Return to Video

RSA暗号 その2

  • 0:00 - 0:05
    解決策は、別のイギリス人数学者 兼 暗号研究家である
    クリフォード・コックスが発見しました。
  • 0:05 - 0:13
    コックスは、トラップドア 一方向関数と呼ばれる、
    特殊な 一方向関数の発見を目指していました。
  • 0:13 - 0:19
    これは、1つの方向では計算が簡単だが、
    トラップドアと呼ばれる特殊な情報がないかぎり、
  • 0:19 - 0:23
    逆方向の計算は難しい関数です。
  • 0:27 - 0:29
    このために、彼は「べき剰余」、つまり
    「べき乗」の剰余に目をつけました。
  • 0:29 - 0:35
    これは、すでにディファー=ヘルマン鍵交換の中で時計演算
    として説明していますが、次のようになります。
  • 0:35 - 0:39
    ある数を何らかの指数でべき乗します。
  • 0:39 - 0:43
    それから「法」で割り算して、
    余り(剰余)を出力するのです。
  • 0:43 - 0:46
    この方法を使用して、
    メッセージを次のように暗号化します。
  • 0:46 - 0:51
    ボブにメッセージがあり、それが数字 m に
    変換されるとします。
  • 0:51 - 0:57
    ボブはこの数を e 乗します。
    ここで e は公開された指数です。
  • 0:57 - 1:04
    それからボブは結果を乱数 N で割り、
    この割り算の余りを出力します。
  • 1:04 - 1:06
    こうしてある数 c が生まれます。
  • 1:06 - 1:09
    この計算の実行は簡単です。
  • 1:09 - 1:16
    しかし c 、e、N だけが分かっても、m がどんな数で
    あったか、突き止めるのはとても困難です。
  • 1:16 - 1:19
    それは何らかの試行錯誤に頼るしかないからです。
  • 1:19 - 1:27
    このためこれは1方向関数で、m に簡単に適用できるが、
    逆は困難です。これが数学的なロックです。
  • 1:34 - 1:37
    ここで、鍵はどうでしょうか?
  • 1:37 - 1:43
    鍵はトラップドアです。これは簡単に暗号化を解除できる、
    ある種の情報です。
  • 1:43 - 1:47
    c を、次の条件を満たす指数 d でべき乗します。
  • 1:47 - 1:54
    m に適用された当初の処理が打ち消され、
    元のメッセージ m が復元されるようにします。
  • 1:54 - 2:01
    どちらの演算も同じです。m を e でべき乗してから
    d でべき乗しています。
  • 2:01 - 2:05
    これは、m を e X d でべき乗するのと同じです。
  • 2:05 - 2:08
    e を暗号化に使い、d を復号に使います。
  • 2:08 - 2:16
    このため、e と d の生成方法を知る必要があります。
    しかも他人には d が分からないように。
  • 2:16 - 2:21
    これには、d を生成するための
    第二の1方向関数が必要であり、
  • 2:21 - 2:25
    この作業のために、
    彼はユークリッドの業績を見直しました。
Title:
RSA暗号 その2
Description:

more » « less
Video Language:
English
Duration:
02:25

Japanese subtitles

Revisions