もし摩擦力がなかったら
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0:18 - 0:21うわあああ!
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0:21 - 0:23摩擦について聞いたことがあるかな。
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0:23 - 0:25摩擦が物の動きを遅くし、
エネルギーを減らしてしまうと -
0:25 - 0:27聞いたことがあるかな。
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0:27 - 0:29なら、摩擦が無い方が素敵だと思わない?
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0:29 - 0:31例えば、車にはいいかもしれない。
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0:31 - 0:341. 動きを遅くするものが無いから、
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0:34 - 0:36移動に燃料が要らない。
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0:36 - 0:38すると高速電車みたいな外観になるだろう、
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0:38 - 0:41しかもエンジンが完璧にスムーズに動くから、
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0:41 - 0:43油を注ぐ必要が無くなるだろう。
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0:43 - 0:46でも摩擦がなければ、皆の日常生活が
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0:46 - 0:48すごく困難になることに驚くんじゃないかな。
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0:48 - 0:54では、摩擦の無い世界では何が起こるんだろう?
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0:54 - 0:56セバスチャンとウィルソンを見てみよう。
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0:56 - 0:57セバスチャンが新しく買った本を、
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0:57 - 0:59ウィルソンが拾い上げた。
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0:59 - 1:01ねえ ウィルソン、本をよこしてくれない?
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1:03 - 1:06動摩擦力が、表面にある物の動きを遅くする。
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1:06 - 1:09このように、テーブルの上を滑る本が遅くなった。
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1:09 - 1:11では 動摩擦力が無ければどうなるかな?
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1:11 - 1:13ねえ ウィルソン、本をよこしてくれない?
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1:16 - 1:17動摩擦力が無いので、
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1:17 - 1:19本が遅くならない。
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1:19 - 1:21動摩擦力が役立つ場合を、
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1:21 - 1:22他にも見てみよう。
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1:22 - 1:26音楽家のウィルソンと摩擦力は
関係が無いように見えるけど、 -
1:26 - 1:28実は関係する。
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1:31 - 1:34彼は弓を棒で押さえつけることで
より強い摩擦力を生み出している。 -
1:34 - 1:36これで弦を押したり引いたりして、
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1:36 - 1:38より振動させることで音を生み出す。
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1:38 - 1:44もし摩擦が無かったら?
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1:44 - 1:47木の部分でこすることで、
摩擦の少ない世界を再現している。 -
1:47 - 1:49弦をあまり引けないから
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1:49 - 1:51静かになった。
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1:51 - 1:52もし摩擦力が全く無ければ、
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1:52 - 1:55管弦楽団は失業してしまう!
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1:55 - 1:58セバスチャンの部屋には
ハシゴを収納するスペースが無いから、 -
1:58 - 2:00壁に寄りかからせることにした。
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2:04 - 2:08ハシゴは動いていないので、動摩擦力は働いていない。
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2:08 - 2:11動かない理由は、
静止摩擦力という他の種類の摩擦が -
2:11 - 2:12働いているからだ。
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2:12 - 2:15静止摩擦力は物体が滑るのを抑える。
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2:15 - 2:18だからこの物体は動いたり、回転したりしない。
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2:18 - 2:22このケースでは、静止摩擦力のおかげで
下側の端は床の上で静止し、 -
2:22 - 2:25上側の端は壁の上で静止する。
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2:25 - 2:27では静止摩擦力が無いとどうなるだろう?
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2:36 - 2:37歩く方法を考えたことはあるかな。
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2:37 - 2:40これにだって、摩擦が必要だ。
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2:42 - 2:44床に立ったセバスチャンが
歩くために足を上げると、 -
2:44 - 2:48体を前に動かし
歩き出すことができる。 -
2:48 - 2:50彼が滑って転ばない理由は、
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2:50 - 2:52静止摩擦力のおかげで
もう片方の足が -
2:52 - 2:54動かずにすむからだ。
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2:54 - 2:56では静止摩擦力が無ければ?
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3:00 - 3:04さて セバスチャンが2つの木片をこすって
火をおこす様子を見てみよう。 -
3:04 - 3:06どのような種類の摩擦だろう?
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3:06 - 3:09木片がこすれているから、
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3:09 - 3:10動摩擦力だね。
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3:11 - 3:14もしここで動摩擦力が働かなかったら?
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3:14 - 3:16木は完全になめらかで、
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3:16 - 3:18全く火をおこせないから
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3:18 - 3:19料理ができない!
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3:19 - 3:21困るね!
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3:21 - 3:23最後に、ウィルソンを見てみよう。
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3:23 - 3:25彼はスクーターに乗るのがすごく好きだ。
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3:25 - 3:26摩擦は彼にどう影響するだろう?
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3:26 - 3:29動き始めるために摩擦が必要だ。
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3:31 - 3:33静止摩擦力がないと、車輪が空回りして
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3:33 - 3:35同じ場所で滑りもがくだけだ。
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3:35 - 3:37スクーターはどこへも行けなくなる。
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3:39 - 3:41止まるためにも摩擦が必要だ。
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3:44 - 3:45動摩擦力が無ければ、
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3:45 - 3:50衝突するまで
スクーターが遅くなることは無い。 -
3:50 - 3:52うわあああ!
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3:52 - 3:54時々、摩擦力は邪魔者になる。
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3:54 - 3:58エネルギーを減らし、必要な速度を奪ってしまうからだ。
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3:58 - 4:01だけど今 見たように、
実は摩擦力は日常生活に役立つものだったんだ。 -
4:01 - 4:04普段は摩擦力を意識せずに日常生活を送れるけど、
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4:04 - 4:08摩擦力があるから出来ることを、
自分でも考えてみよう。 -
4:08 - 4:12ご視聴ありがとう!
Kazuaki Kumagai edited Japanese subtitles for A World Without Friction | ||
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