WEBVTT 00:00:00.707 --> 00:00:03.505 皆さんに ひとつ無料で 00:00:03.505 --> 00:00:06.129 技術不要の人生術を お教えしましょう 00:00:06.129 --> 00:00:08.750 姿勢を2分間 00:00:08.750 --> 00:00:12.937 変えるだけでいいんです 00:00:12.937 --> 00:00:16.361 ただその前に 自分の体を今 00:00:16.361 --> 00:00:19.954 どんな風にしているか 確認していただきたいと思います 00:00:19.954 --> 00:00:22.369 体を小さく縮こめている人は どれくらいいますか? 00:00:22.369 --> 00:00:25.090 背中を丸める 脚を組む 00:00:25.090 --> 00:00:26.014 足首を絡める 00:00:26.014 --> 00:00:29.753 あるいは腕を しがみつくようにする 00:00:29.753 --> 00:00:33.424 それから逆に 体を大きく 広げることもあります (笑) 00:00:33.424 --> 00:00:35.696 やっている人いますね (笑) 00:00:35.696 --> 00:00:38.211 今 自分がどんな風にしているかに 注意を払ってください 00:00:38.211 --> 00:00:40.425 後でその話をしますけど 00:00:40.425 --> 00:00:43.817 それを少し変えるだけで 00:00:43.817 --> 00:00:47.453 人生を大きく変えられる 可能性があるんです NOTE Paragraph 00:00:47.453 --> 00:00:51.977 私たちはボディランゲージに 目を引かれます 00:00:51.977 --> 00:00:53.936 特に他の人の ボディランゲージに 00:00:53.936 --> 00:00:55.900 興味を引かれます 00:00:55.900 --> 00:01:00.121 私たちは 何かこういう ぎこちないやり取りとか (笑) 00:01:00.121 --> 00:01:04.519 笑顔とか 蔑んだ視線に 関心を向けます 00:01:04.519 --> 00:01:08.751 あるいはぎこちない ウインクだとか 00:01:08.751 --> 00:01:11.989 握手なんかもそうです NOTE Paragraph 00:01:11.989 --> 00:01:14.667 十番地に着きました 00:01:14.667 --> 00:01:17.343 ラッキーな警官が アメリカ大統領と 00:01:17.343 --> 00:01:19.831 握手を交わします 00:01:19.831 --> 00:01:24.758 それに英国首相とも ・・・しません 00:01:24.758 --> 00:01:26.846 (笑いと拍手) NOTE Paragraph 00:01:26.846 --> 00:01:31.140 握手するかしないか というだけのことが 00:01:31.140 --> 00:01:33.664 何週間も話題にされ BBCや 00:01:33.664 --> 00:01:35.804 ニューヨーク・タイムズ まで取り上げます 00:01:35.804 --> 00:01:39.755 ですからボディランゲージ — 私たち社会科学者は 00:01:39.755 --> 00:01:43.143 「非言語行動」と呼んでいますが 00:01:43.143 --> 00:01:46.023 それもまた一種の言葉 コミュニケーションなんです 00:01:46.023 --> 00:01:48.450 コミュニケーションは 人と人との交流です 00:01:48.450 --> 00:01:51.289 相手のボディランゲージは 自分に何を伝えているのか? 00:01:51.289 --> 00:01:53.555 自分のボディランゲージは 相手に何を伝えているのか? NOTE Paragraph 00:01:53.555 --> 00:01:57.773 ボディランゲージをそのように見るのは 妥当だと信ずべき理由がたくさんあります 00:01:57.773 --> 00:02:00.308 ボディランゲージの効果や それが人の判断に 00:02:00.308 --> 00:02:03.700 もたらす影響を 社会科学者は 00:02:03.700 --> 00:02:06.209 多くの時間をかけて 研究してきました 00:02:06.209 --> 00:02:09.648 人はボディランゲージから 大まかな判断や推測をします 00:02:09.648 --> 00:02:13.638 そしてその判断が人生において 大きな意味を持つ場面 — 00:02:13.638 --> 00:02:17.431 誰を採用し 誰を昇進させ 誰をデートに誘うか といったときに 大きく影響するんです 00:02:17.431 --> 00:02:22.116 たとえばタフツ大学の ナリニ・アンバディは 00:02:22.116 --> 00:02:26.588 医者と患者の間の 実際のやり取りを撮した 00:02:26.588 --> 00:02:29.612 30秒の無音の ビデオを見ただけで 00:02:29.612 --> 00:02:32.445 医者が訴えられる ことになるかどうかを 00:02:32.445 --> 00:02:35.082 その医者の感じ良さから 予想できることを示しました 00:02:35.082 --> 00:02:37.276 医者の能力自体は あまり関係がなく 00:02:37.276 --> 00:02:39.421 その人が好きかどうか 00:02:39.421 --> 00:02:42.117 患者との接し方がどうかの方が 大きいんです 00:02:42.117 --> 00:02:45.052 もっと劇的な例では プリンストンの アレックス・トドロフは 00:02:45.052 --> 00:02:48.729 候補者の顔を1秒 見ての判断によって 00:02:48.729 --> 00:02:53.316 議員選や州知事選の 結果を 70%の精度で 00:02:53.316 --> 00:02:56.547 予測できることを 示しました 00:02:56.547 --> 00:02:58.769 デジタルな世界でさえ 00:02:58.769 --> 00:03:02.914 顔文字をうまく使うことで 00:03:02.914 --> 00:03:05.746 ネット上での話を 有利に進められます 00:03:05.746 --> 00:03:08.969 でもまずい使い方をすると 酷い結果にもなります 00:03:08.969 --> 00:03:11.866 私たちが他の人をどう判断し 他の人が私たちをどう判断するかに 00:03:11.866 --> 00:03:14.968 非言語的な部分が 影響するのは分かりますが 00:03:14.968 --> 00:03:16.848 私たちが忘れがちなのは 00:03:16.848 --> 00:03:20.523 自分の非言語行動に影響されるのは 他人だけでなく 自分もだということです NOTE Paragraph 00:03:20.523 --> 00:03:23.736 私たちの考えや 感情や 生理は 00:03:23.736 --> 00:03:26.099 自分の非言語行動の 影響を受けるのです 00:03:26.099 --> 00:03:29.162 どういった非言語行動を 問題にしているのかですが 00:03:29.162 --> 00:03:32.105 私は社会心理学者で 偏見の研究をしていて 00:03:32.105 --> 00:03:34.832 競争意識の強いビジネススクールで 教えています 00:03:34.832 --> 00:03:39.316 そのため 人の力関係に 興味を持つようになりました 00:03:39.316 --> 00:03:43.128 特に非言語的な 力や支配の表現に 00:03:43.128 --> 00:03:45.131 関心があります NOTE Paragraph 00:03:45.131 --> 00:03:47.789 力や支配の非言語表現が どんなものかというと 00:03:47.789 --> 00:03:49.953 こういうものです 00:03:49.953 --> 00:03:52.831 動物の世界では 体を広げます 00:03:52.831 --> 00:03:55.841 自分を大きく見せ 体を伸ばし 00:03:55.841 --> 00:03:58.782 広い空間を占めようとし 00:03:58.782 --> 00:04:01.772 要は 広げるというのが 基本です 00:04:01.772 --> 00:04:05.532 これは霊長類だけでなく 動物の世界に広く共通しています 00:04:05.532 --> 00:04:08.952 人間もまた同じことをします (笑) 00:04:08.952 --> 00:04:12.663 これは力を持った人が 絶えずしているという面もあれば 00:04:12.663 --> 00:04:15.664 力を感じる瞬間にする という面もあります 00:04:15.664 --> 00:04:18.569 これの特に興味深い点は 00:04:18.569 --> 00:04:22.758 この力の表現がいかに古くからあって 普遍的かということです 00:04:22.758 --> 00:04:25.357 この誇らしさの表現に関しては 00:04:25.357 --> 00:04:28.405 ジェシカ・トレーシーによる 研究があります 00:04:28.405 --> 00:04:30.517 運動競技で勝ったときには 00:04:30.517 --> 00:04:33.458 目の見える人も 生まれつき盲目の人も 00:04:33.458 --> 00:04:35.772 同じように このポーズを するのが分かりました 00:04:35.772 --> 00:04:37.750 ゴールラインを切って 勝利したとき 00:04:37.750 --> 00:04:39.861 他の人がそうするのを 見たことがあるかに関係なく 00:04:39.861 --> 00:04:40.947 こんな風にするんです 00:04:40.947 --> 00:04:44.390 腕をVの字に突き上げ あごをやや前に突き出します 00:04:44.390 --> 00:04:46.934 一方で 無力だと感じる時は どうでしょう? 00:04:46.934 --> 00:04:50.984 ちょうど逆のことをします 縮こまり 体を丸め 00:04:50.984 --> 00:04:54.448 小さくなります 他の人と接触すまいとします 00:04:54.448 --> 00:04:57.489 この場合も 人と動物は 同じようにします 00:04:57.489 --> 00:05:00.569 この写真は 強い力と 弱い力が 00:05:00.569 --> 00:05:02.880 一緒になった場合です 00:05:02.880 --> 00:05:07.248 力に関して人は 相手の非言語行動を 補完しようとします 00:05:07.248 --> 00:05:09.679 すごく力を持った人が 一緒にいるとき 00:05:09.679 --> 00:05:11.904 私たちは体を小さくします 00:05:11.904 --> 00:05:13.937 同じようにではなく 逆のことをするんです NOTE Paragraph 00:05:13.937 --> 00:05:17.136 教室の中でこういう行動を観察していて 気付くことがあります 00:05:17.136 --> 00:05:23.922 MBAの学生の間では 多岐にわたる 00:05:23.922 --> 00:05:26.926 非言語的な力の表現が 見られます 00:05:26.926 --> 00:05:29.394 群れのボスを絵に描いた ような人たちがいて 00:05:29.394 --> 00:05:32.384 授業の始まる ずっと前に教室に来て ど真ん中に陣取ります 00:05:32.384 --> 00:05:36.316 その場を支配しよう とでも言うかのようです 00:05:36.316 --> 00:05:38.205 そして席に座ると 体を大きく広げます 00:05:38.205 --> 00:05:40.337 手を挙げる時も こんな感じです 00:05:40.337 --> 00:05:42.972 教室に入ってくるとき 00:05:42.972 --> 00:05:45.296 萎縮しているように 見える人もいます 00:05:45.296 --> 00:05:47.834 顔にも体にも表れています 00:05:47.834 --> 00:05:49.820 席に座り体を小さくします 00:05:49.820 --> 00:05:52.969 手を挙げるときも こんな感じです 00:05:52.969 --> 00:05:54.646 これについて気付くことが 2つあります 00:05:54.646 --> 00:05:56.383 1つは 驚くことでもありませんが 00:05:56.383 --> 00:05:58.727 性別に関係があるようだ ということです 00:05:58.727 --> 00:06:04.192 女性は男性よりも こんな姿勢を取りがちです 00:06:04.192 --> 00:06:06.778 女性は概して 男性より力がないと感じているので 00:06:06.778 --> 00:06:10.733 驚くことでもないでしょう でも もう1つ気付くのは 00:06:10.733 --> 00:06:13.578 どれほど積極的に授業に参加 しているかにも 00:06:13.578 --> 00:06:17.259 ある程度関係している ということです 00:06:17.259 --> 00:06:19.841 これはMBAの教室では 特に重要なことで 00:06:19.841 --> 00:06:22.522 成績の半分は授業中の発言に よって評価されるからです NOTE Paragraph 00:06:22.522 --> 00:06:26.995 ビジネススクールは 男女間の成績の ギャップという問題を抱えています 00:06:26.995 --> 00:06:30.267 元々同じくらいの 資質があっても 00:06:30.267 --> 00:06:32.263 男女で成績に差が付いて しまうんですが 00:06:32.263 --> 00:06:35.523 これはある部分 授業への 参加姿勢によるものです 00:06:35.523 --> 00:06:38.546 だから私は考えるようになりました 00:06:38.546 --> 00:06:41.070 授業に積極的に参加する こんな感じの学生がいますが 00:06:41.070 --> 00:06:44.741 それを形だけでも真似したなら もっと積極的に 00:06:44.741 --> 00:06:46.713 参加できるように なるのだろうか? NOTE Paragraph 00:06:46.713 --> 00:06:51.378 バークレー校にいる共同研究者の デーナ・カーニーと私は 00:06:51.378 --> 00:06:54.933 フリをしているうちに できるようになる ものなのか知りたいと思いました 00:06:54.933 --> 00:06:57.963 しばらくの間 見かけを繕っていたら 00:06:57.963 --> 00:07:01.786 実際に力強い行動をするように なるのだろうか? 00:07:01.786 --> 00:07:05.338 他の人が自分をどう思い どう感じるかは 非言語行動による部分が大きい 00:07:05.338 --> 00:07:07.031 というのは分かっていて 沢山の証拠があります 00:07:07.031 --> 00:07:10.143 私たちの疑問は 自分で自分のことを どう思い どう感じるかも 00:07:10.143 --> 00:07:13.253 非言語行動に大きく依存するのか ということです NOTE Paragraph 00:07:13.253 --> 00:07:15.943 そう思われる証拠が いくつかあります 00:07:15.943 --> 00:07:20.579 たとえば 私たちは 楽しいときに笑います 00:07:20.579 --> 00:07:22.757 でも割り箸を 口に こんな風に挟んで 00:07:22.757 --> 00:07:27.172 無理に笑顔を作っても 楽しい気持ちになります 00:07:27.172 --> 00:07:30.253 両方向なんです 力についても同じで 00:07:30.253 --> 00:07:35.468 力強く感じる時 00:07:35.468 --> 00:07:38.854 こんな風に 大きく 振る舞いがちですが 00:07:38.854 --> 00:07:44.460 でも力に溢れた フリをするだけでも 00:07:44.460 --> 00:07:46.888 力強くなったように 感じるんです NOTE Paragraph 00:07:46.888 --> 00:07:49.948 それで2番目の疑問は 00:07:49.948 --> 00:07:52.531 心が体に変化を及ぼすのは 分かりますが 00:07:52.531 --> 00:07:56.948 体もまた心に変化を及ぼすのか ということです 00:07:56.948 --> 00:07:59.675 この力強さの文脈において 心と言うとき 00:07:59.675 --> 00:08:01.047 何を指しているのかというと 00:08:01.047 --> 00:08:03.213 思考や感覚 それに 00:08:03.213 --> 00:08:06.668 思考や感覚を生み出す ある種の生理的なもの 00:08:06.668 --> 00:08:09.876 私の場合は特に ホルモンに 注目しています 00:08:09.876 --> 00:08:12.979 力溢れる心と 無力な心 というのは 00:08:12.979 --> 00:08:14.210 どんな風のものでしょう? 00:08:14.210 --> 00:08:18.506 力溢れる人は 当然のこととして 00:08:18.506 --> 00:08:22.730 より断定的で 自信を持ち 楽天的です 00:08:22.730 --> 00:08:25.729 運任せのゲームにおいてさえ 勝てると感じています 00:08:25.729 --> 00:08:29.908 それにまた抽象的に 考える傾向があります 00:08:29.908 --> 00:08:32.514 よりリスクを取ります 00:08:32.514 --> 00:08:35.367 力溢れる人と無力な人には 多くの違いがあります 00:08:35.367 --> 00:08:38.659 生理的にも ある重要な2つのホルモンに 違いが見られます 00:08:38.659 --> 00:08:42.724 支配性のホルモンである テストステロンと 00:08:42.724 --> 00:08:46.387 ストレスのホルモンである コルチゾールです 00:08:46.387 --> 00:08:49.724 霊長類の群れの中で 00:08:49.724 --> 00:08:53.563 力を持つボスは テストステロンが多く 00:08:53.563 --> 00:08:56.761 コルチゾールが少ないですが 00:08:56.761 --> 00:09:00.287 力強く有能な リーダーもまた 00:09:00.287 --> 00:09:02.542 テストステロンが多く コルチゾールが少ないのです 00:09:02.542 --> 00:09:04.845 これは何を意味するのでしょう? 00:09:04.845 --> 00:09:07.270 力について考えるとき みんな テストステロンに目を向けます 00:09:07.270 --> 00:09:09.058 何しろ支配性を 司るものですから 00:09:09.058 --> 00:09:12.528 しかし力というのは ストレスへの 反応にも現れます 00:09:12.528 --> 00:09:15.657 支配的な力を持つ テストステロン溢れるリーダーが 00:09:15.657 --> 00:09:18.399 ストレスに過敏なことを 期待するでしょうか? 00:09:18.399 --> 00:09:20.734 違うでしょう 00:09:20.734 --> 00:09:23.018 力強く 断定的 支配的であり 00:09:23.018 --> 00:09:26.706 ストレスに動じない どっしりとした人を期待するはずです NOTE Paragraph 00:09:26.706 --> 00:09:32.938 霊長類の群れにおいて 00:09:32.938 --> 00:09:36.629 ある個体が突然 ボスの役割を 00:09:36.629 --> 00:09:39.186 引き継ぐことになったとき 00:09:39.186 --> 00:09:42.297 数日内に その個体の テストステロンの値は大きく上昇し 00:09:42.297 --> 00:09:45.802 コルチゾールの値は 大きく下がります 00:09:45.802 --> 00:09:48.843 だから少なくとも 表面的なレベルで 00:09:48.843 --> 00:09:51.209 体が心を形作りうるのと同様に 00:09:51.209 --> 00:09:55.338 役割の変化も 心を形作りうる という証拠があるわけです 00:09:55.338 --> 00:09:58.120 では役割の変化があると 何が起きるのか? 00:09:58.120 --> 00:10:00.704 そういうことを 些細な形で 00:10:00.704 --> 00:10:03.117 やったとき 何が起きるのか? 00:10:03.117 --> 00:10:05.768 2分間 この格好で立っていれば 00:10:05.768 --> 00:10:08.551 力強く感じられるようになるのか? NOTE Paragraph 00:10:08.551 --> 00:10:13.026 それでやってみました 研究室に人を集めて 00:10:13.026 --> 00:10:17.239 ちょっとした実験をしたんです 00:10:17.239 --> 00:10:21.668 みんなにそれぞれ 力強いポーズか 00:10:21.668 --> 00:10:23.917 無力なポーズを 2分間 してもらいました 00:10:23.917 --> 00:10:26.879 ポーズを5種類ずつ 見ていただきましょう 00:10:26.879 --> 00:10:29.359 これが1つ 00:10:29.359 --> 00:10:31.453 さらに2つ 00:10:31.453 --> 00:10:34.271 メディアに「ワンダー ウーマンのポーズ」と 00:10:34.271 --> 00:10:36.646 紹介されました 00:10:36.646 --> 00:10:37.968 さらにもう2つ 00:10:37.968 --> 00:10:40.322 立ってやるのもあれば 座ってやるのもあります 00:10:40.322 --> 00:10:42.307 こちらは無力なポーズです 00:10:42.307 --> 00:10:46.370 縮こまって 体を小さくします 00:10:46.370 --> 00:10:48.109 これは特に力の弱いポーズです 00:10:48.109 --> 00:10:49.466 首に触るのは 00:10:49.466 --> 00:10:52.092 身を守ろうとしているのです 00:10:52.092 --> 00:10:54.677 実験の方法ですが みんな集まったら 00:10:54.677 --> 00:10:56.437 小瓶に唾液を取ってもらい 00:10:56.437 --> 00:10:59.610 2分間 これかこれを やってくださいと言います 00:10:59.610 --> 00:11:01.403 彼らにポーズの写真は 見せません 00:11:01.403 --> 00:11:04.783 力の概念を伝えたくないからです 力を感じてほしいのです 00:11:04.783 --> 00:11:06.842 それで2分間これをやってもらい 00:11:06.842 --> 00:11:10.051 それから いろいろな場面で 「どれほど力強く感じるか」を聞きます 00:11:10.051 --> 00:11:12.818 ギャンブルする機会を与え 00:11:12.818 --> 00:11:15.583 それからまた唾液の サンプルを取ります 00:11:15.583 --> 00:11:17.148 それで終了 そういう実験です NOTE Paragraph 00:11:17.148 --> 00:11:20.854 分かったのは リスク耐性— 今の場合ギャンブルですが 00:11:20.854 --> 00:11:23.752 力強いポーズをした人は 00:11:23.752 --> 00:11:27.250 86%が賭に出ます 00:11:27.250 --> 00:11:29.195 力の弱いポーズでは 00:11:29.195 --> 00:11:33.370 60%の人しかやらず 大きな違いが出ます 00:11:33.370 --> 00:11:35.850 テストステロンについては 00:11:35.850 --> 00:11:39.355 実験前の値を基準として 力強いポーズの人たちは 00:11:39.355 --> 00:11:41.717 20%増加し 00:11:41.717 --> 00:11:46.338 力の弱いポーズの人は 10%減少しました 00:11:46.338 --> 00:11:49.155 ここでも2分間で こんな違いが出たのです 00:11:49.155 --> 00:11:51.907 コルチゾールの方は 力強いポーズの人で 00:11:51.907 --> 00:11:54.954 25%の減少 00:11:54.954 --> 00:11:59.086 力の弱いポーズでは 15%増加しました 00:11:59.086 --> 00:12:01.818 2分間のポーズが ホルモンの変化をもたらし 00:12:01.818 --> 00:12:04.835 脳の状態を変え 00:12:04.835 --> 00:12:07.763 断定的で 自信を持ち 落ち着いた状態や 00:12:07.763 --> 00:12:11.771 ストレスに弱い 落ち込んだような 状態になったのです 00:12:11.771 --> 00:12:15.627 そういう感覚はみんな 経験したことがありますよね? 00:12:15.627 --> 00:12:18.514 そういうわけで 非言語行動は 00:12:18.514 --> 00:12:20.835 他人がどう見るかだけでなく 00:12:20.835 --> 00:12:23.291 自分で自分のことを どう思い どう感じるかも決めるのです 00:12:23.291 --> 00:12:25.718 そして体は心に 影響を及ぼします NOTE Paragraph 00:12:25.718 --> 00:12:28.124 そこで次の疑問は 力のポーズを 00:12:28.124 --> 00:12:29.638 数分間することが 00:12:29.638 --> 00:12:31.929 本当に人生を意味ある形で 変えるのかです 00:12:31.929 --> 00:12:34.575 やったのは あくまで実験室の中での わずか数分のタスクでしたが 00:12:34.575 --> 00:12:37.171 これは現実に どう 応用できるのでしょう? 00:12:37.171 --> 00:12:39.946 そこが みんな関心のある ところですから 00:12:39.946 --> 00:12:44.123 それで私たちは考えて これが使える状況は 00:12:44.123 --> 00:12:46.711 自分が値踏みされる状況 00:12:46.711 --> 00:12:50.164 社会的な脅威を感じる 状況だろうと思いました 00:12:50.164 --> 00:12:53.848 たとえば友達からの評価 ランチの席でのティーンのような 00:12:53.848 --> 00:12:56.053 ある人にとって それは 教育委員会でのスピーチや 00:12:56.053 --> 00:12:59.077 売り込みをする時 かもしれないし 00:12:59.077 --> 00:13:01.934 このような講演か 00:13:01.934 --> 00:13:04.732 あるいは就職面接かもしれません 00:13:04.732 --> 00:13:07.224 多くの人が体験していて 身近に感じるものとして 00:13:07.224 --> 00:13:08.461 面接を 00:13:08.461 --> 00:13:09.843 私たちは選びました NOTE Paragraph 00:13:09.843 --> 00:13:13.796 私たちがこの研究結果を 公表すると 00:13:13.796 --> 00:13:16.390 様々なメディアに取り上げられ 「では 就職面接では 00:13:16.390 --> 00:13:19.590 こうすべきなんですよね?」 と言われました (笑) 00:13:19.590 --> 00:13:21.981 私たちは驚いて 違います 00:13:21.981 --> 00:13:24.166 そういう意味じゃありませんと 訂正しました 00:13:24.166 --> 00:13:26.941 面接の場ではどうか こんなことしないでください 00:13:26.941 --> 00:13:29.532 思い出してほしいのは これは 他の人へのメッセージというよりは 00:13:29.532 --> 00:13:31.391 自分へのメッセージだということです 00:13:31.391 --> 00:13:34.200 就職面接に臨む前は どんな風にしているでしょう? 00:13:34.200 --> 00:13:36.466 こんな風ですよね? 座って携帯をいじり 00:13:36.466 --> 00:13:38.752 誰かを押しのけよう なんてしません 00:13:38.752 --> 00:13:40.946 手帳を見て 00:13:40.946 --> 00:13:42.776 背を丸め 体を 小さくします 00:13:42.776 --> 00:13:45.068 でも本当は こんな風にしたほうが いいんです トイレにでも行って 00:13:45.068 --> 00:13:48.484 2分間やるんです 00:13:48.484 --> 00:13:49.904 これを実験しようと思い 00:13:49.904 --> 00:13:52.088 研究室に人を集め 00:13:52.088 --> 00:13:55.465 力強い あるいは力のない ポーズをした後に 00:13:55.465 --> 00:13:58.097 ストレスの強い面接を 受けてもらいました 00:13:58.097 --> 00:14:01.713 5分間の面接をし 録画して 00:14:01.713 --> 00:14:04.224 後で評価をします 00:14:04.224 --> 00:14:08.199 面接官は非言語的フィードバックを 与えないよう訓練されています 00:14:08.199 --> 00:14:09.806 だからこんな感じです 00:14:09.806 --> 00:14:12.090 こんな人に面接されるのを 想像してください 00:14:12.090 --> 00:14:16.713 5分間まったく無反応ですよ 詰問でもされた方がまだマシです 00:14:16.713 --> 00:14:20.026 みんなこれを嫌います マリアンヌ・ラフランスが言うところの 00:14:20.026 --> 00:14:22.117 「社会的流砂の中に立つ」状態です 00:14:22.117 --> 00:14:23.926 コルチゾールが急増します 00:14:23.926 --> 00:14:25.628 そういう面接を受けるときに 00:14:25.628 --> 00:14:28.457 何が起きるのかを 知りたかったのです 00:14:28.457 --> 00:14:31.564 それから その録画テープを 4人の人に見てもらいました 00:14:31.564 --> 00:14:34.736 彼らは仮説のことも 実験の条件も知りません 00:14:34.736 --> 00:14:37.521 誰がどのポーズを したかも知りません 00:14:37.521 --> 00:14:42.611 そして録画テープを見た後に 「この人を採用したい」 00:14:42.611 --> 00:14:44.683 と彼らが言ったのは 00:14:44.683 --> 00:14:48.105 みんな 力のポーズを取った人でした 「あっちは採用したくない 00:14:48.105 --> 00:14:50.890 全体として こっちの人を 高く評価する」と 00:14:50.890 --> 00:14:55.626 何がそうさせているのか? 話す内容ではありません 00:14:55.626 --> 00:14:58.502 その人が話す態度が重要なんです 00:14:58.502 --> 00:15:00.551 私たちは能力を示す条件を 評価していると思っています 00:15:00.551 --> 00:15:03.642 「話はどれだけ筋道立っているか」 00:15:03.642 --> 00:15:06.418 「内容は良いか」 「資質はあるか」 00:15:06.418 --> 00:15:09.474 でもそういったものに効力はなく 態度こそ影響を与えるものなんです 00:15:09.474 --> 00:15:12.753 基本的に面接では本当の自分が 表れます 00:15:12.753 --> 00:15:14.626 考えを述べるにしても 重要なのは 00:15:14.626 --> 00:15:16.849 その人を表すものとしてであって 00:15:16.849 --> 00:15:19.385 言ったこと自体ではないのです 00:15:19.385 --> 00:15:24.316 つまり態度が 効果を生み出し 効果を伝えるものだということです NOTE Paragraph 00:15:24.316 --> 00:15:27.684 体が心に 影響を及ぼし 00:15:27.684 --> 00:15:30.563 心が行動に 影響を及ぼし 00:15:30.563 --> 00:15:33.539 行動が結果に 影響を及ぼす という話をすると みんな 00:15:33.539 --> 00:15:35.406 「なんかフリをしているみたいだ」 と言います 00:15:35.406 --> 00:15:39.185 だから私は「できるまで フリをしなさい」と言うんですが 00:15:39.185 --> 00:15:42.360 そんな風にしてまで やりたいとは思わない ペテンみたいだ 00:15:42.360 --> 00:15:43.879 ニセ者みたいに感じたくはない 00:15:43.879 --> 00:15:48.291 そんな風にしても「自分はここにいるべき 人間じゃない」と感じるだけだと 00:15:48.291 --> 00:15:50.478 これには個人的に すごく共感します 00:15:50.478 --> 00:15:52.536 自分がニセ者で 「ここにいるべき人間じゃない」 00:15:52.536 --> 00:15:55.946 と感じるのがどういうものか 私自身体験があるからです NOTE Paragraph 00:15:55.946 --> 00:15:58.887 私は19歳の時にひどい 自動車事故に遭いました 00:15:58.887 --> 00:16:02.292 車から放り出され 地面を何度も転がり 00:16:02.292 --> 00:16:05.803 頭部外傷リハビリ病棟で 目覚めました 00:16:05.803 --> 00:16:09.395 大学も休学し 00:16:09.395 --> 00:16:15.107 IQが標準偏差2個分も 下がったのを知って 00:16:15.107 --> 00:16:17.695 ショックを受けました 00:16:17.695 --> 00:16:20.566 自分のIQを知っていたのは 優れた頭脳を見出され 00:16:20.566 --> 00:16:22.578 この子は天才だと 言われていたからです 00:16:22.578 --> 00:16:25.778 復学しようと ずっと 努力していましたが 00:16:25.778 --> 00:16:27.502 みんなに言われました 「卒業は無理だよ 00:16:27.502 --> 00:16:30.379 他にできることが きっとあるよ 00:16:30.379 --> 00:16:32.277 大学に行っても うまくいきっこない」 00:16:32.277 --> 00:16:36.161 すごく苦しみました 自分の核となる 00:16:36.161 --> 00:16:38.935 アイデンティティを 奪われるということ 00:16:38.935 --> 00:16:40.794 私の場合 頭がいい ということでしたが 00:16:40.794 --> 00:16:45.203 それを奪われることほど 無力に感じるものはありません 00:16:45.203 --> 00:16:47.805 私はまったく無力に感じました 00:16:47.805 --> 00:16:50.939 努力しては幸運を掴み さらに努力するというのを繰り返し NOTE Paragraph 00:16:50.939 --> 00:16:53.391 ようやく大学を 卒業できました 00:16:53.391 --> 00:16:55.198 他の子たちより 4年長くかかりました 00:16:55.198 --> 00:16:59.756 そして私の擁護者であり指導教員である スーザン・フィスクに受け入れられ 00:16:59.756 --> 00:17:02.700 プリンストンに辿り着きましたが 00:17:02.700 --> 00:17:05.551 「自分はここにいるべき人間じゃない」 と感じていました 00:17:05.551 --> 00:17:06.845 ニセ者です 00:17:06.845 --> 00:17:08.426 プリンストンでは 最初の年に 00:17:08.426 --> 00:17:11.064 20人を前に 20分の スピーチをする 00:17:11.064 --> 00:17:13.099 というのがあるんですが 00:17:13.099 --> 00:17:15.986 そこで正体を晒す ことになるのを恐れ 00:17:15.986 --> 00:17:18.799 前の晩にスーザンに電話をして 「辞めます」と伝えました 00:17:18.799 --> 00:17:20.655 すると彼女は言いました 00:17:20.655 --> 00:17:23.213 「あなたは辞めない 私はあなたに賭けたんだから いてもらう 00:17:23.213 --> 00:17:25.404 あなたはここにいて やるべきことをやるの 00:17:25.404 --> 00:17:26.761 できてるフリをしなさい 00:17:26.761 --> 00:17:30.541 やるように言われた 講演をすべてこなし 00:17:30.541 --> 00:17:32.280 ひたすらやり続け 00:17:32.280 --> 00:17:35.249 怖かろうが 脚がすくもうが 00:17:35.249 --> 00:17:37.827 体外離脱を体験しようが 00:17:37.827 --> 00:17:40.992 こう思えるようになるまで続けるのよ “ああ やれている! 00:17:40.992 --> 00:17:43.958 本物になったんだ! ちゃんと やっている”」 00:17:43.958 --> 00:17:46.368 たからそうしました 大学院に5年いて 00:17:46.368 --> 00:17:48.109 最初ノースウェスタンに行き 00:17:48.109 --> 00:17:50.696 それからハーバードに行きました 00:17:50.696 --> 00:17:54.196 ハーバードにいく頃には あまり考えなく なっていましたが それまでずっと 00:17:54.196 --> 00:17:56.500 「自分はここにいるべき人間じゃない」 と感じていたんです NOTE Paragraph 00:17:56.500 --> 00:17:58.978 ハーバードでの最初の年の 終わりのことですが 00:17:58.978 --> 00:18:03.544 それまで授業中に一言も発言しなかった学生がいたので 私は「ねえ 授業にちゃんと参加しないと 00:18:03.544 --> 00:18:06.751 落第するよ」と言ってやったら 後でその子が部屋にやってきて 00:18:06.751 --> 00:18:09.253 その子のことは そんなに 知らなかったんですが 00:18:09.253 --> 00:18:13.235 すっかり打ちひしがれた様子で やってくると 言ったんです 00:18:13.235 --> 00:18:19.280 「私ここにいるべき人間じゃないんです」 00:18:19.280 --> 00:18:23.408 この瞬間です 2つのことに気付きました 00:18:23.408 --> 00:18:24.902 1つは いつの間にか 00:18:24.902 --> 00:18:28.136 そんな風に感じなくなっていたこと でも彼女はそう感じていて 00:18:28.136 --> 00:18:30.818 それがどんなものか 私は誰よりも知っていました 00:18:30.818 --> 00:18:33.455 もう1つは 彼女はここに いるべきだ ということです 00:18:33.455 --> 00:18:35.259 フリをしていれば本当に そうなれるんだと 00:18:35.259 --> 00:18:38.999 だから言いました 「あんたはここにいるべき人間よ! 00:18:38.999 --> 00:18:40.434 明日はできるフリをしなさい 00:18:40.434 --> 00:18:43.498 力に溢れるフリを 00:18:43.498 --> 00:18:46.521 そして・・・」 00:18:46.521 --> 00:18:48.560 (拍手) 00:18:48.560 --> 00:18:52.993 「教室に行って 00:18:52.993 --> 00:18:55.417 最高の意見を言うの」 00:18:55.417 --> 00:18:58.422 それでどうなったかというと 彼女は最高の意見を言って 00:18:58.422 --> 00:18:59.285 みんな振り向いていました 00:18:59.285 --> 00:19:02.729 「誰だろう? あんな子が いたのに気が付かなかった」(笑) NOTE Paragraph 00:19:02.729 --> 00:19:05.600 何ヶ月か経って 彼女が またやってきましたが 00:19:05.600 --> 00:19:07.884 単にフリをして やりおおせた だけではなく 00:19:07.884 --> 00:19:10.608 フリを続けて本当になった のが分かりました 00:19:10.608 --> 00:19:12.431 彼女は変わったんです 00:19:12.431 --> 00:19:16.515 だから皆さんに言いたいんです フリをしてやり過ごすのではなく 00:19:16.515 --> 00:19:19.312 フリを本物にしてくださいと 00:19:19.312 --> 00:19:22.953 それが本当に自分のものに なるまでやるんです NOTE Paragraph 00:19:22.953 --> 00:19:25.608 最後にお伝えしたいのは 00:19:25.608 --> 00:19:30.080 小さな変化が大きな違いに 繋がるということです 00:19:30.080 --> 00:19:32.577 たった2分間の 00:19:32.577 --> 00:19:34.313 積み重ねですが 00:19:34.313 --> 00:19:37.559 この次ストレスを感じる 評価される場面に臨むとき 00:19:37.559 --> 00:19:40.265 やってみてください エレベーターの中で 00:19:40.265 --> 00:19:43.504 トイレの個室で 自分の部屋で 00:19:43.504 --> 00:19:45.944 やってみてほしいんです 00:19:45.944 --> 00:19:47.766 脳を その状況に 最適な状態にし 00:19:47.766 --> 00:19:50.731 テストステロンを上げ コルチゾールを下げるんです 00:19:50.731 --> 00:19:54.697 せっかくのチャンスに「自分らしさが出せなかった」 なんて事にならないように 00:19:54.697 --> 00:19:57.049 「自分がどんな人間か言ってやろう 見せてやろう」 00:19:57.049 --> 00:19:58.885 という気持ちになってください NOTE Paragraph 00:19:58.885 --> 00:20:01.427 そして お願いしたいのは 00:20:01.427 --> 00:20:05.208 力のポーズを試し 00:20:05.208 --> 00:20:07.094 この科学を広めてください 00:20:07.094 --> 00:20:10.322 すごく簡単なんですから 00:20:10.322 --> 00:20:12.199 エゴで言っているの ではありません 00:20:12.199 --> 00:20:14.086 みんなに教え 共有してください 00:20:14.086 --> 00:20:15.947 これが一番役立つのは 00:20:15.947 --> 00:20:20.105 リソースも 技術も ステータスも 00:20:20.105 --> 00:20:23.231 力もない人たちです 00:20:23.231 --> 00:20:24.514 1人でできるんですから 00:20:24.514 --> 00:20:27.343 必要なのは自分の体と 1人になれる2分間だけです 00:20:27.343 --> 00:20:30.493 それが彼らの人生を大きく 変えることになるはずです 00:20:30.493 --> 00:20:34.679 ありがとうございました (拍手) 00:20:34.679 --> 00:20:41.569 (スタンディングオベーション)