついには

00:07:48.815 --> 00:07:51.045
その感情からの助言を
信じられるようになります

00:07:52.544 --> 00:07:55.251
「自己破壊」も登場します

00:07:55.769 --> 00:08:00.722
いつも水面近くに身を潜めている
巨大生物です

00:08:01.627 --> 00:08:04.635
「自己破壊」は実のところ
このゲームでのメインの敵で

00:08:04.659 --> 00:08:08.673
あなたを涙の海に沈めてやろうと
常に画策しています

00:08:09.432 --> 00:08:11.857
でもその生き物があなたを
沈めようとしても

00:08:11.881 --> 00:08:13.878
それより少し前の時点で
あなたは目を覚まし

00:08:13.902 --> 00:08:16.732
再び前に進むチャンスを得るのです

00:08:17.432 --> 00:08:19.913
私たちが示したかったのは

00:08:19.937 --> 00:08:23.737
どんな人も 人生では
困難を経験するものですが

00:08:23.761 --> 00:08:29.458
少なくとも 立ち上がって
前に進もうとすれば

00:08:29.482 --> 00:08:34.079
かなりの確率で
苦しい闘いから抜けられるのです

00:08:34.103 --> 00:08:35.599
一歩一歩ですが

NOTE Paragraph

00:08:37.742 --> 00:08:43.897
喜びは ケイにとって
心に抱いたり 触れたりしにくいものです

00:08:43.921 --> 00:08:46.675
いつも離れたところにあります

00:08:46.699 --> 00:08:49.198
私たちは喜びを
子ども版のケイとして描きました

00:08:49.222 --> 00:08:50.590
黄色いレインコートを着ていて

00:08:50.614 --> 00:08:53.834
涙の海でも力を奪われたりしません

00:08:53.858 --> 00:08:57.101
でも喜びは 執着にも変化して

00:08:57.125 --> 00:08:59.188
ケイを苦しめることもあります

00:08:59.212 --> 00:09:02.284
彼女がボーイフレンドに
執着しだした時がそうです

00:09:02.974 --> 00:09:08.656
喜びが正常に戻るのは
ケイが あることを悟る時です

00:09:08.680 --> 00:09:13.502
自分の幸せは 他の誰か次第ではなく

00:09:13.526 --> 00:09:15.700
自分次第なんだということです

NOTE Paragraph

00:09:17.977 --> 00:09:20.904
私たちのモンスターは 
こんなに巨大で恐ろしいんですが

00:09:20.928 --> 00:09:24.203
それに抗おうとするのを脱して
近づいていくなら

00:09:24.227 --> 00:09:28.278
間もなくそれは
モンスターなんかではなく

00:09:28.302 --> 00:09:33.603
人生が投げかけてくるものに圧倒されただけの
弱い存在なんだと分かるでしょう

NOTE Paragraph

00:09:36.325 --> 00:09:39.062
これらの感情は全て

00:09:39.086 --> 00:09:42.511
自己懐疑も 自己破壊でさえも

00:09:42.535 --> 00:09:44.838
このゲームの中では
完全には消滅しません

00:09:46.292 --> 00:09:52.190
大事なことは
喜びや幸せだけを追い求めるのでなく

00:09:52.214 --> 00:09:55.164
自分のあらゆる感情を
きちんと受け入れて

00:09:55.188 --> 00:09:57.365
そのバランスをとることなんです

00:09:59.138 --> 00:10:02.934
大丈夫でない時があっても
大丈夫でいられるようになることです

NOTE Paragraph

00:10:05.468 --> 00:10:09.099
誰もが 誰かに聞いてもらいたい
自分だけの孤独の物語を持っています

00:10:09.123 --> 00:10:12.794
私はそのことに気づいて
全てが変わりました

00:10:13.910 --> 00:10:16.053
自分の感情に はるかにオープンになり

00:10:16.077 --> 00:10:19.842
自分の私生活に はるかに
集中するようになりました

00:10:19.866 --> 00:10:22.270
友達や 家族との生活です

00:10:23.274 --> 00:10:24.641
このゲームをリリースした時

00:10:24.665 --> 00:10:27.985
まさに何千ものファンが
メッセージをくれました

00:10:28.009 --> 00:10:30.606
自分の物語を聴かせてくれて

00:10:30.630 --> 00:10:35.439
自分はもう 独りぼっちじゃないと
言ってくれました

00:10:35.463 --> 00:10:37.796
私たちのゲームを
プレイしたことによってです

00:10:38.497 --> 00:10:41.419
多くの人たちが
希望を感じられたと言ってくれました

00:10:41.443 --> 00:10:45.102
自分の先行きは明るいと
ここ数十年で初めて思えたって

00:10:45.955 --> 00:10:48.625
セラピーに通おうと思っていると
多くの人が教えてくれました

00:10:49.584 --> 00:10:54.054
このゲームをプレイして

00:10:54.078 --> 00:10:57.060
自分の苦しみを克服できるのではと
希望を持てたからです

00:10:59.155 --> 00:11:02.273
このゲームはセラピーではありません
そのつもりで作ってはいません

00:11:02.297 --> 00:11:05.217
単に私が友達と
自分たちの物語を

00:11:05.241 --> 00:11:07.932
私たちの思うアート つまり
ビデオゲームで分かち合っただけ

00:11:07.956 --> 00:11:12.687
でも私たちは １つ１つのメッセージに
深く感謝しています

00:11:12.711 --> 00:11:14.447
気持ちが楽になったって
言ってくれて

00:11:14.471 --> 00:11:17.999
私たちは自分の物語を
分かち合っただけなのに

NOTE Paragraph

00:11:19.456 --> 00:11:20.915
ですから

00:11:20.939 --> 00:11:27.932
私は人助けをしたいという衝動を
完璧には克服できていませんね

00:11:27.956 --> 00:11:30.129
でももう 克服したいとは
思っていません

00:11:30.740 --> 00:11:32.113
それを愛おしく思っています

00:11:32.137 --> 00:11:36.748
私に必要だったのは
それを健康的な程度に抑えることでした

00:11:36.772 --> 00:11:39.843
より深い人間関係を築くことを
もう邪魔したりせず

00:11:39.867 --> 00:11:42.402
かつ 周りの人たちとつながるのを
助けてくれる程度にです

NOTE Paragraph

00:11:44.034 --> 00:11:47.743
ですから もし皆さんの心の中に

00:11:47.767 --> 00:11:51.456
負の感情から生まれた
モンスターが住んでいるなら

00:11:51.480 --> 00:11:54.915
単にそのモンスターをやっつけることを
目指せばいいということではなくて

00:11:54.939 --> 00:11:58.775
私たち人間が複雑な存在であることも
理解してください

00:11:59.918 --> 00:12:06.173
あなたの生活の中でどの部分が多くを占め 
どこが足りなくなっているでしょう

00:12:06.920 --> 00:12:10.354
ほとんど抱かない感情は何でしょう

00:12:10.378 --> 00:12:11.928
もしかすると強く感じすぎて

00:12:11.952 --> 00:12:14.541
それを抑えようとしているのかも
しれませんが

00:12:15.191 --> 00:12:17.772
とりわけ大事なのは
このことを理解していることです

00:12:17.796 --> 00:12:21.500
幅広い感情や苦しみの１つ１つが

00:12:21.524 --> 00:12:23.939
私たちを私たちらしく
してくれているんです

00:12:23.963 --> 00:12:25.183
人間として

NOTE Paragraph

00:12:26.162 --> 00:12:27.324
ありがとうございました

NOTE Paragraph

00:12:27.348 --> 00:12:29.142
（拍手）