WEBVTT 00:00:06.120 --> 00:00:10.928 / 私の現実 / 00:00:34.520 --> 00:00:36.097 聞こえますか? 00:00:36.713 --> 00:00:37.555 聞こえますね。 00:00:37.642 --> 00:00:39.139 今、私の声は聞こえると思いますが、 00:00:39.300 --> 00:00:40.707 私の姿は見えないでしょう。 00:00:41.000 --> 00:00:42.843 耳があるから聞こえるのです。 00:00:43.185 --> 00:00:46.380 目を閉じて、画面に手を伸ばせば 00:00:46.520 --> 00:00:47.892 そこにあるのが分かりますね。 00:00:47.980 --> 00:00:50.500 皮膚で触って感じています。 00:00:50.600 --> 00:00:53.000 触ってはだめと言われたら、 00:00:53.100 --> 00:00:54.788 匂いを嗅ぐくらいしかありません。 00:00:54.888 --> 00:00:56.957 熱せられたプラスティックの匂いを嗅いではじめて、 00:00:57.100 --> 00:01:00.294 やっとモニタがそこにあることが分かるでしょう。 00:01:00.500 --> 00:01:02.930 鼻があってよかったですね。 00:01:03.063 --> 00:01:05.743 でも、どんな味がするのでしょう? 00:01:06.262 --> 00:01:08.000 さあ、それはちょっと難しいですが、 00:01:08.150 --> 00:01:09.981 結局はプラスティックを舐めて味わうことになるでしょう。 00:01:10.073 --> 00:01:11.689 あなたには、舌がありますから。 00:01:12.934 --> 00:01:14.800 あなたの周りの世界、つまり、 00:01:14.950 --> 00:01:17.369 あなたの周りにある全てのものを理解することは、 00:01:17.740 --> 00:01:19.064 五感を通じて行われます。 00:01:19.412 --> 00:01:20.852 耳があれば、 00:01:20.945 --> 00:01:21.923 聞こえます。 00:01:22.046 --> 00:01:23.200 目があれば、 00:01:23.284 --> 00:01:24.306 見ることができます。 00:01:24.706 --> 00:01:25.914 皮膚を通じて 00:01:25.914 --> 00:01:26.920 触覚を感じることができます。 00:01:26.920 --> 00:01:28.500 舌のおかげで味わうことができ、 00:01:28.700 --> 00:01:31.989 鼻があれば、匂うこともできます。 00:01:32.512 --> 00:01:37.453 目、耳、鼻、舌、皮膚は、生まれながらに備わった 00:01:37.561 --> 00:01:39.000 「道具」です。 00:01:39.100 --> 00:01:41.568 周りの世界を理解するための道具です。 00:01:42.737 --> 00:01:44.953 でも、どうやってこのことを知ったのでしょう? 00:01:46.169 --> 00:01:47.746 教えて貰ったからですよね。 00:01:48.453 --> 00:01:51.693 じゃあ、どうやってこれらを五つの感覚に 分けているのでしょう? 00:02:11.900 --> 00:02:18.071 [ 科学 ] 00:02:26.000 --> 00:02:28.048 その答えは、<科学>です。 00:02:28.048 --> 00:02:30.500 世界は非常に複雑なので、 00:02:30.750 --> 00:02:33.554 ものごとを見つけ出したり、定義付けたりするために 科学が用いられます。 00:02:33.554 --> 00:02:35.455 でも、科学とは何でしょう? 00:02:35.600 --> 00:02:38.150 観測と理論によって 00:02:38.300 --> 00:02:40.661 自然を調査し研究すること。 00:02:40.761 --> 00:02:41.850 または、調査を通じて得られた 00:02:42.000 --> 00:02:43.797 知識の集大成。 00:02:43.897 --> 00:02:47.568 基本的には、実験結果や数字や文字の集合体全体が 00:02:47.701 --> 00:02:50.800 一つのものとして定義されます。 00:02:51.200 --> 00:02:52.000 でも、どうやって? 00:02:52.500 --> 00:02:55.475 ほとんどの人は、記号を価値あるものと認識しており、 00:02:55.475 --> 00:02:58.445 そのうち、最もよく知られているのは、文字と数字です。 00:02:58.445 --> 00:03:00.700 それは、私たちが周囲の環境を 00:03:00.850 --> 00:03:03.016 理解するための道具です。 00:03:03.517 --> 00:03:05.000 これらの記号がどうやって存在するようになったのか、 00:03:05.100 --> 00:03:06.920 よく理解するために、 00:03:06.920 --> 00:03:10.457 数学の歴史を簡単に振り返ってみましょう。 00:03:14.444 --> 00:03:16.000 人間は、その最も初期から 00:03:16.300 --> 00:03:18.700 基本的な問題の解決法を探してきた。 00:03:19.750 --> 00:03:21.155 家を建て、空き地を測定し、 00:03:21.355 --> 00:03:23.900 季節の変化を把握し、数を数える。 00:03:25.000 --> 00:03:26.350 3万年以上前、 00:03:26.500 --> 00:03:27.650 旧石器時代初期の人々は 00:03:27.800 --> 00:03:29.476 季節の移り変わりや 00:03:29.476 --> 00:03:31.478 気候の変化を栽培のため把握していた。 00:03:32.200 --> 00:03:33.750 時間の経過を表現するため、 00:03:33.800 --> 00:03:36.049 洞窟の壁に印を刻んだり、 00:03:36.283 --> 00:03:38.986 骨や木や石に印を付けた。 00:03:38.986 --> 00:03:41.986 一つの印が一つの数を意味していた。 00:03:41.986 --> 00:03:43.100 しかし、扱う量が多くなると、 00:03:43.250 --> 00:03:44.558 このシステムはうまくいかなくなった。 00:03:44.558 --> 00:03:46.400 そこで、ついにシンボルが作られた。 00:03:46.550 --> 00:03:48.195 ものの一群を表す道具だ。 00:03:48.195 --> 00:03:50.550 紀元前4世紀以降の時期の 00:03:50.700 --> 00:03:52.700 シュメール人の粘土岩が発見された。 00:03:53.400 --> 00:03:56.303 縦長の小さな粘土は1を表し、 00:03:56.303 --> 00:03:58.205 球形の粘土は10、 00:03:58.205 --> 00:04:00.207 大きな円錐形は60を表していた。 00:04:01.000 --> 00:04:04.300 紀元前3300年頃の記録は 00:04:04.350 --> 00:04:06.000 バビロニア人が大量に、粘土板に葦で文字を 00:04:06.150 --> 00:04:07.450 刻み付けていたことを示している。 00:04:07.500 --> 00:04:09.983 彼らは、1を楔の形で、 00:04:09.983 --> 00:04:12.553 10を横のVで表し、 00:04:12.553 --> 00:04:14.955 これらのシンボルを組み合わせて他の数字を表していた。 00:04:14.988 --> 00:04:15.750 例えば、 00:04:15.850 --> 00:04:18.358 バビロニア人は数字の19をこのように書いていた。 00:04:19.826 --> 00:04:21.800 古代エジプト人は、身の回りのものを 00:04:21.950 --> 00:04:23.730 シンボルとして用いていた。 00:04:23.730 --> 00:04:26.800 棒が1、牛の拘束具が10、 00:04:26.950 --> 00:04:28.000 巻かれたヒモが100、 00:04:28.150 --> 00:04:31.004 ハスの花が1000、という具合だ。 00:04:31.400 --> 00:04:34.700 19は、脚を縛った牛と棒が9本だ。 00:04:36.150 --> 00:04:37.850 初期のローマ人は、数の体系を作り出した。 00:04:38.000 --> 00:04:39.680 今でも使われているものだ。 00:04:39.830 --> 00:04:40.850 他のシンボルに加え、 00:04:41.000 --> 00:04:43.650 10は「X」を、1は「I」を用いて表した。 00:04:44.200 --> 00:04:45.000 中世までに、 00:04:45.100 --> 00:04:47.100 ローマ人は「X」の右に「I」を書いて 00:04:47.250 --> 00:04:49.756 11を、左に書いて9をあらわすようになった。 00:04:49.756 --> 00:04:52.259 従って、19はXIXとなる。 00:04:52.800 --> 00:04:54.450 これら創造的な数字の体系は、 00:04:54.600 --> 00:04:57.500 個別のもの同様、ものの集合体を表している。 00:04:58.600 --> 00:05:00.300 人間の最も古い数の数え方のいくつかは、 00:05:00.450 --> 00:05:02.700 手足の指に頼っていた。 00:05:02.850 --> 00:05:05.706 従って、数は1、5、10、20が基本となっていた。 00:05:06.100 --> 00:05:07.950 ズールー語で6は、 00:05:08.100 --> 00:05:10.750 右手の親指を取るという意味だ。 00:05:10.900 --> 00:05:12.450 左手の指は全部、すでに数えられており、 00:05:12.600 --> 00:05:15.500 もう一つの親指が必要、という意味だ。 00:05:16.149 --> 00:05:18.250 他の数字の体系は、商業から発達した。 00:05:18.450 --> 00:05:19.500 ナイジェリアのヨルバ族は、 00:05:19.650 --> 00:05:21.889 子安貝の貝殻をお金として用い、 00:05:21.889 --> 00:05:24.858 驚くほど複雑な数字の体系を発達させた。 00:05:24.858 --> 00:05:25.950 20を単位として 00:05:26.100 --> 00:05:27.880 それを掛けたり、 00:05:28.030 --> 00:05:29.863 引いたり足したりする操作を基本としている。 00:05:29.989 --> 00:05:30.600 例えば、 00:05:30.750 --> 00:05:36.300 45は、20の3倍から10と5を引いたものと考える。 00:05:36.700 --> 00:05:38.720 多くの文化で、ペルシャ人のように 00:05:38.870 --> 00:05:41.050 縄やヒモの結び目を、 00:05:41.200 --> 00:05:42.709 数を数えるのに使っていた。 00:05:42.709 --> 00:05:44.150 インカ人は、より洗練された方式を用いていた。 00:05:44.300 --> 00:05:45.345 「キープ」という方式だ。 00:05:45.445 --> 00:05:47.600 細い縄を水平に持ち、 00:05:47.700 --> 00:05:49.416 そこからは、結び目のついたヒモがぶら下がっている。 00:05:49.883 --> 00:05:51.500 インカ人は、ヒモの長さや色だけでなく 00:05:51.650 --> 00:05:53.200 結び目の種類にも意味を持たせていた。 00:05:53.300 --> 00:05:55.756 それらは1、10、100を表していた。 00:05:55.800 --> 00:05:57.800 今日、ほとんどの工業化された社会では 00:05:57.950 --> 00:06:00.100 0から9までの数字を使っている。 00:06:00.600 --> 00:06:01.900 しかし、これらのシンボルは 00:06:02.050 --> 00:06:04.300 紀元前3世紀のインドまで発明されなかった。 00:06:04.665 --> 00:06:06.300 そして、0が数字の桁取りの要素として確立されるまでには 00:06:06.450 --> 00:06:09.800 さらに800年を要した。 00:06:10.150 --> 00:06:10.800 この偉大な発想は、 00:06:11.050 --> 00:06:13.300 数学の様相を劇的に変化させた。 00:06:14.700 --> 00:06:16.510 私たち人間は、常に互いにものを分け合ってきた。 00:06:16.879 --> 00:06:19.279 初期の文化で、公正かつ公平な方法で、 00:06:19.279 --> 00:06:20.550 食糧や水を分け合う際、 00:06:20.700 --> 00:06:22.400 あるいは土地を分割しようとする際、 00:06:22.649 --> 00:06:24.100 公平な分割を行う場面でのシンボルとして 00:06:24.250 --> 00:06:26.550 分数が徐々に出現してきた。 00:06:27.888 --> 00:06:29.957 古代エジプト人は、分数を単位として用いた。 00:06:30.224 --> 00:06:32.100 1/2, 1/3, 1/5のように 00:06:32.250 --> 00:06:34.650 分子は1であり、 00:06:34.661 --> 00:06:37.064 これらの分数を足したり二分割したりする。 00:06:37.064 --> 00:06:39.800 3斤のパンを5人家族で 00:06:39.950 --> 00:06:41.600 分けるときは、はじめに 00:06:41.700 --> 00:06:43.900 一つ目と二つ目のパンを 00:06:44.050 --> 00:06:44.700 3等分し、 00:06:46.039 --> 00:06:48.275 三つ目は5等分する。 00:06:49.600 --> 00:06:51.450 最後に、二つ目のパンの残った1/3を 00:06:51.600 --> 00:06:54.650 5つに分ける。 00:06:56.000 --> 00:07:00.153 古代エジプト人は、これらを1/3, 1/5, 1/15と記した。 00:07:00.654 --> 00:07:02.150 今なら、このような分割を行うときは、 00:07:02.300 --> 00:07:03.650 3/5という分数で表すだろう。 00:07:04.200 --> 00:07:06.450 一人当たり3/5斤、 00:07:06.600 --> 00:07:08.900 すなわち3斤を5人で分けるということだ。 00:07:09.530 --> 00:07:11.550 シュメール人や初期のバビロニア人は、 00:07:11.700 --> 00:07:13.250 4000年後の私たちが今も使っている 00:07:13.400 --> 00:07:17.200 60を基本とした分数の体系を発明した。 00:07:17.489 --> 00:07:19.000 60分が1時間、 00:07:19.150 --> 00:07:20.400 60秒が1分、 00:07:20.550 --> 00:07:23.350 一周は360度だ。 00:07:25.212 --> 00:07:27.000 中国の社会では、10を基本とした算盤を 00:07:27.100 --> 00:07:30.117 用いていたが、ゼロという考えはなかった。 00:07:30.751 --> 00:07:32.250 初期の小数の表し方は 00:07:32.400 --> 00:07:33.400 算盤に由来する。 00:07:33.500 --> 00:07:34.300 例えば、 00:07:34.400 --> 00:07:37.850 3/5は、10の珠のうち6個である。 00:07:38.125 --> 00:07:40.994 中国人は、分子に「子」という 愛らしい名前を付けた。 00:07:40.994 --> 00:07:42.596 分母は「母」だ。 00:07:43.700 --> 00:07:45.200 12世紀に至るまで 00:07:45.350 --> 00:07:46.350 今用いている、線を用いた 00:07:46.450 --> 00:07:48.300 分数の通常の記述法は 00:07:48.400 --> 00:07:49.350 発明されなかった。 00:07:49.500 --> 00:07:51.600 発明された後も、これらの分数の記述法は、 00:07:51.700 --> 00:07:54.500 500年後のルネサンス期まで 広く使われることはなかった。 00:07:55.600 --> 00:07:57.650 歴史を通して、地球上のあらゆる文化が 00:07:57.800 --> 00:08:00.200 それぞれ特徴ある計算法を作り出してきた。 00:08:00.848 --> 00:08:03.450 例えば…12×15という計算をするとき、 00:08:03.750 --> 00:08:05.000 ロシアの初期の農民は、 00:08:05.150 --> 00:08:07.150 2倍にしたり半分にしたりするという方法を用いていた。 00:08:09.523 --> 00:08:12.192 ある奇数を半分にすると分数になるが 00:08:13.093 --> 00:08:14.461 それは一旦切り捨て 00:08:15.900 --> 00:08:16.950 そこで、その奇数の乗数の相手方の数字を 00:08:17.100 --> 00:08:18.950 計算結果に足し合わせた。 00:08:24.100 --> 00:08:26.600 古代エジプト人は、必要なだけの 等式のグループが得られるまで 00:08:26.750 --> 00:08:28.410 2倍にしていくという手続に頼っていた… 00:08:32.500 --> 00:08:34.900 そして、これらの等式のグループを足し合わせて 答えとした。 00:08:40.800 --> 00:08:43.050 中世の間、ヨーロッパとアジアでは、 00:08:43.150 --> 00:08:46.050 日常携行可能な計算機として算盤が用いられた。 00:08:46.150 --> 00:08:48.250 しかし、使い方が分かる人はほとんどいなかった。 00:08:48.350 --> 00:08:50.430 通常は裕福な商人か金貸しだけであった。 00:08:51.000 --> 00:08:53.400 珠を動かすだけで、その位置によって値を示せるので 00:08:53.500 --> 00:08:55.950 算盤は非常に効率的な計算方法であった。 00:08:56.700 --> 00:08:59.200 そして、偉大なアラブの数学者アル=フワーリズミーが 00:08:59.340 --> 00:09:02.000 0から9までのインド・アラビア数字を 00:09:02.150 --> 00:09:03.700 北米からヨーロッパにかけて導入し、 00:09:03.900 --> 00:09:06.250 新しい計算手続を作り出した。 00:09:06.700 --> 00:09:09.349 この計算方法は紙の上に書くことができた。 00:09:10.150 --> 00:09:12.050 何世紀にも渡り、この計算方法の学習は 00:09:12.200 --> 00:09:13.800 教育の全体的な目標となった。 00:09:13.950 --> 00:09:15.150 生徒は、計算方法を、 00:09:15.300 --> 00:09:16.900 何段にも渡る筆算で、 00:09:17.200 --> 00:09:18.000 数字を借りたり動かしたりして 00:09:18.150 --> 00:09:20.900 効率的かつ確実に、何桁もの割算を行う方法を教えられた。 00:09:21.550 --> 00:09:23.050 そして、計算手順を記録し、 00:09:23.200 --> 00:09:25.200 結果をチェックすることができるようになった。 00:09:25.980 --> 00:09:29.634 今日 複雑な計算は電卓で行われている 00:09:29.850 --> 00:09:31.100 これは、生徒達が、その答えが合理的であることを 00:09:31.250 --> 00:09:33.300 チェックする能力と、 00:09:33.450 --> 00:09:34.550 そのために必要な暗算手法を 00:09:34.700 --> 00:09:36.850 豊富に備えるべきであることを意味している。 00:09:37.500 --> 00:09:40.450 12×15のような多くの単純計算は 00:09:40.600 --> 00:09:43.400 色々な方法で暗算が可能だ。 00:09:54.000 --> 00:09:55.300 数学の豊かで輝かしい歴史を 00:09:55.400 --> 00:09:57.050 通して旅すると、 00:09:57.200 --> 00:09:59.100 いかにアイデアや創造が 00:09:59.250 --> 00:10:00.850 日常生活の問題を解決するための 00:10:01.000 --> 00:10:03.550 人々の真摯な必要性から育ってきたかが分かる。 00:10:03.700 --> 00:10:05.800 歴史を通じて、世界中の男女の 00:10:05.950 --> 00:10:07.950 数学の探究は、 00:10:08.100 --> 00:10:10.100 私たちに魅力的なレンズをくれた。 00:10:10.250 --> 00:10:11.650 それは、世界を数学的に見る能力を私たちに与え、 00:10:11.800 --> 00:10:14.050 世界を意味あるものとしてくれる。 00:10:15.300 --> 00:10:17.250 科学は、事実の集積です。 00:10:17.400 --> 00:10:20.500 それは、観測されたものの定義と 00:10:20.650 --> 00:10:23.200 発見のための実験の結果に由来します。 00:10:23.500 --> 00:10:28.400 数学、化学、物理は、解釈によらない 00:10:28.550 --> 00:10:31.750 確固とした言語です。 00:10:31.900 --> 00:10:35.450 観測したものを記述し、 00:10:35.600 --> 00:10:38.950 その観測結果を証明するために行う 実験のための言語です。 00:10:39.200 --> 00:10:41.074 考えてみてください。 DNA、 00:10:41.074 --> 00:10:43.710 細胞、銀河、 00:10:44.378 --> 00:10:46.146 果物、 00:10:46.246 --> 00:10:48.282 ラップトップ・コンピュータ、 00:10:48.700 --> 00:10:50.551 空調… 00:10:51.118 --> 00:10:53.551 考えてみてください。 車、 00:10:54.221 --> 00:10:56.957 食べ物、 00:10:57.300 --> 00:10:58.892 家、 00:11:00.027 --> 00:11:02.963 動物相、 00:11:03.096 --> 00:11:05.599 植物相… 00:11:06.466 --> 00:11:08.635 考えてみてください。 原子、 00:11:08.936 --> 00:11:11.305 身体部位、 00:11:11.738 --> 00:11:13.974 気候、 00:11:14.708 --> 00:11:17.845 あるいは、あなたが着ている衣服… 00:11:20.200 --> 00:11:22.700 そして、理解しておきましょう。 00:11:22.850 --> 00:11:24.800 全てのものを定義しまたは作り出しているのは 00:11:25.000 --> 00:11:27.200 科学だと。 00:11:33.894 --> 00:11:36.200 科学の全体的な概念を理解するには、 00:11:36.350 --> 00:11:40.400 科学理論とは何かを理解しなければなりません。 00:11:40.550 --> 00:11:42.050 科学理論を構成するのは、 00:11:42.200 --> 00:11:44.550 概念の集積です。 00:11:44.700 --> 00:11:48.000 それは、観測可能な現象を抽象化したものを含み、 00:11:48.150 --> 00:11:50.750 計量可能な属性によって表現され、 00:11:50.900 --> 00:11:54.000 観測と、そのような概念の間の 00:11:54.150 --> 00:11:55.750 関連性を表現する 00:11:55.900 --> 00:11:58.700 科学法則と呼ばれる規則によって統合されています。 00:11:58.850 --> 00:12:01.850 科学理論は、このような観測に関する 利用可能な実験データを 00:12:02.000 --> 00:12:05.200 検証できるように構築されています。 00:12:05.350 --> 00:12:08.800 そして、現象を分類する際の説明のための原理、あるいは 00:12:08.950 --> 00:12:11.200 原理の一群として、力を発揮します。 00:12:11.732 --> 00:12:14.100 科学理論は、他の理論とは 00:12:14.250 --> 00:12:15.300 全く異なっています。 00:12:15.550 --> 00:12:17.750 科学は、最新の発見があったときには 00:12:17.900 --> 00:12:21.450 最も容易に変更が加えられる理論体系です。 00:12:32.850 --> 00:12:36.100 ♪ 科学は、世界の仕組みを理解するための 00:12:36.800 --> 00:12:38.950 ♪ これまでで最も良い道具です。 00:12:39.100 --> 00:12:42.000 科学は、正に人間の知識の形式です。 ♪ 00:12:42.200 --> 00:12:44.800 ♪ 私たちは常に既知の知識の最先端にいます。 00:12:45.300 --> 00:12:47.450 ♪ 科学は、次の世代に渡る 00:12:47.600 --> 00:12:49.600 ♪ 企業の共同事業のようなものです。 00:12:50.700 --> 00:12:53.250 ♪ 私たちはまた、その方法を用意したくれた人を通して ものごとを見ることで、 00:12:54.000 --> 00:12:56.550 ♪ その人たちのことを記憶しています。 00:12:56.800 --> 00:12:58.500 ♪ もしあなたに科学的な素養があれば、 00:12:58.650 --> 00:13:00.300 ♪ 世界は違ったものに見えるでしょう。 00:13:00.500 --> 00:13:03.300 そして、そこでの理解はあなたに力を与えるでしょう。♪ 00:13:08.850 --> 00:13:11.700 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 00:13:12.100 --> 00:13:15.250 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 00:13:15.700 --> 00:13:18.150 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 00:13:18.950 --> 00:13:20.900 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 00:13:21.200 --> 00:13:23.950 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 00:13:24.200 --> 00:13:27.100 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 00:13:27.350 --> 00:13:30.100 ♪ 人類の物語は、暗い隅に光を当てる 00:13:30.350 --> 00:13:33.550 ♪ アイデアの物語です。 00:13:39.900 --> 00:13:44.500 ♪ 科学者は謎を愛しており、分からない状態は嫌います。 00:13:45.500 --> 00:13:48.350 ♪ 私は分からない状態は怖くはありません。 00:13:48.700 --> 00:13:51.460 ♪ それはそれで更に興味深いことだと思います。 00:13:52.050 --> 00:13:54.600 ♪ さらに大きな現実の宇宙があります。 00:13:54.750 --> 00:13:57.500 ♪ 私たちは皆、その一部です。 00:13:57.650 --> 00:14:00.350 ♪ より遠くの宇宙を調べれば調べるほど、 00:14:00.423 --> 00:14:03.550 ♪ 更に驚くべき発見が得られるのです。 00:14:03.700 --> 00:14:06.250 ♪ 真実の探求は、それ自体が、 00:14:06.350 --> 00:14:09.350 ♪ 洞察に満ちた物語です。 00:14:15.800 --> 00:14:18.500 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 00:14:18.950 --> 00:14:22.250 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 00:14:22.600 --> 00:14:25.050 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 00:14:25.650 --> 00:14:27.600 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 00:14:27.950 --> 00:14:30.600 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 00:14:30.800 --> 00:14:34.000 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 00:14:34.150 --> 00:14:37.350 ♪ 人類の物語は、暗い隅に光を当てる 00:14:37.500 --> 00:14:39.950 ♪ アイデアの物語です。 00:14:40.050 --> 00:14:43.000 ♪ 宇宙の孤独な一点から、 00:14:43.300 --> 00:14:45.850 ♪ 私たちは、考える力によって 00:14:46.100 --> 00:14:48.850 ♪ 宇宙の始まりの直後の瞬間まで 00:14:49.550 --> 00:14:51.700 ♪ 振り返って見ることができるのです。 00:14:51.850 --> 00:14:53.200 ♪ 科学は、あなたの心の 00:14:53.350 --> 00:14:55.300 ♪ 働き方を変化させるでしょう。 00:14:55.450 --> 00:14:58.150 ♪ もう少し、より深く ものごとを考えるようになるでしょう。 00:14:58.500 --> 00:15:01.550 ♪ 科学は、個人が持つ先入観を排除し、 00:15:01.700 --> 00:15:04.150 ♪ 誰でも確認できる確たる証拠に置き換えます。 00:15:04.350 --> 00:15:07.300 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 00:15:07.600 --> 00:15:10.950 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 00:15:11.350 --> 00:15:14.400 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 00:15:14.550 --> 00:15:16.300 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 00:15:16.500 --> 00:15:19.350 [ 科学は、周囲の世界を理解するための 00:15:19.500 --> 00:15:21.600 偉大な道具です。] 00:15:21.750 --> 00:15:24.150 [ 科学は、一種の拡大鏡だと思ってください。 00:15:24.300 --> 00:15:26.250 それを通して見ると、 00:15:26.400 --> 00:15:30.000 自分の周囲の本当のことがわかるのです。]