絶滅に瀕した生物たちージャン・ステイスカル
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0:07 - 0:13ケニヤのサバンナで2頭のメスの
キタシロサイ ナイェンとファトゥが -
0:13 - 0:16ムシャムシャと満足そうに
草を食べています -
0:16 - 0:18このビデオの公開時には
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0:18 - 0:23彼女たちは 地球上に残された最後の
2頭のキタシロサイとして知られています -
0:23 - 0:26彼女たちの種は機能的に絶滅しています
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0:26 - 0:30オスがいないので ナイェンとファトゥは
生殖ができないからです -
0:30 - 0:34しかしまだ キタシロサイを
蘇らせる希望はあります -
0:34 - 0:36どうすればいいのでしょうか?
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0:36 - 0:39このお話は約50年前から始まります
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0:39 - 0:42そのころサイたちのツノを狙って
アフリカ中で密猟者たちが -
0:42 - 0:45何千ものサイたちを
違法に狩り始めました -
0:45 - 0:48さらに彼らの生息地で内戦が起きたため
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0:48 - 0:52キタシロサイの個体数が
激減してしまいました -
0:52 - 0:571970年代 心配した保護活動家たちは
捕獲した上で繁殖させようと始め -
0:57 - 1:01オスから精液を採取し保存しました
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1:01 - 1:05意欲的な繁殖プログラムによって生まれたのは
最終的には たった4頭でした -
1:05 - 1:10ナイェンと彼女の娘のファトゥが
残された2頭となり -
1:10 - 1:152014年そのどちらにも仔サイがいないことを
保護活動家たちは確認しました -
1:15 - 1:20ナイェンはファトゥを産みましたが
今は後ろ足が弱っていて -
1:20 - 1:23もし再び妊娠した場合
健康を害する可能性があります -
1:23 - 1:27一方ファトゥは
子宮内膜が弱っています -
1:27 - 1:34そして最後のオスのキタシロサイ
スーダンは2018年に亡くなりました -
1:34 - 1:38しかし まだ微かな希望があります
人工生殖です -
1:38 - 1:43生きているオスとメスがいなくても
妊娠することは可能ですが -
1:43 - 1:47これは控えめに言っても
複雑でリスクのあるプロセスです -
1:47 - 1:51科学者が精液を保存していても
彼らは卵子を集めなければならず― -
1:51 - 1:57それは最長2時間はメスを
大人しくさせる必要がある複雑な手順です -
1:57 - 2:00そして彼らは生存可能な胚を
研究室で作ろうとしました -
2:00 - 2:05それは今まで誰もやったことがなく
誰も知らない方法です -
2:05 - 2:07それはまだ始まりにすぎず―
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2:07 - 2:10別の種のサイが代理母になり
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2:10 - 2:13受精卵を妊娠させなければなりません
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2:13 - 2:17キタシロサイの近縁種である
ミナミシロサイのメスが -
2:17 - 2:21研究室の受精卵を育てるための鍵となり
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2:21 - 2:25代理母の有力な候補になりました
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2:25 - 2:30キタシロサイとミナミシロサイは
100万年前に分岐しましたが -
2:30 - 2:34今でも非常に近い関係の種です
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2:34 - 2:38彼らは生息地が違い
わずかに身体的特徴が異なります -
2:38 - 2:42幸運な偶然ですが
ミナミシロサイの中に -
2:42 - 2:45生殖能力に問題があるメスが何頭かいて
治療が必要だったので -
2:45 - 2:49研究者たちは治療の一環として
卵子を採取することができました -
2:49 - 2:532015年10月
デヴォー・クラロヴェ動物園で -
2:53 - 2:59IZWベルリン(野生動物研究所)の専門家たちが
ミナミシロサイから卵子を採取し始め -
2:59 - 3:05それをイタリアにある動物繁殖の研究所
アヴァンティアに送りました -
3:05 - 3:12そこで科学者たちは生存可能な胚を
作成する技術を開発し完成させました -
3:12 - 3:14彼らがその技術を習得すると
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3:14 - 3:202019年8月22日 研究者たちは
ナイェンとファトゥの卵子を摘出し -
3:20 - 3:22イタリアに空輸しました
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3:22 - 3:253日後 彼らは卵子をキタシロサイの
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3:25 - 3:28オスの精子と授精させました
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3:28 - 3:321週間後2つの卵子が発生段階に入り
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3:32 - 3:36胚が冷凍可能になり 未来へ保存
できるようになりました -
3:36 - 3:41また2019年12月に別の採取が行われ
さらにもう一つ胚を作ることができました -
3:41 - 3:482020年初頭ではナイェンとファトゥの
健康状態が良ければ -
3:48 - 3:50卵子を年に3回採取する予定です
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3:50 - 3:52その間 研究者たちは
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3:52 - 3:55有望なミナミシロサイの
代理母を探しています -
3:55 - 3:59理想的なのは
過去に妊娠経験がある個体です -
3:59 - 4:02代理母計画は 成功するとの
思いで行われており -
4:02 - 4:05ミナミシロサイとキタシロサイは
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4:05 - 4:10最後の氷河期や近年の1977年にも
交配していたことから -
4:10 - 4:14ミナミシロサイが
キタシロサイを妊娠をできると -
4:14 - 4:17研究者たちは前向きに捉えています
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4:17 - 4:21さらに この2つの種は
妊娠期間が同じです -
4:21 - 4:25しかしそれでも
胚をサイに移植するのは -
4:25 - 4:27子宮頸部の形状が
理由となり難しいのです -
4:27 - 4:30数十年かかる最終的な目標は
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4:30 - 4:34キタシロサイの繁殖個体数を
彼らの元々の生息地に -
4:34 - 4:37確立させることです
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4:37 - 4:40研究では1世紀前にその種が持っていた
遺伝的多様性を再生するのに -
4:40 - 4:45十分な数の個体から得た
サンプルがあると示唆しています -
4:45 - 4:48この取り組みの詳細は
ユニークなのですが -
4:48 - 4:52多くの生物が絶滅危惧または
機能的絶滅に直面しているので -
4:52 - 4:56同時に大きな疑問を
投げかける場でもあります -
4:56 - 5:00私たち人間は危機に瀕している生物を
救う責任があるのでしょうか? -
5:00 - 5:04特に人間の活動そのものが
彼らを危機に追い込んでいる場合は? -
5:04 - 5:07絶滅の危機に瀕している
動物たちを救うために -
5:07 - 5:10私たちが重ねるべき努力に
制限はあるのでしょうか?
- Title:
- 絶滅に瀕した生物たちージャン・ステイスカル
- Speaker:
- ジャン・ステイスカル
- Description:
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ケニヤのサバンナで、ナイェンとファトゥという、2頭のメスのキタシロサイが、草の上で満足そうに、むしゃむしゃ食べています。彼女らは地球で最後に残された、2頭のキタシロサイとして知られています。彼女らの種は、機能的に絶滅していますーオスがいないため、彼女らは生殖できないのです。しかしまだ、キタシロサイを蘇らせる希望があります。どうするのでしょうか?ジャン・ステイスカルが、絶滅の危機に瀕している種を蘇らせる科学を追求します。
講師:ジャン・ステイスカル、監督:デニス・シャポン
このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/the-last-living-members-of-an-extinct-species-jan-stejskal - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 05:11
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Nanae Sento accepted Japanese subtitles for The last living members of an extinct species | ||
Nanae Sento edited Japanese subtitles for The last living members of an extinct species | ||
Nanae Sento declined Japanese subtitles for The last living members of an extinct species | ||
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