1 00:00:00,000 --> 00:00:10,534 小なり(<),大なり(>),等号(=) の記号を使って2つの分数 28 分の 21と 9 分の 6 を比較しなさい. 2 00:00:10,534 --> 00:00:13,187 さて,これをするにはいくつも方法があります. 3 00:00:13,187 --> 00:00:16,200 これらが同じ分母だったら簡単でした. 4 00:00:16,200 --> 00:00:18,471 その場合には分子を比較するだけです. 5 00:00:18,471 --> 00:00:22,110 残念なことに,これは同じ分母ではありません. 6 00:00:22,119 --> 00:00:25,667 そこで,これらの分数の共通の分母をみつけ 7 00:00:25,667 --> 00:00:27,467 そして同じ分母の分数へと 8 00:00:27,467 --> 00:00:29,933 変換して,分子を比較します. 9 00:00:29,933 --> 00:00:34,087 または,計算を楽にするために分数をまず簡単にして, 10 00:00:34,087 --> 00:00:38,867 それから変換できるか考えましょう.実は私は計算が簡単になりそうな予感がしています. 11 00:00:38,867 --> 00:00:45,103 では,28 分の 21 です.これらは両方とも 7 で割りきれます. 12 00:00:45,103 --> 00:00:48,867 ですから分子と分母を 7 で割りましょう. 13 00:00:48,867 --> 00:00:55,903 21 を 7 で割って,28 を 7 で割ります. 14 00:00:55,903 --> 00:01:00,600 両方の数を 7 で割っていますから,分数の値は変わりません. 15 00:01:00,600 --> 00:01:03,400 21 割る 7 は 3 です. 16 00:01:03,400 --> 00:01:05,833 28 割る 7 は 4 です. 17 00:01:05,833 --> 00:01:09,111 ですから,28 分の 21 は 4 分の 3 です. 18 00:01:09,111 --> 00:01:11,909 4分の3は簡単化されたバージョンの分数です. 19 00:01:11,909 --> 00:01:14,997 9 分の 6 にも同じことをしましょう. 20 00:01:14,997 --> 00:01:17,880 6 と 9 は両方とも 3 で割り切れます. 21 00:01:17,880 --> 00:01:24,093 ですから 6 と 9 の両方を 3 で割りましょう. 22 00:01:24,093 --> 00:01:27,083 6 割る 3 は 2 です. 23 00:01:27,083 --> 00:01:30,477 9 割る 3 は 3 です. 24 00:01:30,477 --> 00:01:33,164 28 分の 21 は 4 分の 3 に等しいです. 25 00:01:33,164 --> 00:01:35,806 まったく同じ値の分数ですが違う書き方になっているだけです. 26 00:01:35,806 --> 00:01:37,588 こちらはより簡単な形です. 27 00:01:37,588 --> 00:01:41,600 9 分の 6 は 3 分の 2 に等しいです. 28 00:01:41,600 --> 00:01:48,947 では,4 分の 3 と 3 分の 2 を比較しましょう. 29 00:01:48,947 --> 00:01:51,477 こうすると何がいいかと言うことですが, 30 00:01:51,477 --> 00:01:56,667 共通の分母をみつけやくなっています.もとの 28 と 9 でみつけようとすると 31 00:01:56,667 --> 00:01:58,807 28かけるなにかのように大きな数をかける必要があります. 32 00:01:58,807 --> 00:02:01,247 こちらではより小さな3と4を考えればいいです. 33 00:02:01,247 --> 00:02:03,967 4 分の 3 と 3 分の 2 の共通の分母は 34 00:02:03,967 --> 00:02:08,953 4 と 3 の LCM, 最小公倍数です. 35 00:02:08,953 --> 00:02:13,733 4 と 3 は互いにその素因数で共通のものがありません. 36 00:02:13,733 --> 00:02:17,667 ですから 4 と 3 の LCM, 最小公倍数は2つの数の積です. 37 00:02:17,677 --> 00:02:22,000 ですから4 分の 3 は 12 分の何かで, 38 00:02:22,000 --> 00:02:25,067 3 分の 2 は 12 分の何かと書けます. 39 00:02:25,067 --> 00:02:28,933 私は 12 を 3 と 4 をかけることで得ました.それは共通する因数がないからです. 40 00:02:28,933 --> 00:02:31,200 もう1つの方法は, 41 00:02:31,200 --> 00:02:35,000 素因数分解です. 4は 2 かける 2 です. 42 00:02:35,000 --> 00:02:38,867 3 は既に素数なので,3 の素因数分解はできず 3 のままです. 43 00:02:38,867 --> 00:02:41,000 ですから4と3の最小公倍数に必要となる因数は2が1,2と,3が1つです. 44 00:02:41,000 --> 00:02:47,333 ですから4と3の最小公倍数に必要となる因数は2が1,2と,3が1つです. 45 00:02:47,333 --> 00:02:53,533 2x2x3 は 12 に等しい.どちらの方法で考えても,4と3のLCM の12, 46 00:02:53,533 --> 00:03:04,600 または4と3の共通の分母となる12が求まります.4から12に行くには3 をかけなくてはいけません. 47 00:03:04,600 --> 00:03:07,733 分母に 3 をかけて 12 にします. 48 00:03:07,733 --> 00:03:11,430 ですから分子にも 3 をかける必要があります. 49 00:03:11,430 --> 00:03:14,470 3 かける 3 は 9 です. 50 00:03:14,470 --> 00:03:18,200 3 から 12 行くためには,分母に 4 をかけました. 51 00:03:18,200 --> 00:03:21,933 ですから分子にも 4 をかける必要があります. 52 00:03:21,933 --> 00:03:24,930 4 かける 2 は 8 です. 53 00:03:24,930 --> 00:03:27,982 これで分数の比較は簡単になりました. 54 00:03:27,982 --> 00:03:33,674 28 分の21 は 12 分の 9 に等しいです. 55 00:03:33,674 --> 00:03:40,177 9 分の 6 は 12 分の 8 に等しいです. 56 00:03:40,177 --> 00:03:44,083 これらの分数のどちらが大きいでしょうか? 57 00:03:44,083 --> 00:03:46,567 共通の分母がありますから,分子だけを見ればいいですね. 58 00:03:46,567 --> 00:03:54,311 12分の9は明らかに12分の8よりも大きいです. 59 00:03:54,311 --> 00:04:01,617 または元の数に戻ると12分の9は28分の21に等しく, 60 00:04:01,617 --> 00:04:06,778 12分の8は9分の6に等しいのですから, 61 00:04:06,778 --> 00:04:10,129 28 分の 21 は 9 分の 6 よりも大きいです. 62 00:04:10,129 --> 00:04:12,260 できました. 63 00:04:12,260 --> 00:04:13,647 これを解くもう1つの方法ですが, 64 00:04:13,647 --> 00:04:15,428 実はこれを簡単化する必要はありませんでした. 65 00:04:15,428 --> 00:04:17,239 簡単にしなくてもできることをちょっと試しにやってみましょう. 66 00:04:17,239 --> 00:04:27,732 もし分数を簡単化しなかったら…元の2つの数を使っていない色で書いてみます. 67 00:04:27,732 --> 00:04:32,225 28 分の 21 と 9 分の 6 ですから, 68 00:04:32,225 --> 00:04:38,240 28 と 9 の 最小公倍数を求めます. 69 00:04:38,240 --> 00:04:47,363 28 の素因数分解は,2かける14で,14は2かける7なので,2x2x7 です. 70 00:04:47,363 --> 00:04:50,580 9 の素因数分解は 3x3 です. 71 00:04:50,580 --> 00:04:56,437 28 と 9 の LCM は 2, 2, 7, と 3, 3 を持っていなくてはいけません. 72 00:04:56,437 --> 00:04:59,471 それは 基本的には 28 x 9 です. 73 00:04:59,471 --> 00:05:04,223 ではこちらでその計算をしてみましょう. 74 00:05:04,223 --> 00:05:07,215 いくつか計算する方法はありますが,頭でこれを計算するには 75 00:05:07,215 --> 00:05:13,729 28を10倍すると280.そこから1つ28をひくと252ですね. 76 00:05:13,729 --> 00:05:18,235 または筆算をやってみましょう. 77 00:05:18,235 --> 00:05:29,151 9×8=72で,2×9は18,18たす7は25です.つまり252になります. 78 00:05:29,151 --> 00:05:33,783 共通の分母は 252 になると言えます. 79 00:05:33,783 --> 00:05:40,045 252と252, これは28と9の最小公倍数です. 80 00:05:40,045 --> 00:05:44,447 28 から 252 に行くには, 81 00:05:44,447 --> 00:05:50,493 28 に 9 をかける必要がありました.28 かける 9 です. 82 00:05:50,493 --> 00:05:53,197 ですから分子にも 9 をかける必要があります. 83 00:05:53,197 --> 00:05:59,245 21 かける 9 を頭で計算しようとすると,20×9が180で, 84 00:05:59,245 --> 00:06:04,253 それに1かける9は9なので189です. 85 00:06:04,253 --> 00:06:06,823 9 から 252 に行くには, 86 00:06:06,823 --> 00:06:09,077 28 をかける必要があります. 87 00:06:09,077 --> 00:06:14,437 ですから分数の値を変えないためには分子にも 28 をかける必要があります. 88 00:06:14,437 --> 00:06:22,345 6×28ですね.6×20は120です.6×8は48です. 89 00:06:22,345 --> 00:06:24,883 すると 6 かける 28 は 168 です. 90 00:06:24,883 --> 00:06:27,539 ちょっと間違えていないかここで計算しておきましょう. 91 00:06:27,539 --> 00:06:30,375 28かける6です. 92 00:06:30,375 --> 00:06:40,080 6×8は48で,6×2は12ですので4をたすと16で168です. 93 00:06:40,080 --> 00:06:41,640 正しかったですね.168. 94 00:06:41,640 --> 00:06:44,550 これで共通の分母ができました. 95 00:06:44,550 --> 00:06:48,000 すると分子を比較することができます. 96 00:06:48,000 --> 00:06:56,230 252分の189 は252分の 168 よりも明らかに大きいです. 97 00:06:56,230 --> 00:06:58,829 それはこちらとまったく同じ28分の21です. 98 00:06:58,829 --> 00:07:01,518 ここにあるこの数はこれと同じです. 99 00:07:01,518 --> 00:07:07,568 つまり左辺にある 28 分の 21 は右辺の 9 分の 6 よりも大きいです.