40種の実をつける1本の樹
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0:02 - 0:03100年前には
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0:03 - 0:072000種類の桃があり
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0:07 - 0:10ほぼ2000種ものいろんなプラムや
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0:10 - 0:15りんごも800ほどの銘柄が
アメリカ国内で栽培されていました -
0:15 - 0:18今では 残っているのは ごく一部だけで
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0:18 - 0:24生き残りも 農業の産業化や病気や
地球温暖化におびやかされています -
0:24 - 0:28危機に瀕する品種は たとえば
ブラッド・クリングという果肉の赤い桃 -
0:28 - 0:33スペイン人の伝道師がアメリカにもたらし
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0:33 - 0:37ネイティブ・アメリカンが
何世紀も栽培を続けました -
0:37 - 0:43大陸横断鉄道を建設した中国人労働者が
持ち込んだアプリコット -
0:43 - 0:47数えきれないほど種類の多いプラムは
中東が原産で -
0:47 - 0:51イタリアやフランスやドイツの移民が
もたらしました -
0:51 - 0:53どれもアメリカ原産の種ではありません
-
0:53 - 0:58もっと言えば 私たちの果樹は
ほぼすべてが持ち込まれたものです -
0:58 - 1:01りんごも桃も さくらんぼもそうなのです
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1:01 - 1:03ただ食べ物であることを越えて
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1:03 - 1:06これらの果実には
私たちの文化が埋め込まれています -
1:06 - 1:09果物の世話をして育てた
まさにその人たちが -
1:09 - 1:13故国と自分をつなぐものとして
それらが重要だと考えて -
1:13 - 1:15この地に持ち込んだのです
-
1:15 - 1:18また 人々が果樹を継承し
分け与えてきたやり方もしかりです -
1:18 - 1:20そんな果物は いろいろな面で
私たちの物語です -
1:21 - 1:25私は 自分の作品
『40種の果実の樹』を -
1:25 - 1:28制作していく中で
そのことを学ぶ機会に恵まれました -
1:28 - 1:31『40種の果実の樹』は1本の樹ですが
-
1:31 - 1:34そこには
40種類のいろいろな核果が実ります -
1:34 - 1:39桃、プラム、アプリコット
ネクタリン、さくらんぼが -
1:39 - 1:41全部1本の樹に実ります
-
1:41 - 1:451年の大半の期間は この樹の見かけは
普通の樹になるように構成してありますが -
1:45 - 1:48春には ピンクや白の
とりどりの花が咲き -
1:48 - 1:52夏になると
とても多様な果実をつけます -
1:52 - 1:55このプロジェクトに着手したときには
純粋にアートとみなしていました -
1:55 - 1:58日常の現実に
変化を与えたいと思ったのです -
1:58 - 1:59もっと言えば
-
1:59 - 2:02この樹が 様々な色の
花を咲かせたり -
2:02 - 2:07様々な実をつけているのを見た人を
一瞬でも驚かせるためです -
2:07 - 2:10『40種の果実の樹』は
接ぎ木という方法で作りました -
2:11 - 2:14冬の間に挿し木を集め
保管します -
2:14 - 2:17春になったら 枝の末端に
挿し木を接合させて接ぎ木します -
2:17 - 2:20そもそも ほぼすべての果樹は
接ぎ木されたものです -
2:20 - 2:24なぜなら 果樹の種というのは元の樹に対して
遺伝的に多様体になっているのです -
2:24 - 2:27そこで これが良いという遺伝型を見つけたら
-
2:27 - 2:31それを増やしていく方法は
その樹の一部を切り取って -
2:31 - 2:32別の樹に繋ぐことなのです
-
2:32 - 2:35考えてみるとすごい話です
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2:35 - 2:39りんごのマッキントッシュはどの樹も
全部同じ樹をもとに -
2:39 - 2:43何世代にもわたって
接ぎ木を繰り返してきたものなのです -
2:44 - 2:48逆に言えば 果樹は種で保管することが
できないということでもあります -
2:48 - 2:51私は ものごころ付いたころから
接ぎ木を知っていました -
2:51 - 2:56曽祖父は ペンシルバニアの南東部で
果樹園の桃の接ぎ木を生業としていました -
2:56 - 2:57実際に会ったことはないのですが
-
2:57 - 2:59誰もが 曽祖父の名前を口にするやいなや
いつも -
3:00 - 3:04魔法か秘儀のように 接ぎ木の方法を
よく知っていた人だったと言います -
3:05 - 3:08『40種の果実の樹』において
40という数字を選んだ理由は -
3:08 - 3:10この数が 西洋の宗教においては
-
3:10 - 3:13量を把握できないほど多いわけでも
無限でもないけれど -
3:13 - 3:15数えるには大きすぎる数と
されていたからです -
3:15 - 3:17十分な量であり 多数と言えます
-
3:18 - 3:20そして実際に始めてみると
問題となったのは -
3:20 - 3:23これらの果樹が40種も
見つからないことでした -
3:23 - 3:26ニューヨーク州に住んでいるにも
かかわらずです -
3:26 - 3:28この州は1世紀前には
-
3:28 - 3:30これらの果物の
トップ生産地域だったのです -
3:31 - 3:33そこで 研究用の果樹園や
古くて由緒ある果樹園が -
3:33 - 3:35根こそぎにされそうなときには
-
3:35 - 3:36私はそこから枝を回収して
-
3:36 - 3:39私の種苗場で接ぎ木します
-
3:39 - 3:43『40種の果実の樹』は
最初に植えた時にはこんな姿で -
3:43 - 3:45その後6年を経て
こんな姿になりました -
3:45 - 3:48直ちに何らかの結果が
得られる活動ではありません -
3:48 - 3:50(笑)
-
3:50 - 3:53接ぎ木が成功したか
わかるまでに1年 -
3:53 - 3:56その枝に実がなるかどうか
わかるまでに2~3年 -
3:56 - 3:59こういう樹を1本作り出すのに
最大では8年を要します -
4:01 - 4:04『40種の果実の樹』に接ぎ木された
それぞれの品種は -
4:04 - 4:07少しずつ異なる形や
少しずつ異なる色をしています -
4:07 - 4:13そして 1本の樹の中でそれぞれの花が
咲く順の時系列を組み立てていくと -
4:13 - 4:17この樹が春にどう見えるか
造形を設計できます -
4:17 - 4:19樹は 夏にはこんな姿になります
-
4:19 - 4:226月から9月までは実がつきます
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4:22 - 4:24最初はさくらんぼ
続いてアプリコット -
4:25 - 4:28すもも、ネクタリン、桃
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4:28 - 4:30あれ 樹のどこかに
何か1つ忘れたようです -
4:30 - 4:31(笑)
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4:32 - 4:35これは芸術作品ですが
ギャラリーの外に存在するものであり -
4:35 - 4:36プロジェクトが続いている限り
-
4:36 - 4:39芸術の世界を通じた
種の保護も兼ねています -
4:39 - 4:42こんな樹をいろいろな場所に
生やしたいと頼まれたときに -
4:42 - 4:44私がやることは
-
4:44 - 4:48その地に由来する種や
歴史的にそこで育てられてきた種の調査です -
4:48 - 4:51地域ごとの種を調達して
それを接ぎ木して -
4:51 - 4:54その樹が 植えられた地域の
農業の歴史を表すようにします -
4:54 - 4:57そのうちに このプロジェクトは
ネットで話題となり -
4:57 - 4:59それは恐ろしかったり
謙虚な気持ちになったりしました -
4:59 - 5:03恐ろしいと言ったのは
『40種の果実の樹』の -
5:03 - 5:05タトゥーの写真をいっぱい見たからです
-
5:05 - 5:06(笑)
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5:06 - 5:08なんだって 自分の体に
そんなことをするでしょう -
5:09 - 5:10(笑)
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5:10 - 5:13謙虚な気持ちになる部分とは
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5:13 - 5:16牧師やユダヤ教のラビや神父から
-
5:16 - 5:19その樹を自分たちの 儀式や祭礼の
中核としたいと言われたことです -
5:19 - 5:21やがて ネット記事のネタにも―
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5:21 - 5:24答えは「違うといいな」ですけど
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5:24 - 5:26[結婚って「40種の果実の樹」を
作るのと似ている?] -
5:26 - 5:28(笑)
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5:28 - 5:29ネットの流行として
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5:29 - 5:32NPR のウィークエンド・エディションから
インタビューを受け -
5:32 - 5:36大学の教員としては
これが絶頂期なのかも -
5:36 - 5:39キャリアの最高峰に来たのかも
なんて考えました -
5:39 - 5:42NPR は思いもよらない人が
聴いているものです -
5:42 - 5:45NPR のインタビューの数週間後に
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5:45 - 5:48国防総省からメールが来ました
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5:48 - 5:52国防高等研究計画局から声がかかり
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5:52 - 5:55イノベーションと創造性について
議論をすることになりました -
5:55 - 5:59話の内容は たちどころに
食料安全保障の話題に移りました -
6:00 - 6:04そう 国家の安全保障は
食料安全保障の上に成り立つのです -
6:05 - 6:07我々の農業は それぞれの穀物ごとに
-
6:07 - 6:10わずか数種ずつだけを栽培する
モノカルチャー状態となっており -
6:10 - 6:13いったん その種のどれかに問題が生じたら
-
6:13 - 6:16我々の食料供給に
劇的な変化が生じかねません -
6:16 - 6:19食料安全保障の鍵となるのは
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6:19 - 6:21生物多様性を保持することです
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6:22 - 6:26100年前には 庭のある人や
裏庭に何本かの樹を植えている人は誰でも -
6:26 - 6:29親の代から受け継がれてきた品種を
育てて -
6:29 - 6:32この課題に応えていたのでした
-
6:32 - 6:37ここにあるのは 『40種の果実の樹』の
1本から 8月の1週間で採れたプラムです -
6:37 - 6:38このプロジェクトを数年続けると
-
6:38 - 6:42私が保有する核果のコレクションは
アメリカ東部で最大級と -
6:42 - 6:44言われるほどになりました
-
6:44 - 6:47芸術家としては
戦慄すべき事態です -
6:47 - 6:48(笑)
-
6:48 - 6:51意味もわからずに
何を集めてしまったのか― -
6:51 - 6:53後からわかったのですが
私の集めた種の多くは -
6:53 - 6:54「家宝種」と呼ばれ
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6:54 - 6:57農業が産業化の夜明けを迎える前の
-
6:57 - 7:011945 年よりも以前に育ったものでした
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7:01 - 7:05何千年もさかのぼる種もありました
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7:06 - 7:09それがどれほど珍しいか知ると私は
-
7:09 - 7:12それを保存すべしという
義務感にとらわれました -
7:12 - 7:14その手段となったのがアートです
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7:14 - 7:17昔からの年代物の果樹園が
果樹を根こそぎにする前に訪れて -
7:17 - 7:22接ぎ木のもともとの接合部を含んだ樹幹
すなわち幹の部分を保存するようにしました -
7:22 - 7:27植物標本用のおし花やおし葉を
作り始め -
7:27 - 7:29DNA のシーケンシングも始めました
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7:29 - 7:33ただ なんといっても一番は
その物語を -
7:33 - 7:36こんな銅板エッチングや凸版印刷で
記録することを始めたことです -
7:36 - 7:40ジョージ4世という桃の話はこうです
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7:40 - 7:44ニューヨーク市の2つのビルの
間に生えていたこの樹は -
7:44 - 7:46通りがかりの誰かが
味見したのをきっかけに -
7:46 - 7:5019世紀の商用品種として人気を博しました
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7:50 - 7:52とても良い味だったのです
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7:53 - 7:55それから すっかり姿を消しました
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7:55 - 7:56それは 果実が輸送に不向きで
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7:56 - 7:59近代的な農業には適さなかったからです
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8:00 - 8:03その話を知ったら
これはきちんと語るべきだと思いました -
8:03 - 8:05その話を語ろうとすると
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8:05 - 8:09その種に触れて匂いをかいで
味わうことのできる経験を -
8:09 - 8:12伴わなければいけません
-
8:12 - 8:14そこで これらの果実を栽培して
誰もが手に取れるように -
8:14 - 8:16果樹園を作る準備を始めました
-
8:16 - 8:20この果樹園は
できるだけ 人口密度が高い場所に -
8:20 - 8:22設置しようと考え 当然のように
-
8:22 - 8:25ニューヨーク市で1エーカー(4000
平方メートル)の土地を探し始めました -
8:25 - 8:26(笑)
-
8:26 - 8:31後から考えてみると
かなり野心的と言えることです -
8:31 - 8:35それが 電話やメールに対して誰も
返信してくれなかった理由かもしれません -
8:35 - 8:36(笑)
-
8:36 - 8:41やがて 4年を経て
ガバナーズ島から 返事をもらいました -
8:41 - 8:45ガバナーズ島は かつての海軍基地で
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8:45 - 8:472000年にニューヨーク市に
譲渡された島です -
8:47 - 8:51ニューヨークからフェリーで5分の
この島の全域を市が開放しました -
8:51 - 8:56ここで「オープン・オーチャード」と呼ぶ
プロジェクトを実行して -
8:56 - 8:57ニューヨークでは1世紀にわたって
-
8:57 - 9:00栽培されなかった種類の果実を
復活させようというのです -
9:01 - 9:02オープン・オーチャードは現在進行中で
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9:02 - 9:06多品種を接ぎ木した樹を50本育てて
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9:06 - 9:11家宝種や古い品種の果実を200種類
実らせる予定です -
9:12 - 9:16その品種としては この地域が原産だったり
かつて栽培されていた品種で -
9:16 - 9:19たとえば
アーリー・ストロベリー種のりんごは -
9:19 - 9:2213丁目3番街の角が原産です
-
9:22 - 9:25果樹は種で保存することができないので
-
9:25 - 9:28オープン・オーチャードは
これらの果樹の生きた遺伝子バンクとして -
9:28 - 9:30すなわち 保管庫として
機能します -
9:30 - 9:31『40種の果実の樹』と同様に
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9:31 - 9:32実験的な取り組みで
-
9:32 - 9:34象徴的な取り組みでもあります
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9:34 - 9:39さらに強調したいのはこれを通じて
多くの人が 保存にかかわり -
9:39 - 9:41食料について学ぶようになることです
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9:41 - 9:43『40種の果実の樹』を通じて
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9:43 - 9:46メールを何千通も受け取り
基本的なことを聞かれました -
9:46 - 9:49「樹はどうやって植えるんですか」
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9:50 - 9:52農業に直接的なつながりを持つ人が
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9:52 - 9:543パーセントにも満たない中で
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9:54 - 9:57オープン・オーチャードでは
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9:57 - 10:01人々が公開プログラムに参加したり
ワークショップに参加して -
10:01 - 10:06接ぎ木や果樹の生育方法や
刈込みと収穫を学んだり -
10:06 - 10:08もぎたての試食会や
花見ツアーに参加もできます -
10:08 - 10:11地元の料理人に
この果実を料理に使う方法を教わったり -
10:11 - 10:131世紀前の料理の再現も試みます
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10:13 - 10:17そんな料理のために
これらの種は育てられていたのです -
10:17 - 10:19果樹園のその場での活動にとどまらず
-
10:19 - 10:22そういうレシピ全部をまとめた
レシピ本も作れるでしょう -
10:23 - 10:24果樹園のフィールドガイドは
-
10:24 - 10:29それぞれの品種の性質や特徴や
起源とそれぞれの物語を語るでしょう -
10:29 - 10:33私は農場で育ったので
「農業はわかったけど -
10:33 - 10:35かかわりたくない」と考えて
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10:36 - 10:37アーティストになってみると…
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10:37 - 10:39(笑)
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10:39 - 10:43自分のDNAに組み込まれた何かが
働いたようです -
10:43 - 10:45それは私だけではありません
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10:46 - 10:50100年前には
私たちは 食べている物の -
10:50 - 10:54文化や栽培や物語と
ずっと緊密に結びついていました -
10:54 - 10:56でも今ではすっかり
距離が生じました -
10:56 - 10:59オープン・オーチャードが生み出す機会は
-
10:59 - 11:02こういう知られざる過去を知るだけでなく
-
11:02 - 11:06未来の食料の未来がどんなものになるかを
考えることにもつながることでしょう -
11:06 - 11:08ありがとう
-
11:08 - 11:11(拍手)
- Title:
- 40種の実をつける1本の樹
- Speaker:
- サム・ヴァン・アーケン
- Description:
-
アーティストのサム・ヴァン・アーケンが『40種の果実の樹』という現在進行中の活動の舞台裏を紹介します。このプロジェクトは、桃やプラム、アプリコット、ネクタリンやさくらんぼなどを1本の樹に接ぎ木にして、なんと40種もの果実を実らせる一連の試みです。
このプロジェクトは様々な色合いの美しい花を楽しもうというアートのプロジェクトとしてスタートしたものですが、珍しい「家宝種」とその歴史の保管庫となり、果樹の栽培を人々がじかに触れて(おいしく)学ぶことのできる体験の場となり、食料安全保障を確実にするためには生物多様性が必要だということをくっきりと示すシンボルとなりました。
「ただ食べ物であることを越えて、これらの果実には私たちの文化が埋め込まれています。…そんな果物は、いろいろな面で私たちの物語です」とサム・ヴァン・アーケンは語ります。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 11:24
Naoko Fujii approved Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Noriko Yasumoto accepted Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Noriko Yasumoto declined Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Noriko Yasumoto edited Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Naoko Fujii rejected Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit | ||
Naoko Fujii edited Japanese subtitles for How one tree grows 40 different kinds of fruit |