先住民の知識と科学が出会うとき - 気候変動に立ち向かうために -
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0:01 - 0:07恐らくここにいるみなさんが
スマホやiPhoneを持っていますよね -
0:07 - 0:11今朝は それで天気を確認した方も
いるのではないでしょうか -
0:11 - 0:14雨で 傘がいるのか
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0:14 - 0:18晴天で サングラスがいるのか
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0:18 - 0:21はたまた 寒くなるから
コートがいるのかなどです -
0:22 - 0:28良い情報が得られる場合もあれば
悪い情報の時もありますよね -
0:28 - 0:30言わせてください
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0:30 - 0:34私のベストアプリは 祖母です
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0:34 - 0:36(笑)
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0:37 - 0:39祖母はママアッダと呼ばれ
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0:39 - 0:43今日の天気だけでなく
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0:43 - 0:46向こう12ヶ月の天気も予想できます
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0:46 - 0:51良い雨季となるのかなどです
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0:51 - 0:55周囲の環境を観察するだけで
予想できるのです -
0:55 - 0:58風向き
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0:58 - 1:00雲の位置
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1:00 - 1:01鳥の移動
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1:02 - 1:03果実の大きさ
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1:03 - 1:05植えた花の様子などです
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1:05 - 1:11家畜の様子を観察することでも
予想しています -
1:12 - 1:18それが自分が生活をしている所の
天気と生態系をよく知る方法なのです -
1:19 - 1:25私は 牛飼いの牧畜民族の出身です
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1:25 - 1:27私たちは遊牧民なので
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1:27 - 1:30水や牧草地を求めて
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1:30 - 1:32次々に場所を移動していきます
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1:32 - 1:381年間で カリフォルニア州の長さと同じ
1,000kmを移動することもあります -
1:40 - 1:46この生活スタイルは 生態系と調和しながら
生きることの手助けとなっています -
1:47 - 1:48お互いを理解しているのです
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1:49 - 1:53私たちにとって 自然は
スーパーマーケットのようなもので -
1:53 - 1:56食料や水を 手に入れる場所です
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1:56 - 2:00薬草を手に入れる薬局でもあります
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2:00 - 2:02同時に 学校でもあり
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2:02 - 2:05そこでは 自然を守る方法や
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2:06 - 2:10自然が どうやって私たちに
必要なものを与えてくれるのかを学びます -
2:10 - 2:12しかし気候変動の影響で
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2:14 - 2:18私たちは 他の影響も受けています
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2:20 - 2:22私のコミュニティには
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2:23 - 2:28アフリカ最大の淡水域
5つのうち1つがあります。 -
2:28 - 2:30チャド湖です
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2:31 - 2:34私の母が生まれたとき
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2:34 - 2:41チャド湖は 25,000㎢ もの
水域がありましたが -
2:41 - 2:47私が生まれた 30年前には
10,000㎢ になっていました -
2:47 - 2:50そして 今は
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2:50 - 2:55約1,200㎢ しかありません
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2:55 - 3:00この水域の90%が
蒸発して消えたのです -
3:01 - 3:04しかし4,000万人もの人々が
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3:04 - 3:08湖の周辺で 湖を頼りに暮らしています
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3:08 - 3:10遊牧民や
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3:10 - 3:11漁師や
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3:11 - 3:14農家として暮らす人々です
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3:14 - 3:17彼らが頼りにしているのは
月末にもらう給料ではなく -
3:17 - 3:19雨であり
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3:19 - 3:22育てる穀物や
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3:22 - 3:25畜牛のための牧草地です
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3:27 - 3:29資源が枯渇する中
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3:29 - 3:34たくさんのコミュニティが
それを求めて争っています -
3:34 - 3:37早いもの勝ちです
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3:37 - 3:41出遅れた者は
死ぬまで闘うことになります -
3:43 - 3:48また 気候変動は 私たちの環境に
影響を及ぼすだけでなく -
3:48 - 3:51私たちの社会生活を変えます
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3:52 - 3:58この地域では
男女の役割が異なります -
3:58 - 4:02男性の担う役割は 家族を養い
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4:02 - 4:04自分のコミュニティの面倒を見ることです
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4:04 - 4:06もし それができなければ
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4:08 - 4:10男性の威厳が脅かされます
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4:13 - 4:16一度失えば
それを取り戻すことはできません -
4:18 - 4:24気候変動は 私たちから男たちを
遠くへと引き離します -
4:24 - 4:25それが 出稼ぎです
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4:26 - 4:32男性は大きな都市へ移住し
そこに半年から1年ほど滞在して -
4:32 - 4:36職に就いて仕送りをします
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4:37 - 4:38職にありつけない場合は
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4:38 - 4:41地中海を泳いで
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4:41 - 4:44ヨーロッパへ移住する羽目になります
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4:44 - 4:48命を失う者もいますが
立ち止まることはできないのです -
4:51 - 4:53もちろん移住先の国にとっては
望ましいことではありません -
4:53 - 4:55移住先の先進国は
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4:56 - 5:00やってくる移民の受け入れに
順応しなければならないからです -
5:01 - 5:04一方 後に残された者はどうでしょうか?
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5:04 - 5:10女性と子供で
男女の両方の役割を担い -
5:10 - 5:12コミュニティの安全を守り
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5:12 - 5:18食料や子供や老人の健康を
考えなければなりません -
5:19 - 5:24ですから こういった女性たちは
私にとってのヒーローです -
5:26 - 5:30なぜなら 彼女たちは革新者であり
解決策を生み出す人々であり -
5:31 - 5:34なけなしの資源から
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5:34 - 5:37コミュニティのために
大きなものを生み出すからです -
5:37 - 5:39彼女たちは 私の仲間です
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5:40 - 5:46私たちは先住民としての
伝統的な知識を用いて -
5:46 - 5:51自分たちが切り抜ける必要のある物事への
耐性を向上させています -
5:53 - 5:57私たちの知識は
自分たちのコミュニティのためだけではなく -
5:57 - 6:02私たちと共に生きる
全ての人々と共有するためにあります -
6:02 - 6:05世界中の先住民で
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6:05 - 6:09地球上の生物多様性の8割を
守っています -
6:10 - 6:12つまり時代の科学者なのです
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6:14 - 6:16アマゾンの先住民は
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6:17 - 6:23国立公園よりもずっと多様性に満ちた
生態系を守っていますし -
6:24 - 6:27太平洋上の先住民は
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6:27 - 6:30祖父母から教わって
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6:30 - 6:36ハリケーン災害後に
どこで食料が手に入るかを知っています -
6:37 - 6:41つまり私たち様々な先住民族が
持っている知識は -
6:41 - 6:44自分たちだけでなく 他の人々にとっても
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6:44 - 6:47気候変動の影響下で
生き抜く手助けになるのです -
6:47 - 6:49世界は多くを失おうとしています
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6:49 - 6:54既に 60%の生物種を失っており
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6:54 - 6:56その数は日々増えています
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6:57 - 7:02そこである日 1人の科学者を
私のコミュニティに招きました -
7:02 - 7:08私は「テレビやラジオで
素晴らしい天気情報を発信されてますね -
7:09 - 7:11一度私の仲間のところへ来ませんか」と言い
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7:11 - 7:13そしてその科学者がやって来て
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7:14 - 7:16ぶらぶらしていると
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7:16 - 7:20突然 遊牧民の私たちは
持ち物を荷造りし始めました -
7:20 - 7:23科学者は聞きました
「移動するのですか?」 -
7:23 - 7:26私は「いえ、違います 雨が近いので」と
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7:26 - 7:30雲もないのに なぜ雨が近いと
わかるのかと聞かれて -
7:30 - 7:33私たちは「雨は降りますよ」と答えて
荷造りをしました -
7:33 - 7:37すると突然 大雨が降り始め
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7:37 - 7:41科学者は走り回って
木陰に避難して -
7:41 - 7:43荷物がぬれないようにしました
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7:43 - 7:44私たちは 荷造りした後でした
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7:44 - 7:46(笑)
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7:47 - 7:51雨が降り止むと
真剣な議論が始まりました -
7:51 - 7:54「なぜ 雨が降るとわかったのか」と聞かれ
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7:55 - 7:58私たちは「おばあさんが
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7:58 - 8:02卵を巣に運んでいる昆虫を見つけたからです
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8:02 - 8:06昆虫は話したりテレビを見たり
できない代わりに -
8:06 - 8:11仲間を守るために 先を読む方法や
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8:11 - 8:13食料を守る方法を知っているのです
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8:13 - 8:16なので それが 私たちにとって
遅くとも2〜3時間以内に -
8:16 - 8:19雨が降る前触れなんです」
と答えました -
8:19 - 8:20すると科学者はこう言います
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8:20 - 8:23「私たちにも知識はありますが
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8:23 - 8:29生態系の知識と気候の知識を
組み合わせたことはなかった」と -
8:30 - 8:34こうして 私は
気候学者と私のコミュニティと共に -
8:34 - 8:38気候変動に適応していくための
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8:38 - 8:42より良い情報を発信する
取り組みを始めました -
8:45 - 8:51私たちの持つ全ての知識システム —
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8:51 - 8:54科学、技術
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8:54 - 8:56伝統的知識
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8:56 - 9:01これらを集結させれば
仲間を守り -
9:01 - 9:03地球を守り
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9:03 - 9:07失われゆく生態系を取り戻すために
最善を尽くすことができると考えています -
9:07 - 9:09これには 他の方法でも取り組みました
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9:10 - 9:14使ったのは とても気に入っているツールです
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9:14 - 9:18「参加型3Dマッピング 」と呼ばれます
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9:18 - 9:20「参加型」というのは
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9:20 - 9:25老若男女
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9:26 - 9:29全ての世代を巻き込めるからです
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9:29 - 9:32科学に裏付けされた知識を用いて
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9:32 - 9:35コミュニティ全員が集まり
このマップを作ります -
9:35 - 9:38私たちの知識を全て —
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9:38 - 9:42聖なる森はどこか
採水地点はどこか -
9:42 - 9:44回廊地帯はどこか
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9:44 - 9:48私たちが季節ごとに移動する地点はどこか
などを把握します -
9:50 - 9:54このツールの優れた点は
女性の能力を伸ばすことです -
9:54 - 9:57なぜなら 私たちのコミュニティでは
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9:57 - 9:59女性は 男性との同席が許されておらず
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9:59 - 10:01話すのは常に男性で
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10:01 - 10:04女性は後ろの方で座っているだけです
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10:04 - 10:06女性には どんな決定権もありません
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10:06 - 10:10男性は 全知識をマッピングした後
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10:10 - 10:13女性を呼んで 「ちょっと見てみて」と言うと
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10:13 - 10:15女性は「ええ いいですよ」
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10:15 - 10:17既に 最初の面倒な作業が
終わっているからです -
10:17 - 10:18(笑)
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10:18 - 10:21女性はやって来て
マップを見てこう言います -
10:21 - 10:23「んー 違うね」
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10:23 - 10:24(笑)
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10:24 - 10:25「これは間違っているわ」
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10:25 - 10:29「ここは私が薬草を摘む所」
「ここは私が食料を手に入れる所」 -
10:29 - 10:30という具合に
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10:30 - 10:33そして女性たちは マップに手を加えて
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10:33 - 10:34男性を呼びました
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10:35 - 10:37男性は 女性の言ったことについて考えます
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10:37 - 10:39そして 揃って首を振りながら
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10:39 - 10:41「そうだ その通りだ
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10:41 - 10:43彼女たちが 正しい」
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10:43 - 10:46このようにして 私たちは
3Dマッピングを通して -
10:46 - 10:48女性に発言権を与えることで
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10:48 - 10:50彼女たちの能力を伸ばしています
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10:50 - 10:52女性は詳細な知識を獲得しているので
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10:52 - 10:55コミュニティの環境適応に
貢献できるのです -
10:55 - 10:58対して 男性には
より俯瞰的な知識があります -
10:58 - 11:01この2つを組み合わせることで
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11:01 - 11:05マップを通して男女が話し合うことができ
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11:05 - 11:10資源へのアクセスをめぐる
コミュニティ間の衝突が緩和され -
11:10 - 11:12資源をより上手く分け合い
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11:12 - 11:13資源の回復と
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11:15 - 11:18長期的な管理を
実現していくことができます -
11:20 - 11:23私たちの知識は
とても役に立つものです -
11:23 - 11:25先住民の知識というのは
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11:25 - 11:29私たちの地球にとって 極めて重要で
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11:29 - 11:33全人類にとって 不可欠です
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11:34 - 11:40科学知識は 200年前に始まりました
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11:40 - 11:42テクノロジーは100年前
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11:42 - 11:47しかし先住民の知識は
数千年も前からあります -
11:48 - 11:51だから ぜひとも これらを一つに集めて
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11:51 - 11:543つの知識を組み合わせて
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11:54 - 11:57気候変動の煽りを受ける人々の
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11:58 - 12:02生き抜く力を高めようじゃないですか
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12:02 - 12:04今や 発展途上国だけの話ではなく
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12:04 - 12:06先進国にも当てはまることです
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12:06 - 12:10ハリケーンや洪水は
世界中で起きています -
12:10 - 12:13ここカリフォルニアでも
森林火災が起こりました -
12:13 - 12:16ですからこれらの知識を
全て一つに集めるべきです -
12:16 - 12:18私たちには 中心となる人々が必要です
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12:18 - 12:21政治家たちを動かしていく必要があります
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12:21 - 12:22科学者たちが説得し
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12:23 - 12:25私たちが説得するのです
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12:25 - 12:28そのための知識を
私たちは持っています -
12:28 - 12:31変化を起こすために
あと10年残されています -
12:32 - 12:3410年はあっという間です
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12:34 - 12:36だから私たちは一丸となって
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12:36 - 12:39今すぐ行動を起さなければなりません
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12:39 - 12:40ありがとうございました
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12:40 - 12:44(拍手)
- Title:
- 先住民の知識と科学が出会うとき - 気候変動に立ち向かうために -
- Speaker:
- ヒンドゥ・ウマル・イブラヒム
- Description:
-
気候変動のような大きな問題に立ち向かうには、科学と先住民の知恵の両方が必要だと、環境活動家のヒンドゥ・ウマル・イブラヒムは主張します。
この引き込まれるトークでは、絶滅に瀕した生態系を取り戻すために、チャドの遊牧民コミュニティが科学者とどうやって密に協力したのかを紹介。
そして、より打たれ強いコミュニティの作り方のヒントを与えてくれます。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 13:00
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Hiroko Kawano accepted Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Ryoichi Shigeno edited Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Ryoichi Shigeno edited Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Hiroko Kawano declined Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Riaki Ponist rejected Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for Indigenous knowledge meets science to take on climate change |