1 00:00:06,120 --> 00:00:10,928 / 私の現実 / 2 00:00:34,520 --> 00:00:36,097 聞こえますか? 3 00:00:36,713 --> 00:00:37,555 聞こえますね。 4 00:00:37,642 --> 00:00:39,139 今、私の声は聞こえると思いますが、 5 00:00:39,300 --> 00:00:40,707 私の姿は見えないでしょう。 6 00:00:41,000 --> 00:00:42,843 耳があるから聞こえるのです。 7 00:00:43,185 --> 00:00:46,380 目を閉じて、画面に手を伸ばせば 8 00:00:46,520 --> 00:00:47,892 そこにあるのが分かりますね。 9 00:00:47,980 --> 00:00:50,500 皮膚で触って感じています。 10 00:00:50,600 --> 00:00:53,000 触ってはだめと言われたら、 11 00:00:53,100 --> 00:00:54,788 匂いを嗅ぐくらいしかありません。 12 00:00:54,888 --> 00:00:56,957 熱せられたプラスティックの匂いを嗅いではじめて、 13 00:00:57,100 --> 00:01:00,294 やっとモニタがそこにあることが分かるでしょう。 14 00:01:00,500 --> 00:01:02,930 鼻があってよかったですね。 15 00:01:03,063 --> 00:01:05,743 でも、どんな味がするのでしょう? 16 00:01:06,262 --> 00:01:08,000 さあ、それはちょっと難しいですが、 17 00:01:08,150 --> 00:01:09,981 結局はプラスティックを舐めて味わうことになるでしょう。 18 00:01:10,073 --> 00:01:11,689 あなたには、舌がありますから。 19 00:01:12,934 --> 00:01:14,800 あなたの周りの世界、つまり、 20 00:01:14,950 --> 00:01:17,369 あなたの周りにある全てのものを理解することは、 21 00:01:17,740 --> 00:01:19,064 五感を通じて行われます。 22 00:01:19,412 --> 00:01:20,852 耳があれば、 23 00:01:20,945 --> 00:01:21,923 聞こえます。 24 00:01:22,046 --> 00:01:23,200 目があれば、 25 00:01:23,284 --> 00:01:24,306 見ることができます。 26 00:01:24,706 --> 00:01:25,914 皮膚を通じて 27 00:01:25,914 --> 00:01:26,920 触覚を感じることができます。 28 00:01:26,920 --> 00:01:28,500 舌のおかげで味わうことができ、 29 00:01:28,700 --> 00:01:31,989 鼻があれば、匂うこともできます。 30 00:01:32,512 --> 00:01:37,453 目、耳、鼻、舌、皮膚は、生まれながらに備わった 31 00:01:37,561 --> 00:01:39,000 「道具」です。 32 00:01:39,100 --> 00:01:41,568 周りの世界を理解するための道具です。 33 00:01:42,737 --> 00:01:44,953 でも、どうやってこのことを知ったのでしょう? 34 00:01:46,169 --> 00:01:47,746 教えて貰ったからですよね。 35 00:01:48,453 --> 00:01:51,693 じゃあ、どうやってこれらを五つの感覚に 分けているのでしょう? 36 00:02:11,900 --> 00:02:18,071 [ 科学 ] 37 00:02:26,000 --> 00:02:28,048 その答えは、<科学>です。 38 00:02:28,048 --> 00:02:30,500 世界は非常に複雑なので、 39 00:02:30,750 --> 00:02:33,554 ものごとを見つけ出したり、定義付けたりするために 科学が用いられます。 40 00:02:33,554 --> 00:02:35,455 でも、科学とは何でしょう? 41 00:02:35,600 --> 00:02:38,150 観測と理論によって 42 00:02:38,300 --> 00:02:40,661 自然を調査し研究すること。 43 00:02:40,761 --> 00:02:41,850 または、調査を通じて得られた 44 00:02:42,000 --> 00:02:43,797 知識の集大成。 45 00:02:43,897 --> 00:02:47,568 基本的には、実験結果や数字や文字の集合体全体が 46 00:02:47,701 --> 00:02:50,800 一つのものとして定義されます。 47 00:02:51,200 --> 00:02:52,000 でも、どうやって? 48 00:02:52,500 --> 00:02:55,475 ほとんどの人は、記号を価値あるものと認識しており、 49 00:02:55,475 --> 00:02:58,445 そのうち、最もよく知られているのは、文字と数字です。 50 00:02:58,445 --> 00:03:00,700 それは、私たちが周囲の環境を 51 00:03:00,850 --> 00:03:03,016 理解するための道具です。 52 00:03:03,517 --> 00:03:05,000 これらの記号がどうやって存在するようになったのか、 53 00:03:05,100 --> 00:03:06,920 よく理解するために、 54 00:03:06,920 --> 00:03:10,457 数学の歴史を簡単に振り返ってみましょう。 55 00:03:14,444 --> 00:03:16,000 人間は、その最も初期から 56 00:03:16,300 --> 00:03:18,700 基本的な問題の解決法を探してきた。 57 00:03:19,750 --> 00:03:21,155 家を建て、空き地を測定し、 58 00:03:21,355 --> 00:03:23,900 季節の変化を把握し、数を数える。 59 00:03:25,000 --> 00:03:26,350 3万年以上前、 60 00:03:26,500 --> 00:03:27,650 旧石器時代初期の人々は 61 00:03:27,800 --> 00:03:29,476 季節の移り変わりや 62 00:03:29,476 --> 00:03:31,478 気候の変化を栽培のため把握していた。 63 00:03:32,200 --> 00:03:33,750 時間の経過を表現するため、 64 00:03:33,800 --> 00:03:36,049 洞窟の壁に印を刻んだり、 65 00:03:36,283 --> 00:03:38,986 骨や木や石に印を付けた。 66 00:03:38,986 --> 00:03:41,986 一つの印が一つの数を意味していた。 67 00:03:41,986 --> 00:03:43,100 しかし、扱う量が多くなると、 68 00:03:43,250 --> 00:03:44,558 このシステムはうまくいかなくなった。 69 00:03:44,558 --> 00:03:46,400 そこで、ついにシンボルが作られた。 70 00:03:46,550 --> 00:03:48,195 ものの一群を表す道具だ。 71 00:03:48,195 --> 00:03:50,550 紀元前4世紀以降の時期の 72 00:03:50,700 --> 00:03:52,700 シュメール人の粘土岩が発見された。 73 00:03:53,400 --> 00:03:56,303 縦長の小さな粘土は1を表し、 74 00:03:56,303 --> 00:03:58,205 球形の粘土は10、 75 00:03:58,205 --> 00:04:00,207 大きな円錐形は60を表していた。 76 00:04:01,000 --> 00:04:04,300 紀元前3300年頃の記録は 77 00:04:04,350 --> 00:04:06,000 バビロニア人が大量に、粘土板に葦で文字を 78 00:04:06,150 --> 00:04:07,450 刻み付けていたことを示している。 79 00:04:07,500 --> 00:04:09,983 彼らは、1を楔の形で、 80 00:04:09,983 --> 00:04:12,553 10を横のVで表し、 81 00:04:12,553 --> 00:04:14,955 これらのシンボルを組み合わせて他の数字を表していた。 82 00:04:14,988 --> 00:04:15,750 例えば、 83 00:04:15,850 --> 00:04:18,358 バビロニア人は数字の19をこのように書いていた。 84 00:04:19,826 --> 00:04:21,800 古代エジプト人は、身の回りのものを 85 00:04:21,950 --> 00:04:23,730 シンボルとして用いていた。 86 00:04:23,730 --> 00:04:26,800 棒が1、牛の拘束具が10、 87 00:04:26,950 --> 00:04:28,000 巻かれたヒモが100、 88 00:04:28,150 --> 00:04:31,004 ハスの花が1000、という具合だ。 89 00:04:31,400 --> 00:04:34,700 19は、脚を縛った牛と棒が9本だ。 90 00:04:36,150 --> 00:04:37,850 初期のローマ人は、数の体系を作り出した。 91 00:04:38,000 --> 00:04:39,680 今でも使われているものだ。 92 00:04:39,830 --> 00:04:40,850 他のシンボルに加え、 93 00:04:41,000 --> 00:04:43,650 10は「X」を、1は「I」を用いて表した。 94 00:04:44,200 --> 00:04:45,000 中世までに、 95 00:04:45,100 --> 00:04:47,100 ローマ人は「X」の右に「I」を書いて 96 00:04:47,250 --> 00:04:49,756 11を、左に書いて9をあらわすようになった。 97 00:04:49,756 --> 00:04:52,259 従って、19はXIXとなる。 98 00:04:52,800 --> 00:04:54,450 これら創造的な数字の体系は、 99 00:04:54,600 --> 00:04:57,500 個別のもの同様、ものの集合体を表している。 100 00:04:58,600 --> 00:05:00,300 人間の最も古い数の数え方のいくつかは、 101 00:05:00,450 --> 00:05:02,700 手足の指に頼っていた。 102 00:05:02,850 --> 00:05:05,706 従って、数は1、5、10、20が基本となっていた。 103 00:05:06,100 --> 00:05:07,950 ズールー語で6は、 104 00:05:08,100 --> 00:05:10,750 右手の親指を取るという意味だ。 105 00:05:10,900 --> 00:05:12,450 左手の指は全部、すでに数えられており、 106 00:05:12,600 --> 00:05:15,500 もう一つの親指が必要、という意味だ。 107 00:05:16,149 --> 00:05:18,250 他の数字の体系は、商業から発達した。 108 00:05:18,450 --> 00:05:19,500 ナイジェリアのヨルバ族は、 109 00:05:19,650 --> 00:05:21,889 子安貝の貝殻をお金として用い、 110 00:05:21,889 --> 00:05:24,858 驚くほど複雑な数字の体系を発達させた。 111 00:05:24,858 --> 00:05:25,950 20を単位として 112 00:05:26,100 --> 00:05:27,880 それを掛けたり、 113 00:05:28,030 --> 00:05:29,863 引いたり足したりする操作を基本としている。 114 00:05:29,989 --> 00:05:30,600 例えば、 115 00:05:30,750 --> 00:05:36,300 45は、20の3倍から10と5を引いたものと考える。 116 00:05:36,700 --> 00:05:38,720 多くの文化で、ペルシャ人のように 117 00:05:38,870 --> 00:05:41,050 縄やヒモの結び目を、 118 00:05:41,200 --> 00:05:42,709 数を数えるのに使っていた。 119 00:05:42,709 --> 00:05:44,150 インカ人は、より洗練された方式を用いていた。 120 00:05:44,300 --> 00:05:45,345 「キープ」という方式だ。 121 00:05:45,445 --> 00:05:47,600 細い縄を水平に持ち、 122 00:05:47,700 --> 00:05:49,416 そこからは、結び目のついたヒモがぶら下がっている。 123 00:05:49,883 --> 00:05:51,500 インカ人は、ヒモの長さや色だけでなく 124 00:05:51,650 --> 00:05:53,200 結び目の種類にも意味を持たせていた。 125 00:05:53,300 --> 00:05:55,756 それらは1、10、100を表していた。 126 00:05:55,800 --> 00:05:57,800 今日、ほとんどの工業化された社会では 127 00:05:57,950 --> 00:06:00,100 0から9までの数字を使っている。 128 00:06:00,600 --> 00:06:01,900 しかし、これらのシンボルは 129 00:06:02,050 --> 00:06:04,300 紀元前3世紀のインドまで発明されなかった。 130 00:06:04,665 --> 00:06:06,300 そして、0が数字の桁取りの要素として確立されるまでには 131 00:06:06,450 --> 00:06:09,800 さらに800年を要した。 132 00:06:10,150 --> 00:06:10,800 この偉大な発想は、 133 00:06:11,050 --> 00:06:13,300 数学の様相を劇的に変化させた。 134 00:06:14,700 --> 00:06:16,510 私たち人間は、常に互いにものを分け合ってきた。 135 00:06:16,879 --> 00:06:19,279 初期の文化で、公正かつ公平な方法で、 136 00:06:19,279 --> 00:06:20,550 食糧や水を分け合う際、 137 00:06:20,700 --> 00:06:22,400 あるいは土地を分割しようとする際、 138 00:06:22,649 --> 00:06:24,100 公平な分割を行う場面でのシンボルとして 139 00:06:24,250 --> 00:06:26,550 分数が徐々に出現してきた。 140 00:06:27,888 --> 00:06:29,957 古代エジプト人は、分数を単位として用いた。 141 00:06:30,224 --> 00:06:32,100 1/2, 1/3, 1/5のように 142 00:06:32,250 --> 00:06:34,650 分子は1であり、 143 00:06:34,661 --> 00:06:37,064 これらの分数を足したり二分割したりする。 144 00:06:37,064 --> 00:06:39,800 3斤のパンを5人家族で 145 00:06:39,950 --> 00:06:41,600 分けるときは、はじめに 146 00:06:41,700 --> 00:06:43,900 一つ目と二つ目のパンを 147 00:06:44,050 --> 00:06:44,700 3等分し、 148 00:06:46,039 --> 00:06:48,275 三つ目は5等分する。 149 00:06:49,600 --> 00:06:51,450 最後に、二つ目のパンの残った1/3を 150 00:06:51,600 --> 00:06:54,650 5つに分ける。 151 00:06:56,000 --> 00:07:00,153 古代エジプト人は、これらを1/3, 1/5, 1/15と記した。 152 00:07:00,654 --> 00:07:02,150 今なら、このような分割を行うときは、 153 00:07:02,300 --> 00:07:03,650 3/5という分数で表すだろう。 154 00:07:04,200 --> 00:07:06,450 一人当たり3/5斤、 155 00:07:06,600 --> 00:07:08,900 すなわち3斤を5人で分けるということだ。 156 00:07:09,530 --> 00:07:11,550 シュメール人や初期のバビロニア人は、 157 00:07:11,700 --> 00:07:13,250 4000年後の私たちが今も使っている 158 00:07:13,400 --> 00:07:17,200 60を基本とした分数の体系を発明した。 159 00:07:17,489 --> 00:07:19,000 60分が1時間、 160 00:07:19,150 --> 00:07:20,400 60秒が1分、 161 00:07:20,550 --> 00:07:23,350 一周は360度だ。 162 00:07:25,212 --> 00:07:27,000 中国の社会では、10を基本とした算盤を 163 00:07:27,100 --> 00:07:30,117 用いていたが、ゼロという考えはなかった。 164 00:07:30,751 --> 00:07:32,250 初期の小数の表し方は 165 00:07:32,400 --> 00:07:33,400 算盤に由来する。 166 00:07:33,500 --> 00:07:34,300 例えば、 167 00:07:34,400 --> 00:07:37,850 3/5は、10の珠のうち6個である。 168 00:07:38,125 --> 00:07:40,994 中国人は、分子に「子」という 愛らしい名前を付けた。 169 00:07:40,994 --> 00:07:42,596 分母は「母」だ。 170 00:07:43,700 --> 00:07:45,200 12世紀に至るまで 171 00:07:45,350 --> 00:07:46,350 今用いている、線を用いた 172 00:07:46,450 --> 00:07:48,300 分数の通常の記述法は 173 00:07:48,400 --> 00:07:49,350 発明されなかった。 174 00:07:49,500 --> 00:07:51,600 発明された後も、これらの分数の記述法は、 175 00:07:51,700 --> 00:07:54,500 500年後のルネサンス期まで 広く使われることはなかった。 176 00:07:55,600 --> 00:07:57,650 歴史を通して、地球上のあらゆる文化が 177 00:07:57,800 --> 00:08:00,200 それぞれ特徴ある計算法を作り出してきた。 178 00:08:00,848 --> 00:08:03,450 例えば…12×15という計算をするとき、 179 00:08:03,750 --> 00:08:05,000 ロシアの初期の農民は、 180 00:08:05,150 --> 00:08:07,150 2倍にしたり半分にしたりするという方法を用いていた。 181 00:08:09,523 --> 00:08:12,192 ある奇数を半分にすると分数になるが 182 00:08:13,093 --> 00:08:14,461 それは一旦切り捨て 183 00:08:15,900 --> 00:08:16,950 そこで、その奇数の乗数の相手方の数字を 184 00:08:17,100 --> 00:08:18,950 計算結果に足し合わせた。 185 00:08:24,100 --> 00:08:26,600 古代エジプト人は、必要なだけの 等式のグループが得られるまで 186 00:08:26,750 --> 00:08:28,410 2倍にしていくという手続に頼っていた… 187 00:08:32,500 --> 00:08:34,900 そして、これらの等式のグループを足し合わせて 答えとした。 188 00:08:40,800 --> 00:08:43,050 中世の間、ヨーロッパとアジアでは、 189 00:08:43,150 --> 00:08:46,050 日常携行可能な計算機として算盤が用いられた。 190 00:08:46,150 --> 00:08:48,250 しかし、使い方が分かる人はほとんどいなかった。 191 00:08:48,350 --> 00:08:50,430 通常は裕福な商人か金貸しだけであった。 192 00:08:51,000 --> 00:08:53,400 珠を動かすだけで、その位置によって値を示せるので 193 00:08:53,500 --> 00:08:55,950 算盤は非常に効率的な計算方法であった。 194 00:08:56,700 --> 00:08:59,200 そして、偉大なアラブの数学者アル=フワーリズミーが 195 00:08:59,340 --> 00:09:02,000 0から9までのインド・アラビア数字を 196 00:09:02,150 --> 00:09:03,700 北米からヨーロッパにかけて導入し、 197 00:09:03,900 --> 00:09:06,250 新しい計算手続を作り出した。 198 00:09:06,700 --> 00:09:09,349 この計算方法は紙の上に書くことができた。 199 00:09:10,150 --> 00:09:12,050 何世紀にも渡り、この計算方法の学習は 200 00:09:12,200 --> 00:09:13,800 教育の全体的な目標となった。 201 00:09:13,950 --> 00:09:15,150 生徒は、計算方法を、 202 00:09:15,300 --> 00:09:16,900 何段にも渡る筆算で、 203 00:09:17,200 --> 00:09:18,000 数字を借りたり動かしたりして 204 00:09:18,150 --> 00:09:20,900 効率的かつ確実に、何桁もの割算を行う方法を教えられた。 205 00:09:21,550 --> 00:09:23,050 そして、計算手順を記録し、 206 00:09:23,200 --> 00:09:25,200 結果をチェックすることができるようになった。 207 00:09:25,980 --> 00:09:29,634 今日 複雑な計算は電卓で行われている 208 00:09:29,850 --> 00:09:31,100 これは、生徒達が、その答えが合理的であることを 209 00:09:31,250 --> 00:09:33,300 チェックする能力と、 210 00:09:33,450 --> 00:09:34,550 そのために必要な暗算手法を 211 00:09:34,700 --> 00:09:36,850 豊富に備えるべきであることを意味している。 212 00:09:37,500 --> 00:09:40,450 12×15のような多くの単純計算は 213 00:09:40,600 --> 00:09:43,400 色々な方法で暗算が可能だ。 214 00:09:54,000 --> 00:09:55,300 数学の豊かで輝かしい歴史を 215 00:09:55,400 --> 00:09:57,050 通して旅すると、 216 00:09:57,200 --> 00:09:59,100 いかにアイデアや創造が 217 00:09:59,250 --> 00:10:00,850 日常生活の問題を解決するための 218 00:10:01,000 --> 00:10:03,550 人々の真摯な必要性から育ってきたかが分かる。 219 00:10:03,700 --> 00:10:05,800 歴史を通じて、世界中の男女の 220 00:10:05,950 --> 00:10:07,950 数学の探究は、 221 00:10:08,100 --> 00:10:10,100 私たちに魅力的なレンズをくれた。 222 00:10:10,250 --> 00:10:11,650 それは、世界を数学的に見る能力を私たちに与え、 223 00:10:11,800 --> 00:10:14,050 世界を意味あるものとしてくれる。 224 00:10:15,300 --> 00:10:17,250 科学は、事実の集積です。 225 00:10:17,400 --> 00:10:20,500 それは、観測されたものの定義と 226 00:10:20,650 --> 00:10:23,200 発見のための実験の結果に由来します。 227 00:10:23,500 --> 00:10:28,400 数学、化学、物理は、解釈によらない 228 00:10:28,550 --> 00:10:31,750 確固とした言語です。 229 00:10:31,900 --> 00:10:35,450 観測したものを記述し、 230 00:10:35,600 --> 00:10:38,950 その観測結果を証明するために行う 実験のための言語です。 231 00:10:39,200 --> 00:10:41,074 考えてみてください。 DNA、 232 00:10:41,074 --> 00:10:43,710 細胞、銀河、 233 00:10:44,378 --> 00:10:46,146 果物、 234 00:10:46,246 --> 00:10:48,282 ラップトップ・コンピュータ、 235 00:10:48,700 --> 00:10:50,551 空調… 236 00:10:51,118 --> 00:10:53,551 考えてみてください。 車、 237 00:10:54,221 --> 00:10:56,957 食べ物、 238 00:10:57,300 --> 00:10:58,892 家、 239 00:11:00,027 --> 00:11:02,963 動物相、 240 00:11:03,096 --> 00:11:05,599 植物相… 241 00:11:06,466 --> 00:11:08,635 考えてみてください。 原子、 242 00:11:08,936 --> 00:11:11,305 身体部位、 243 00:11:11,738 --> 00:11:13,974 気候、 244 00:11:14,708 --> 00:11:17,845 あるいは、あなたが着ている衣服… 245 00:11:20,200 --> 00:11:22,700 そして、理解しておきましょう。 246 00:11:22,850 --> 00:11:24,800 全てのものを定義しまたは作り出しているのは 247 00:11:25,000 --> 00:11:27,200 科学だと。 248 00:11:33,894 --> 00:11:36,200 科学の全体的な概念を理解するには、 249 00:11:36,350 --> 00:11:40,400 科学理論とは何かを理解しなければなりません。 250 00:11:40,550 --> 00:11:42,050 科学理論を構成するのは、 251 00:11:42,200 --> 00:11:44,550 概念の集積です。 252 00:11:44,700 --> 00:11:48,000 それは、観測可能な現象を抽象化したものを含み、 253 00:11:48,150 --> 00:11:50,750 計量可能な属性によって表現され、 254 00:11:50,900 --> 00:11:54,000 観測と、そのような概念の間の 255 00:11:54,150 --> 00:11:55,750 関連性を表現する 256 00:11:55,900 --> 00:11:58,700 科学法則と呼ばれる規則によって統合されています。 257 00:11:58,850 --> 00:12:01,850 科学理論は、このような観測に関する 利用可能な実験データを 258 00:12:02,000 --> 00:12:05,200 検証できるように構築されています。 259 00:12:05,350 --> 00:12:08,800 そして、現象を分類する際の説明のための原理、あるいは 260 00:12:08,950 --> 00:12:11,200 原理の一群として、力を発揮します。 261 00:12:11,732 --> 00:12:14,100 科学理論は、他の理論とは 262 00:12:14,250 --> 00:12:15,300 全く異なっています。 263 00:12:15,550 --> 00:12:17,750 科学は、最新の発見があったときには 264 00:12:17,900 --> 00:12:21,450 最も容易に変更が加えられる理論体系です。 265 00:12:32,850 --> 00:12:36,100 ♪ 科学は、世界の仕組みを理解するための 266 00:12:36,800 --> 00:12:38,950 ♪ これまでで最も良い道具です。 267 00:12:39,100 --> 00:12:42,000 科学は、正に人間の知識の形式です。 ♪ 268 00:12:42,200 --> 00:12:44,800 ♪ 私たちは常に既知の知識の最先端にいます。 269 00:12:45,300 --> 00:12:47,450 ♪ 科学は、次の世代に渡る 270 00:12:47,600 --> 00:12:49,600 ♪ 企業の共同事業のようなものです。 271 00:12:50,700 --> 00:12:53,250 ♪ 私たちはまた、その方法を用意したくれた人を通して ものごとを見ることで、 272 00:12:54,000 --> 00:12:56,550 ♪ その人たちのことを記憶しています。 273 00:12:56,800 --> 00:12:58,500 ♪ もしあなたに科学的な素養があれば、 274 00:12:58,650 --> 00:13:00,300 ♪ 世界は違ったものに見えるでしょう。 275 00:13:00,500 --> 00:13:03,300 そして、そこでの理解はあなたに力を与えるでしょう。♪ 276 00:13:08,850 --> 00:13:11,700 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 277 00:13:12,100 --> 00:13:15,250 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 278 00:13:15,700 --> 00:13:18,150 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 279 00:13:18,950 --> 00:13:20,900 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 280 00:13:21,200 --> 00:13:23,950 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 281 00:13:24,200 --> 00:13:27,100 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 282 00:13:27,350 --> 00:13:30,100 ♪ 人類の物語は、暗い隅に光を当てる 283 00:13:30,350 --> 00:13:33,550 ♪ アイデアの物語です。 284 00:13:39,900 --> 00:13:44,500 ♪ 科学者は謎を愛しており、分からない状態は嫌います。 285 00:13:45,500 --> 00:13:48,350 ♪ 私は分からない状態は怖くはありません。 286 00:13:48,700 --> 00:13:51,460 ♪ それはそれで更に興味深いことだと思います。 287 00:13:52,050 --> 00:13:54,600 ♪ さらに大きな現実の宇宙があります。 288 00:13:54,750 --> 00:13:57,500 ♪ 私たちは皆、その一部です。 289 00:13:57,650 --> 00:14:00,350 ♪ より遠くの宇宙を調べれば調べるほど、 290 00:14:00,423 --> 00:14:03,550 ♪ 更に驚くべき発見が得られるのです。 291 00:14:03,700 --> 00:14:06,250 ♪ 真実の探求は、それ自体が、 292 00:14:06,350 --> 00:14:09,350 ♪ 洞察に満ちた物語です。 293 00:14:15,800 --> 00:14:18,500 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 294 00:14:18,950 --> 00:14:22,250 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 295 00:14:22,600 --> 00:14:25,050 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 296 00:14:25,650 --> 00:14:27,600 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 297 00:14:27,950 --> 00:14:30,600 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 298 00:14:30,800 --> 00:14:34,000 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 299 00:14:34,150 --> 00:14:37,350 ♪ 人類の物語は、暗い隅に光を当てる 300 00:14:37,500 --> 00:14:39,950 ♪ アイデアの物語です。 301 00:14:40,050 --> 00:14:43,000 ♪ 宇宙の孤独な一点から、 302 00:14:43,300 --> 00:14:45,850 ♪ 私たちは、考える力によって 303 00:14:46,100 --> 00:14:48,850 ♪ 宇宙の始まりの直後の瞬間まで 304 00:14:49,550 --> 00:14:51,700 ♪ 振り返って見ることができるのです。 305 00:14:51,850 --> 00:14:53,200 ♪ 科学は、あなたの心の 306 00:14:53,350 --> 00:14:55,300 ♪ 働き方を変化させるでしょう。 307 00:14:55,450 --> 00:14:58,150 ♪ もう少し、より深く ものごとを考えるようになるでしょう。 308 00:14:58,500 --> 00:15:01,550 ♪ 科学は、個人が持つ先入観を排除し、 309 00:15:01,700 --> 00:15:04,150 ♪ 誰でも確認できる確たる証拠に置き換えます。 310 00:15:04,350 --> 00:15:07,300 ♪ 現実の世界の中に、本当の詩があります。 311 00:15:07,600 --> 00:15:10,950 ♪ 科学は、現実をうたう詩です。 312 00:15:11,350 --> 00:15:14,400 ♪ 私たちには科学があります。それを使えば、 313 00:15:14,550 --> 00:15:16,300 ♪ 私たちの生活を良くしていくことができるのです。 314 00:15:16,500 --> 00:15:19,350 [ 科学は、周囲の世界を理解するための 315 00:15:19,500 --> 00:15:21,600 偉大な道具です。] 316 00:15:21,750 --> 00:15:24,150 [ 科学は、一種の拡大鏡だと思ってください。 317 00:15:24,300 --> 00:15:26,250 それを通して見ると、 318 00:15:26,400 --> 00:15:30,000 自分の周囲の本当のことがわかるのです。]