1 00:00:00,000 --> 00:00:03,020 ハンス・ロスリング教授です 2 00:00:03,020 --> 00:00:04,719 地球温暖化は止まったという意見を 3 00:00:04,719 --> 00:00:07,360 耳にすることがあります 4 00:00:07,360 --> 00:00:11,560 温度上昇は頭打ちとなったという見方です 5 00:00:11,560 --> 00:00:16,399 そこで私は NOAA のウェブサイトを 定期的に見ています 6 00:00:16,399 --> 00:00:21,519 米国海洋大気庁のことですね 7 00:00:21,519 --> 00:00:24,120 ここにある最新のデータを 8 00:00:24,120 --> 00:00:25,519 お見せしましょう 9 00:00:25,519 --> 00:00:28,839 このグラフでは12ヶ月ごとの気温を 10 00:00:28,839 --> 00:00:31,519 私の生まれた1948年から 11 00:00:31,519 --> 00:00:35,000 2014年の8月の最新データまで示しています 12 00:00:35,000 --> 00:00:36,700 示しています 13 00:00:36,700 --> 00:00:41,200 上側が温暖な時期 14 00:00:41,200 --> 00:00:43,679 下側が寒冷な時期です 15 00:00:43,679 --> 00:00:46,719 私が若かった最初の20年間には 16 00:00:46,719 --> 00:00:48,200 温かい時期も 17 00:00:48,200 --> 00:00:49,119 冷たい時期もありました 18 00:00:49,119 --> 00:00:50,439 70年代の中ごろといえば 19 00:00:50,439 --> 00:00:52,240 私が大学を卒業したころですが 20 00:00:52,240 --> 00:00:54,159 このように上向きになりました 21 00:00:54,159 --> 00:00:56,799 そしてこちらが昨年 22 00:00:56,799 --> 00:00:59,399 頭打ちの傾向はあったのですが 23 00:00:59,399 --> 00:01:01,159 しかしここで 24 00:01:01,159 --> 00:01:04,339 直近12カ月を見てみましょう いきますよ 25 00:01:04,339 --> 00:01:08,799 2014年の8月までのデータです 26 00:01:08,799 --> 00:01:13,000 これまでで 最も温度の高い12ヶ月でした 27 00:01:13,000 --> 00:01:15,439 このことを評価するには 28 00:01:15,439 --> 00:01:16,879 傾向を示す線を描く必要があります 29 00:01:16,879 --> 00:01:18,640 天候は年ごとに変わる一方で 30 00:01:18,640 --> 00:01:21,000 気候変動は 10 年単位で起きることだからです 31 00:01:21,000 --> 00:01:21,719 さあこちらが 32 00:01:21,719 --> 00:01:24,000 統計的な傾向のカーブです 33 00:01:24,000 --> 00:01:25,159 このように上昇し 34 00:01:25,159 --> 00:01:27,319 見てお分かりのように 35 00:01:27,319 --> 00:01:32,840 最近12ヶ月のデータは 長期の傾向と一致します 36 00:01:32,840 --> 00:01:35,319 この惑星の温度は 37 00:01:35,319 --> 00:01:38,000 どんどん上昇しているのです