WEBVTT 00:00:00.724 --> 00:00:03.383 中間管理職や専門職における女性の割合は 00:00:03.383 --> 00:00:07.374 全体の50%に上りますが 00:00:08.183 --> 00:00:11.311 組織の最高経営層を占める女性の割合は 00:00:11.491 --> 00:00:13.985 その数の3分の1にも達していません 00:00:14.075 --> 00:00:16.160 この統計結果を聞いた人は 00:00:16.160 --> 00:00:20.753 なぜ そんなに最高経営層に就く女性が 少ないのか尋ねますが 00:00:20.753 --> 00:00:24.166 もしあなたが私と同じように 00:00:24.396 --> 00:00:29.280 リーダーシップはすべての職位で 発揮されると信じるならば 00:00:29.620 --> 00:00:37.620 中間管理職には 非常に素晴らしい 女性のリーダーがいることに視点が向き 00:00:38.180 --> 00:00:40.746 異なる質問をすることでしょう 00:00:40.746 --> 00:00:45.082 なぜそんなに多くの女性が中間管理職から 抜け出せないでいるのか 00:00:45.252 --> 00:00:48.110 またその女性を最高管理職まで押し上げるには 00:00:48.110 --> 00:00:50.182 どうすればいいのか という質問です NOTE Paragraph 00:00:50.485 --> 00:00:53.402 あなた方の中にも このような中間管理職を 00:00:53.402 --> 00:00:57.619 務める女性で 企業の中で昇進しようと している方がいるかもしれません 00:00:58.492 --> 00:01:00.826 今回は このような女性の良い例として 00:01:00.976 --> 00:01:02.630 トーニャさんのお話をします 00:01:02.630 --> 00:01:04.599 私が彼女に出会ったのは2年前です 00:01:04.599 --> 00:01:08.788 彼女は フォーチュン誌が選ぶ 全米トップ企業上位50社に入る大手企業の副社長で 00:01:08.788 --> 00:01:11.462 強い不満を抱きながらこう言いました 00:01:11.632 --> 00:01:15.768 「私は自分の自信や自己主張能力を向上させ 00:01:15.768 --> 00:01:19.485 素晴らしいブランドの開発のために とても一生懸命働いてきました 00:01:19.485 --> 00:01:22.036 上司からは非常に優れた業績評価をいただき 00:01:22.036 --> 00:01:24.574 360度評価では 00:01:24.574 --> 00:01:28.157 私のチームメイトは 私のもとで働くことを楽しく思い 00:01:28.547 --> 00:01:32.080 見つけられるマネジメントコースはすべて受講し 00:01:32.150 --> 00:01:35.611 素晴らしいメンターに助言・指導も受けていますが 00:01:35.611 --> 00:01:40.276 未だに昇進の機会を2度も見送られています 00:01:40.486 --> 00:01:44.018 私の上司は 私が昇進に意欲的であることも 00:01:44.038 --> 00:01:48.037 国際的な任務にさえ 興味を示していることも知っています 00:01:48.637 --> 00:01:51.765 このような状況の中で なぜ昇進の機会を見送られているのか 00:01:51.765 --> 00:01:53.819 私には理解ができません」 NOTE Paragraph 00:01:53.819 --> 00:01:56.250 ここでトーニャさんが気づいていないのは 00:01:56.250 --> 00:01:59.095 昇進をするのに必要な資質のうち 00:01:59.105 --> 00:02:02.899 女性には 失われた33%があるということです 00:02:02.899 --> 00:02:06.683 その失われた33%を理解することこそ 00:02:06.683 --> 00:02:10.312 最高経営層における男女格差を失くすために 必要なことなのです NOTE Paragraph 00:02:10.922 --> 00:02:13.161 組織で昇進するには 00:02:13.161 --> 00:02:18.894 男女どちらであれ 誰もがその優れたリーダーシップで 知られていなければいけません 00:02:19.203 --> 00:02:23.135 つまり あなたの素晴らしいところを 生かしながら 00:02:23.135 --> 00:02:26.587 他者の素晴らしさを 引き出し 00:02:26.587 --> 00:02:29.459 たぐいまれな業績を達成および 00:02:29.459 --> 00:02:32.891 維持することで認められて いなくてはいけないのです 00:02:32.891 --> 00:02:37.733 言い換えると 組織内外の人々と 共に効率的に働きながら 00:02:37.933 --> 00:02:43.581 組織がその戦略的財務目標を達成できるように 00:02:43.581 --> 00:02:51.119 自分のスキル 才能および能力を使わなくては いけないということです 00:02:51.638 --> 00:02:55.683 これら3つのすべてのリーダーシップの 要素はとても重要ですが 00:02:55.683 --> 00:02:57.639 組織で昇進するとなると 00:02:57.649 --> 00:03:00.506 これらは同様に重要なわけではありません 00:03:00.646 --> 00:03:03.736 ですので 次にお話を進める中 スライドの緑のボックスの内容に 00:03:03.736 --> 00:03:05.161 注意してみてください NOTE Paragraph 00:03:07.563 --> 00:03:11.385 最高経営層に就く素質のある有望な社員を 00:03:11.385 --> 00:03:14.955 探し特定するには 00:03:16.835 --> 00:03:20.185 緑のボックスに関連するスキルや能力は 00:03:20.185 --> 00:03:23.572 他2つのリーダーシップの要素に比べて 00:03:23.572 --> 00:03:27.559 2倍強く重要視されています 00:03:27.599 --> 00:03:30.347 これらのスキルや能力は 00:03:30.347 --> 00:03:36.073 ビジネス、戦略、財務における見識と 要約することができます 00:03:36.403 --> 00:03:38.373 つまり このスキルは 00:03:38.403 --> 00:03:42.918 組織がどの方向に向かい 00:03:42.918 --> 00:03:44.792 どのような戦略を持ち 00:03:44.792 --> 00:03:47.616 どのような財務目標を立てているのかを理解し 00:03:47.616 --> 00:03:50.915 組織を発展させるために 自らが果たすべき役割を 00:03:50.915 --> 00:03:52.574 理解することに関連するのです 00:03:52.574 --> 00:03:59.034 これこそ 女性の昇進を阻む 失われた33%で 00:03:59.034 --> 00:04:03.534 この33%がないのは 私達の能力が欠けているからではなく 00:04:03.534 --> 00:04:07.235 私達が受けてきたアドバイスが 不十分だったからなのです NOTE Paragraph 00:04:07.235 --> 00:04:08.935 つまりは こういうことです 00:04:08.935 --> 00:04:10.835 5年前 会社役員を集めた公開討論会の 00:04:10.835 --> 00:04:13.318 モデレーターを務めるよう言われました 00:04:13.318 --> 00:04:17.996 その日のテーマは「有望な人材に どのような資質を求めるか」でした 00:04:18.116 --> 00:04:20.975 彼らが言ったことを要約しますので 00:04:20.975 --> 00:04:24.515 先程お話ししたリーダーシップの3つの 要素のことを考えてみてください NOTE Paragraph 00:04:24.515 --> 00:04:29.525 彼らは「私達は賢明で一生懸命働き 00:04:29.525 --> 00:04:34.505 仕事に専心し 信用のできる柔軟な人材を 求めます」と言いました 00:04:34.505 --> 00:04:37.849 これらはどのリーダーシップの要素に 関連していますか? 00:04:37.849 --> 00:04:40.513 あなたが持つ素晴らしさです NOTE Paragraph 00:04:40.523 --> 00:04:42.488 さらに彼らはこう言いました 00:04:42.748 --> 00:04:45.388 「顧客と良い関係を築き 00:04:45.388 --> 00:04:47.884 自分のチームを活気づけ 00:04:47.884 --> 00:04:49.928 効果的な交渉ができ 00:04:49.928 --> 00:04:52.557 衝突や対立に上手く対処することのできる 00:04:52.557 --> 00:04:54.537 総合的に優れたコミュニケーターであることを望みます 00:04:56.517 --> 00:04:58.499 これはどのリーダーシップの要素に 当てはまるでしょう? 00:04:58.699 --> 00:05:01.709 他者の素晴らしいところを引き出すことです NOTE Paragraph 00:05:01.709 --> 00:05:03.768 そこで皆さんの発言はほぼ終了しました 00:05:03.768 --> 00:05:06.976 ですので 私は 「それでは あなた方の企業を理解し 00:05:06.976 --> 00:05:09.131 それがどの方向へ向かっているのか 00:05:09.131 --> 00:05:12.751 また その目標へ達するために必要な 彼らの役割とは何なのかを 00:05:12.751 --> 00:05:14.321 理解している人はどうですか― 00:05:14.321 --> 00:05:16.291 そして 外部環境をふまえて 00:05:16.291 --> 00:05:19.177 リスクと機会を見出し 00:05:19.177 --> 00:05:24.275 戦略を立てまたは戦略的アドバイスが できる人はどうでしょう 00:05:24.835 --> 00:05:29.401 またあなたの企業の財務諸表を読むことができ 00:05:29.747 --> 00:05:32.205 財務データにある背景を理解した上で 00:05:32.205 --> 00:05:38.041 適切な対応やアドバイスをすることの できる人はどうでしょう」と尋ねました 00:05:38.041 --> 00:05:40.059 彼らは満場一致で NOTE Paragraph 00:05:40.059 --> 00:05:42.501 「それは当たり前のことだ」と言ったのです NOTE Paragraph 00:05:42.501 --> 00:05:46.496 私は150人の女性の聴衆の方を向き尋ねました 00:05:46.496 --> 00:05:50.641 「あなた方のうち何人の方が 昇進する機会を得るには 00:05:50.641 --> 00:05:55.290 ビジネス、戦略、財務における見識が要されていること 00:05:56.620 --> 00:05:58.953 そして前述したその他すべての大事なことは 00:05:58.956 --> 00:06:03.626 人材プールで 他者と差をつけるのに 重要なことだと聞いたことがあるでしょうか」 00:06:03.626 --> 00:06:05.790 手を挙げた女性はたった3人でした 00:06:05.790 --> 00:06:10.486 私はこの質問を 5年前から 世界中の女性にしてきましたが 00:06:10.486 --> 00:06:15.226 このようなアドバイスを聞いたことがない 女性の割合は大して変わっていません NOTE Paragraph 00:06:15.346 --> 00:06:17.456 これで問題は明らかですね 00:06:17.456 --> 00:06:19.198 でも一体なぜなのでしょう 00:06:19.318 --> 00:06:22.349 女性に与えられる 昇進に関するアドバイスの中で 00:06:22.349 --> 00:06:26.743 この失われた33%があるのには 主に3つの理由があります 00:06:26.893 --> 00:06:31.469 1つ目は 企業が女性社員に 私達が40年以上聞いてきた 00:06:31.469 --> 00:06:35.116 従来のアドバイスを提供するとき 00:06:35.466 --> 00:06:39.451 ビジネス、戦略、財務の見識に関する 00:06:39.451 --> 00:06:42.977 アドバイスは著しく欠如しています 00:06:42.977 --> 00:06:46.783 ほとんどのアドバイスは もっと自己主張をすること 00:06:46.783 --> 00:06:50.916 自信を持つこと 自己ブランドを開発するなど 00:06:50.916 --> 00:06:54.678 トーニャさんが長年かけて培ってきたような 個人的な行動や 00:06:54.678 --> 00:06:58.072 自己アピールの方法や メンターの活用 00:06:58.072 --> 00:07:02.362 人脈を広げるなど 他者と共に働くことに関する アドバイスに重点を置き 00:07:02.362 --> 00:07:06.212 実質上 ビジネス、戦略、財務の 見識に関することは 00:07:06.212 --> 00:07:08.732 一切言及されませんでした 00:07:09.390 --> 00:07:11.300 これは 今まで与えられてきたアドバイスが 00:07:11.310 --> 00:07:13.514 重要ではなかったと言っているのではありません 00:07:13.514 --> 00:07:15.535 それらのアドバイスは 00:07:15.535 --> 00:07:19.172 キャリアを積み始めてから 中間管理職に昇進するのに 00:07:19.172 --> 00:07:23.020 必要不可欠なアドバイスですが 00:07:23.190 --> 00:07:26.216 中間管理職のうち半数を占める女性を 00:07:26.216 --> 00:07:29.752 経営幹部の職務に押し上げるための 00:07:29.752 --> 00:07:32.164 アドバイスではありません 00:07:32.364 --> 00:07:35.520 ですので 40年に渡り女性に与えられてきた 従来のアドバイスは 00:07:35.530 --> 00:07:39.794 最高管理職への昇進における 男女の格差を縮めておらず 00:07:39.794 --> 00:07:41.938 この先も縮めることはないでしょう NOTE Paragraph 00:07:42.018 --> 00:07:44.106 そして2つ目の理由は 00:07:44.106 --> 00:07:48.042 トーニャさんが言っていた優れた業績評価や 00:07:48.042 --> 00:07:51.998 チームメイトからの素晴らしいフィードバック 00:07:51.998 --> 00:07:58.044 可能な限りのマネジメント講座を 受講することなどに関連します 00:07:58.288 --> 00:08:02.014 皆さんは 当然彼女は企業の能力開発制度や 00:08:02.014 --> 00:08:04.668 業績管理制度を通じて 00:08:04.668 --> 00:08:10.386 どれだけビジネス、戦略、財務における 見識を養うことが大事かということを 00:08:10.386 --> 00:08:13.336 知らされていることだろうと思うでしょうが 00:08:13.516 --> 00:08:17.496 しかしここでもまた その緑のボックスの割合は とても小さいのです 00:08:17.946 --> 00:08:19.288 平均して 00:08:19.438 --> 00:08:24.664 私が働いた企業の人材および業績管理制度では 00:08:24.664 --> 00:08:27.480 ビジネス、戦略、財務の見識よりも 00:08:27.480 --> 00:08:30.710 緑のボックス以外の2つのリーダーシップの要素に 00:08:30.710 --> 00:08:34.556 重点を置く方が 3対1の割合で上回っています 00:08:34.556 --> 00:08:38.072 こういうわけで 典型的な人材および業績管理制度は 00:08:38.072 --> 00:08:41.882 最高経営層で見られる男女格差を今まで 埋めることはできませんでしたし 00:08:41.882 --> 00:08:43.666 これからも埋めることはできないのです NOTE Paragraph 00:08:43.666 --> 00:08:46.163 さて トーニャさんは メンターに指導を受けていると 00:08:46.163 --> 00:08:47.839 言っていましたが 00:08:47.849 --> 00:08:50.519 これはとても重要なことです 00:08:50.519 --> 00:08:53.465 もし企業や人材・業績管理制度が 00:08:53.465 --> 00:08:57.679 一般的にどの社員にも ビジネス、戦略、財務の見識の重要性を 00:08:57.679 --> 00:09:00.235 伝えていないのであれば 00:09:00.235 --> 00:09:03.867 男性社員はどのようにして最高経営層に 就くに至るのでしょうか 00:09:03.867 --> 00:09:05.191 主に2通りの方法があります 00:09:05.191 --> 00:09:09.024 1つは経営層に携わる仕事を 任せられることにより 00:09:09.034 --> 00:09:11.758 2つ目は非公式のメンタリングで 人材育成の指導を受けたり 00:09:11.758 --> 00:09:14.204 スポンサーにより最高経営層に就くのです NOTE Paragraph 00:09:14.204 --> 00:09:17.762 それでは女性のメンタリングに関する 経験はどういったものなのでしょう? 00:09:17.806 --> 00:09:22.532 最近 私が一緒に仕事をした ある経営幹部からの 次のコメントが 00:09:22.532 --> 00:09:24.562 その経験を物語っています 00:09:24.672 --> 00:09:28.382 彼は昨年 男女二人のプロテジェー弟子を 00:09:28.382 --> 00:09:31.386 支援・指導したことをとても誇りに思っていました 00:09:31.386 --> 00:09:35.236 そして彼は「私はその女性に対しては 自信を持つよう指導し 00:09:35.236 --> 00:09:37.998 男性に対してはビジネスについて 学ぶよう指導しましたが 00:09:37.998 --> 00:09:40.952 二人を少しでも違うように扱っていた とは思ってもいませんでした」と言ったのです 00:09:40.952 --> 00:09:43.436 彼は このことに関してとても正直でした NOTE Paragraph 00:09:43.696 --> 00:09:45.840 これが何を意味するかというと 00:09:45.840 --> 00:09:48.354 私達が男女どちらのマネージャーであろうとも 00:09:48.354 --> 00:09:51.194 リーダーシップをとる職務においては 男女に対して 00:09:51.194 --> 00:09:53.244 異なる固定観念があり 00:09:53.244 --> 00:09:55.586 これらの固定観念を無意識のうちに持っているため 00:09:55.586 --> 00:09:58.924 最高経営層での男女の格差を 縮めることができないのです 00:09:58.924 --> 00:10:02.800 それでは どのようにしてこの失われた 33パーセントという考え方を使い 00:10:02.800 --> 00:10:04.603 行動に移していけばいいのでしょう? 00:10:06.406 --> 00:10:08.210 女性にとって 答えは明らかです 00:10:08.280 --> 00:10:12.922 私達は 自分達の企業のことを理解し それらがどの方向へ向かっているのか 00:10:12.922 --> 00:10:18.260 また 自らに課された役割を理解していることを示す スキルを磨き 実証することに 00:10:18.260 --> 00:10:21.478 さらに重点的に取り組まなくてはなりません 00:10:21.478 --> 00:10:24.940 それが女性を中間管理職から最高経営層へ 00:10:24.940 --> 00:10:28.508 昇進させる突破口となるのです 00:10:28.508 --> 00:10:31.544 しかしそうするために あなたが中間管理職である 必要はありません 00:10:31.544 --> 00:10:39.069 バイオ企業勤務の ある若手の女性科学者が 失われた33%に関する洞察力を生かし 00:10:39.069 --> 00:10:44.574 財務上の影響データを用いて 担当プロジェクトの報告をしたところ 00:10:44.574 --> 00:10:48.559 その場にいた経営幹部から 非常に高い評価をもらいました NOTE Paragraph 00:10:49.665 --> 00:10:54.071 ただ すべての責任を 女性だけに負わせたくありませんし 00:10:54.071 --> 00:10:58.309 そうすることは賢明ではありません 00:10:58.309 --> 00:11:03.900 その理由は 経営幹部は 企業が 戦略的財政目標を達成するには 00:11:03.975 --> 00:11:07.945 全社員を同じ方向に向かわせなければならないと 理解しているからです 00:11:07.955 --> 00:11:10.035 言い換えれば ビジネス用語で言うと 00:11:10.045 --> 00:11:13.705 戦略的提携がなくてはならないということです 00:11:13.965 --> 00:11:17.300 経営幹部はこのことを良く理解していますが 00:11:17.300 --> 00:11:19.644 米全国産業審議会によると 00:11:19.644 --> 00:11:26.008 未だにたった37%の企業だけが その戦略的提携が整っていると信じているので 00:11:26.008 --> 00:11:33.764 残りの63%の戦略的財務目標の達成は 疑わしい状況です 00:11:33.974 --> 00:11:37.245 私が先程お話ししたことで 00:11:37.245 --> 00:11:41.705 最高経営層へ昇進するには企業を理解し それがどの方向へ向かっているのか 00:11:41.705 --> 00:11:44.263 そしてそれらの目標を達するのに必要な自分の役割を 00:11:44.263 --> 00:11:47.461 理解することに重点的に取り組むべきということを 00:11:47.461 --> 00:11:51.615 中間管理職の50%の人が 聞いたことがないことを考えてみると 00:11:51.615 --> 00:11:57.339 戦略的提携に自信を持つ経営幹部の割合が そんなに少ないのも驚くことではありません 00:11:57.339 --> 00:12:01.965 ですから 他の人達がこの戦略的提携の 役割を担っているのです 00:12:01.965 --> 00:12:06.039 取締役たちは 年に一度 事業継承に関して論議をするとき 00:12:06.039 --> 00:12:11.581 経営幹部に男性層と釣り合いの取れた割合で 女性層が含まれていることを 00:12:11.581 --> 00:12:13.952 期待することが重要です 00:12:13.952 --> 00:12:17.653 なぜでしょう? もし彼らがその考えを持っていなければ 00:12:17.653 --> 00:12:21.927 その企業は可能な限りの 戦略的連携がとれていないという 00:12:21.927 --> 00:12:23.563 危険信号になりかねないからです 00:12:23.563 --> 00:12:27.551 最高経営責任者もまた この釣り合いのとれた 男女層の割合の実現を 00:12:27.551 --> 00:12:28.797 期待することが重要なのです 00:12:28.797 --> 00:12:32.943 もし誰かが「彼女はビジネスにおいて経験不足だ」 と言うならば 00:12:32.943 --> 00:12:35.837 「それに関して 何をするべきでしょう」 と質問してください 00:12:35.967 --> 00:12:40.931 人事担当役員は 前述の 失われた33%の考え方が 00:12:40.931 --> 00:12:44.457 適切に強調して伝えられていることを 確認することが大事であり 00:12:44.457 --> 00:12:47.370 管理職に就く男性および女性社員は 00:12:47.370 --> 00:12:50.803 キャリアと出世において私達が持っている 男女に対する見解を調べ 00:12:50.803 --> 00:12:55.797 皆にとって公平な競争の場を作り上げていることを 確認することが大事なのです NOTE Paragraph 00:12:55.957 --> 00:13:00.132 それでは 最後にトーニャさんの最近のお話で 締めくくらせていただきます 00:13:00.132 --> 00:13:02.622 彼女が2ヶ月前 私にメールで報告してくれたことですが 00:13:02.622 --> 00:13:06.142 新しいポジションの選考面接を 受けたとのことでした 00:13:06.142 --> 00:13:09.063 面接中 面接官は彼女が持つビジネスおよび 00:13:09.063 --> 00:13:11.501 その業界に関する戦略的見識を追求し 審査しました 00:13:11.501 --> 00:13:18.029 そして現在 最高情報責任者に直属する 新しいポジションに就いていることを 00:13:18.029 --> 00:13:20.751 こうして報告できるのが とても嬉しいと言っていました 00:13:21.021 --> 00:13:23.425 皆さんの中には この失われた33%について知って 00:13:23.425 --> 00:13:26.711 行動を起こすことができる方も いらっしゃるでしょう 00:13:26.711 --> 00:13:28.943 そして 皆さんにとってこのことは 00:13:28.943 --> 00:13:31.433 組織がより効率的になり 00:13:31.433 --> 00:13:33.783 女性が昇進できるキャリアを築き 00:13:33.783 --> 00:13:37.208 最高経営層における男女の格差を 縮める上で 00:13:37.208 --> 00:13:40.702 広める価値のあるアイデアだと思って いただけるよう願っています NOTE Paragraph 00:13:40.702 --> 00:13:42.046 有難うございました NOTE Paragraph 00:13:42.046 --> 00:13:43.730 (拍手)