若者たちがより良い未来を築くことを助ける方法
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0:02 - 0:06現在 10歳から24歳までの若者が
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0:06 - 0:10世界には18億人います
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0:11 - 0:15人類史上最大の
同世代の集団です -
0:15 - 0:18彼らの要求に応えるのは
大きなチャレンジですが -
0:18 - 0:21大きなチャンスでもあります
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0:21 - 0:25私たちの未来は
彼らにかかっているからです -
0:25 - 0:31私たちが日々 目にするのは
変革を目指す闘いにアイデアと情熱を注ぐ -
0:31 - 0:33若者たちの姿です
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0:33 - 0:38社会的な変革 政治的な変革
彼らのコミュニティにおける変革です -
0:39 - 0:43彼らが将来 生み出す進歩や発明を
想像してみてください -
0:43 - 0:48新薬や新しい交通手段
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0:48 - 0:50新しいコミュニケーション手段や
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0:50 - 0:55持続可能な経済
世界平和かもしれません -
0:55 - 0:58しかし若者が手にすべきチャンスは
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0:58 - 1:00与えられていません
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1:01 - 1:0518億人の若者たちが
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1:05 - 1:08大人への入り口に立っています
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1:09 - 1:10でも準備はどうでしょう?
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1:10 - 1:13現在 大人への準備が
できている若者はわずかです -
1:14 - 1:16ユニセフでの仕事で一番好きなことは
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1:16 - 1:21世界中の若者に会い
話し 意見を聞く -
1:21 - 1:23機会があることです
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1:23 - 1:26みんな夢や希望を語ってくれます
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1:26 - 1:29彼らには人生で成し遂げるであろう
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1:29 - 1:31素晴らしい夢や希望があります
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1:32 - 1:36一方で訴えてくるのは 恐れです
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1:36 - 1:41彼らは切迫した危機の連続に
直面していると感じています -
1:41 - 1:44人口の危機
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1:44 - 1:46教育の危機
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1:46 - 1:49雇用の危機
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1:49 - 1:51暴力に巻き込まれる危機
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1:51 - 1:53女子が直面する危機です
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1:55 - 2:00これらの危機を考えると
問題は切迫していて -
2:00 - 2:02今すぐ対処しなければなりません
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2:02 - 2:05若者たちが不安を訴えているからです
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2:06 - 2:10必要な教育が受けられないのではと
心配しています -
2:10 - 2:11確かに
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2:12 - 2:13彼らの心配はもっともです
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2:13 - 2:17世界中で2億人の若者が
学校に通っておらず -
2:17 - 2:20その数はブラジルの人口に
匹敵します -
2:20 - 2:22一方 学校に通っている若者でも
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2:22 - 2:25適切なスキルが
身に付いていないと感じています -
2:25 - 2:29世界的には 10人中6人の子どもや若者が
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2:29 - 2:35読解力と数学的能力で
最低限のレベルに達していません -
2:35 - 2:38どんな国でも
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2:38 - 2:41半数近くの若者が
読み書きできないなら -
2:41 - 2:44繁栄するのは不可能です
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2:45 - 2:49中等学校に通っている
幸運な人はどうでしょう? -
2:49 - 2:52生計を立てるのに役立つスキルが
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2:52 - 2:56得られないことを不安に感じ
中退する人が多いのです -
2:56 - 3:00親に学費を払う余裕がない場合もあります
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3:00 - 3:01これは悲劇です
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3:02 - 3:07若者たちは雇用についても
不安を訴えます -
3:07 - 3:09就職できないのではないかと
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3:10 - 3:12この不安も もっともです
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3:12 - 3:17毎月1000万人の若者が労働年齢に達します
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3:18 - 3:20驚くべき人数です
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3:20 - 3:25進学する人もいますが
その多くは就職します -
3:25 - 3:29しかし これほどの就職先を
毎月つくり出すことはできません -
3:30 - 3:34その結果 就職先を求める競争は
激しくなっています -
3:35 - 3:38現代の若者の立場に立ってみてください
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3:38 - 3:41仕事を探しながら なんとか生計を立て
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3:41 - 3:43未来を築く準備をしているけれど
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3:43 - 3:46チャンスには恵まれないのです
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3:48 - 3:50若者が こう訴えることもあります
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3:50 - 3:54必要なスキルを
習得できていないのではないかと -
3:54 - 3:56この訴えも もっともです
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3:58 - 4:02私たちが生きる現代は
変化があまりにも急速で -
4:02 - 4:05時代の流れに
仕事が追い付いていません -
4:05 - 4:09第四次産業革命の時代です
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4:09 - 4:13若者は農場や田舎を敬遠し
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4:13 - 4:15都会に出ようとします
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4:15 - 4:19将来の仕事のために
将来性のあるスキルを学びたいと考えています -
4:19 - 4:23デジタル技術や環境技術
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4:23 - 4:27現代的な農業について
学ぶ機会を求めています -
4:27 - 4:30自分で会社を起こせるように
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4:30 - 4:33ビジネスや起業について
学びたいのです -
4:33 - 4:38看護師や放射線科医
薬剤師や医師になりたいのです -
4:38 - 4:42将来必要な あらゆるスキルを
身に付けたいのです -
4:43 - 4:48建設業や電気技術者といった
職業について学びたいのです -
4:48 - 4:51これらは国が必要とする
専門職でありながら -
4:51 - 4:55いまだ雇用が創出されていない職です
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4:56 - 5:01さらに 若者たちは
暴力に対する不安を訴えます -
5:02 - 5:07家 オンライン 学校 地域における暴力です
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5:07 - 5:09そしてこれも もっともな訴えです
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5:10 - 5:14SNS上には何百人もの友人がいても
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5:14 - 5:17必要な時に顔を合わせて
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5:17 - 5:20直接話し合えるような友人は
-
5:20 - 5:22見つかりません
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5:22 - 5:26彼らはいじめや嫌がらせに
直面しています -
5:26 - 5:30何億もの人々が 搾取や
-
5:30 - 5:32虐待や暴力に直面しています
-
5:33 - 5:377分間に1人のペースで
青年期の少年少女が -
5:37 - 5:41世界のどこかで暴力行為によって
殺害されています -
5:43 - 5:45そして女の子たちは
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5:45 - 5:48とりわけ自分たちの未来への
不安を訴えます -
5:48 - 5:51そして悲しいことに
この不安も もっともです -
5:51 - 5:54女の子たちは偏見と差別に直面しています
-
5:54 - 5:56児童婚のせいで
-
5:56 - 5:59命に関わるような
早期の妊娠に直面しています -
6:01 - 6:04アメリカの人口を
思い浮かべてください -
6:04 - 6:05では それを2倍に
-
6:05 - 6:10それが 18歳の誕生日を迎える前に
結婚している女性の数です -
6:10 - 6:136億5000万人にのぼります
-
6:13 - 6:17その多くは子どものまま
母親になってしまったのです -
6:18 - 6:233人に1人の女性が生涯のうちに
身体的虐待や -
6:23 - 6:25性的虐待を受けています
-
6:26 - 6:29女の子たちが将来に不安を感じるのも
無理はありません -
6:30 - 6:36これらの危機は 皆さんの生活や
身の回りでは現実味がないかもしれません -
6:36 - 6:39またおそらく 皆さんには
質の高い教育や -
6:39 - 6:43市場が求めるスキル
就職先を得る機会があったでしょう -
6:43 - 6:48そして 暴力や偏見 差別を
受けたことがないかもしれません -
6:48 - 6:52でも 皆さんほど幸運でない若者たちが
数千万人もいます -
6:52 - 6:56彼らは未来に向けて
警鐘を鳴らしているのです -
6:57 - 7:01これがユニセフと
各国政府や民間パートナーが -
7:01 - 7:04新たに国際的なプログラムを
立ち上げている理由です -
7:04 - 7:07若者たち自ら
こう名付けました -
7:07 - 7:10Generation Unlimited
(無限の可能性を秘めた世代) -
7:10 - 7:13Gen-U や Gen you とも
呼ばれています -
7:15 - 7:19若者たちはこう訴えます
私たちの時代 私たちの出番 -
7:19 - 7:21私たちの未来だ と
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7:22 - 7:25私たちの目標は非常にシンプルです
-
7:25 - 7:302030年までに すべての若者が
学校で教育や技能研修を受けているか -
7:30 - 7:33年齢に適した職業に
就いている状態を目指します -
7:35 - 7:39この目標は緊急性があり
必要かつ野心的なものですが -
7:39 - 7:42達成できると考えています
-
7:42 - 7:45私たちは最先端の解決策と
-
7:45 - 7:47新たなアイデアを求めています
-
7:47 - 7:52若者たちに 成功を勝ち取る機会を
与えるためのアイデアです -
7:52 - 7:54すべての答えを
持っている訳ではないので -
7:54 - 7:58企業や政府
非営利団体 -
7:58 - 8:03学会や イノベーターに
支援を求めています -
8:03 - 8:06Gen-U は開かれたプラットフォームであり
-
8:06 - 8:11そこに人々が集まって
アイデアや解決策を共有し -
8:11 - 8:14うまくいくこと
うまくいかないこと -
8:14 - 8:17そしてなにより うまくいく
可能性があることを共有するのです -
8:18 - 8:23こういったアイデアを取り上げ
ほんの少しの元金と -
8:23 - 8:25良いパートナーと
-
8:25 - 8:27政治からの善意を加えると
-
8:27 - 8:32世界中の何千万人もの人々に
リーチできるように拡大できると -
8:32 - 8:33考えています
-
8:34 - 8:37またこのプロジェクトでは
新たなことも行っていきます -
8:37 - 8:41若者と共同でデザインしたり
創造したりするのです -
8:41 - 8:44若者たちがGen-U を利用して舵を取り
-
8:44 - 8:46進んでいくのです
-
8:47 - 8:51アルゼンチンでは
こんなプログラムがあります -
8:51 - 8:56田舎の人里離れた山岳地帯の
コミュニティの生徒と -
8:57 - 8:59彼らがほとんど会ったことがない
-
8:59 - 9:02中等教育の教師とを繋げるプログラムです
-
9:02 - 9:07生徒たちが教室に来ると
地元の教師とともに -
9:07 - 9:12オンラインで
都会の学校と繋がります -
9:12 - 9:14そこでは中等学校の教師が
-
9:14 - 9:18デジタル技術の指導や
-
9:18 - 9:21質の高い授業をしてくれます
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9:21 - 9:24生徒たちは地元から
出る必要すらありません -
9:25 - 9:29南アフリカには テクノガールズと呼ばれる
プログラムがあります -
9:29 - 9:32参加している少女たちは
-
9:32 - 9:35恵まれない地域に住み
-
9:35 - 9:38科学 技術 工学 数学といった
STEM分野を学んでいます -
9:38 - 9:41彼女たちにはジョブシャドウイングの
機会があります -
9:41 - 9:44この機会を通して彼女たちは
-
9:44 - 9:46工学や科学 あるいは宇宙分野で
-
9:46 - 9:50自分たちが働く姿を
イメージできるのです -
9:50 - 9:52バングラデシュには
-
9:52 - 9:56何万人もの若者たちに職業訓練をする
-
9:56 - 9:57パートナーがいるので
-
9:57 - 10:00オートバイの修理業者や
-
10:00 - 10:03携帯電話サービスを
提供する人材になれます -
10:03 - 10:06一方 これは彼らが自分で生計を立てる
可能性を見出す機会であり -
10:06 - 10:09起業するチャンスになるかもしれません
-
10:10 - 10:12またベトナムでは
-
10:12 - 10:16若い起業家と地元地域のニーズを組み合わせた
-
10:16 - 10:19プログラムがあります
-
10:19 - 10:22このプログラムでは
グループを作り -
10:22 - 10:26地域の障がい者のために
-
10:26 - 10:29交通問題を解決することにしました
-
10:29 - 10:31メンターとほんの少しの元金をもとに
-
10:31 - 10:35彼らはコミュニティ全体を支援する
新しいアプリを開発しました -
10:36 - 10:40私は これらのプログラムが
どのように変化を生むかを見てきました -
10:40 - 10:45レバノンでは Girls Got IT
(ITを手にした少女たち)または -
10:45 - 10:47Girls Got It というプログラムを
視察しました -
10:48 - 10:51このプログラムでは
コンピューター技能や -
10:51 - 10:53STEM分野を学ぶ少女たちが
-
10:53 - 10:58若い専門家と肩を並べて
仕事をする機会があり -
10:58 - 11:01彼女たちは直接
-
11:01 - 11:05建築家やデザイナー 科学者とは
どのような職業かを学ぶことができます -
11:05 - 11:08少女たちに会うと
笑顔を浮かべ -
11:09 - 11:11瞳を明るく輝かせていて
-
11:11 - 11:15胸を高鳴らせ
未来に希望を抱いています -
11:15 - 11:17彼女たちは世界を変えたいのです
-
11:17 - 11:20このプログラムや
メンターたちとともに -
11:20 - 11:22実現できるでしょう
-
11:23 - 11:27しかしこれらのアイデアやプログラムは
ほんの始まりに過ぎません -
11:27 - 11:31手を差し伸べる必要のある若者たちの
ほんの一部にしか届かないでしょう -
11:32 - 11:36これらのアイデアを取り入れて
拡大する方法を見つけたいと考えています -
11:36 - 11:38世界中の より多くの場所
-
11:38 - 11:41より多くの地域に住む
より多くの若者にアプローチするのです -
11:41 - 11:43そして大きな夢を描きたいと思っています
-
11:44 - 11:48世界中のすべての場所の
すべての学校を -
11:48 - 11:51たとえ どれほど人里離れていようと
山岳地帯だろうと -
11:51 - 11:53難民キャンプであろうと
-
11:53 - 11:56インターネットに接続することは
できないでしょうか? -
11:56 - 12:00世界中のどんな場所であっても
若者たちが母国語で -
12:00 - 12:02質の高い教育を受けられるように
-
12:02 - 12:05リアルタイム翻訳は
できないでしょうか? -
12:06 - 12:07そして学校教育と
-
12:07 - 12:11地元で仕事を得るために
必要なスキルとを -
12:11 - 12:15結びつけることはできないでしょうか?
-
12:16 - 12:19学校から仕事へと移行できるように
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12:20 - 12:23さらに 私たち一人ひとりが
支援できないでしょうか? -
12:24 - 12:27日常生活や職場において
-
12:27 - 12:30若者を支援する方法はないでしょうか?
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12:31 - 12:34若者たちは 見習い期間や
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12:34 - 12:37ジョブシャドウイングや
インターンシップの機会を求めています -
12:37 - 12:38それを支援できないでしょうか?
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12:39 - 12:43若者たちは
ワーク・スタディプログラム すなわち -
12:43 - 12:46学習しつつ稼ぐことのできる場を
求めています -
12:46 - 12:50身近にある 恵まれない地域に
手を差し伸べて -
12:50 - 12:53支援することはできないでしょうか?
-
12:54 - 12:58また 若者たちは他の若者を
支援をしたいと話しています -
12:58 - 13:01助け合うために
集まれるよう -
13:01 - 13:04より多くの場所や
より多くの意見を求めています -
13:04 - 13:08HIVセンターでも
難民キャンプでも -
13:08 - 13:13また ネット上のいじめや
児童婚をなくそうとしています -
13:13 - 13:17我々にはアイデアが必要です
大きなもの 小さなもの -
13:17 - 13:20地域的なもの 国際的なもの
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13:21 - 13:25これは 最終的には私たちの責任です
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13:25 - 13:31膨大な数の若者たちが
私たちの世界を引き継ごうとしています -
13:31 - 13:36彼らのために 彼らとともに
希望や機会という遺産を残すことは -
13:36 - 13:39私たちの義務です
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13:39 - 13:43若者は世界人口の25%を占めていますが
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13:43 - 13:47未来の100%を担います
-
13:47 - 13:50そして彼らは成功を勝ち取る
機会を求めています -
13:50 - 13:52より良い世界を築くために
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13:52 - 13:56彼らの叫びは我々の使命なのです
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13:56 - 13:58時代の要請なのです
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13:59 - 14:02今こそ その時であり
これは急務なのです -
14:02 - 14:0618億人の若者が待っています
-
14:07 - 14:09ありがとうございました
-
14:09 - 14:13(拍手)
- Title:
- 若者たちがより良い未来を築くことを助ける方法
- Speaker:
- ヘンリエッタ・フォア
- Description:
-
膨大な人数の若者世代が世界を引き継ごうとしている今、彼らが成功を勝ち取る機会を与えることが全員の義務だと語るのは、ユニセフ事務局長ヘンリエッタ・フォアです。未来を見通したこのトークで彼女は若者が直面する危機を考察し、新しい野心的な地球規模のプログラム「Generation Unlimited(無限の可能性を秘めた世代)」を詳しく説明します。このプログラムは2030年までにすべての若者が確実に学校教育や職業訓練を受けているか、就職していることを目指しています。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 14:25
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